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01.ソートフィルト大陸の祝福

ソートフィルト大陸諸国の首都シリカリン


港町のシリカリンは、大陸と大陸をつなぐシルクロードといえる。他の帝国や公国から商人たちが訪ねてきて、他種族との交流も他大陸に比べて高い。 おかげで、市場はいつも騒々しく、エルフ、ドワフ、ひそかに人間の姿になって人間の文化を楽しむドラゴンなど、シリカリンは様々な種族とのつながりも深い。 だからソートフィルト帝国の民たちは裕福に暮らせた。その分、いろいろな文物や珍しい物などが一目で見られた。 民は裕福に暮らし、土地は肥沃で、毎年農業をすれば豊作だった。 しかし、このような、裕福な生活が始まったのはわずか10年前だった。今のシリカリンとは比べ物にならないほど、きりがなく続く自然災害や旱魃,数十年も続いた戦争に、ソートフィルトの民たちは、飢えや貧困に苦しみながらほかの大陸に避難したり、ただこのうんざりする暮らしから解放されることを祈った。

ソートフィルト大陸の新しい王エノク·プランス·ソートフィルトは民の苦しみを一時でも減らしてあげられるように主神サフキュエルの神殿に毎日のように祈りをあげ、最高司祭は自分たちが信じる神の信託だけを待っていた。もう、3年間祈りをあげているが、何の信託も受けることができない。自分が信じる神に対する信仰心が搖れる途端、一筋の聖なる光が空から神殿の中央に立てられているサフキュエルの彫刻像に照らされ,正体不明の男の姿が陰影に垂れこめていた。やがて彼の声が荘厳に響いた。


「我の名前は、主神サフキュエル、この世のすべてを創造し、そしてすべてを破壊することも出来る、偉大な存在、お前らの長年の願いを叶えるために、自ら降臨した。」


彼らの主体が彼らを救うためにここに降臨したことを信じられなかった。今年80歳を超えた最高司祭は全身を震わせながら席でとん挫し、両手を合わせた。


「おお!!!、偉大な主神サフキュエル様!私たちを救援して下さるために直接降臨してくださるなんて、私の長年の夢が叶えました。このセバスチャンもう死んでも未練はありませぬ。」


鼻水、涙を絞りながら泣いている最高司祭を見て、シリカリンの王、エノクの表情はしかめてた。 天から現れた男と最高司祭を交互に見て、 エノクもひざまずき、ひとまず神サフキュエルに礼を表した。


「主神、サフキュエル様。私はここシリカリンの王、エノク・プランス・ソートフィルトです。ご存知のように私たち大陸はダイニアス大陸との戦争と長い日照りで川は乾いて飲み水もありません。多くの民たちは貧しい生活が続いています。 どうか、サフキュエル様の祝福で雨を降らしてください。」


そう言ってから頭を地面に釘付けにしたまま切実に祈るエノクにサフキュエルは答えた。


「よし、この偉大で、美しく、高貴で、そして、神様の中で最高で、権威のあるサフキュエルが愚かな奴に神聖な祝福をおくだろうと、ここのソートフィルト大陸はどの大陸よりも強い富と名声、そして民たちの豊かな生を約束しよう。王は頭を上げろ」


手前味噌があまりにも深刻な自称「主神」の言葉に詐欺師ではないかと思ったが、落ち着いてごくりと唾を飲んだ後、サフキュエルの話どおり頭をあげて彼を見た。

正直、神かどうかも分からないが、言われたとおりにした。 王とは言うものの彼は神の前では小さくて不器量な人間だったので、神の前にいるだけでも格が違う圧倒的で敬意的な力の前で屈服するしかなかった。サフキュエルは嘲笑するように笑った。


「この地のすべての人々は祝福を受けることになるだろう。 今日以後、今まで苦しんできたあらゆる悲しみと苦しみは消え、あなたが一番望んでいたことも生ずるだろう。それは即ち、我の祝福にもつながるだろう、さあ、ソートフィルトの王よ! 君の子供が生まれるのを期待する。」


そう言ってサフキュエルは彼らの前で跡一つ残さず姿が消えていた。

呆然とその場にあったエノクと最高司祭は互いを眺め、急いで席に立て、抱き合った。 エノクは最高司祭の涙と鼻水が服に埋めたが気にしなかった。 民間にこの事実が大々的に知られ、ソートフィルト大陸はお祭りムードに変わった。 エノクも城で自分が戻ることだけを待つ妻ソフィアにも、この知らせを伝えるために神殿を出て馬に乗って速かにエメラルド城に走った。 彼は自分の目を疑った10年ぶりの雨だった。甘雨を濡れてながらエメラルド城に到着した。


「ソフィア!!嬉しいことがあるよ。」

「エノク、いらっしゃい、信託の事なら私ももう分かっています。嬉しい知らせならそれ以外にもまだ一つあります。」

「嬉しい知らせだと?」


城に着いたエノクは、急に自分の妻ソフィアに贈ったサフキュエルに会ったことについて話したかった。

うわさが一波万波に広がって、もうソフィアはすべて知っていた。でも、嬉しい知らせがもう一つあるとは、疑問にソフィアを見ていたエノクは知ってると言ったようにまゆい眼差しでソフィアに言った。


「あなたを苦しめていた便秘が治ったんだね。おめでとう」


格好よいふりをしながらソフィアに言ったが、ソフィアの反応は冷たかった。


「何ですか?便秘って、今イタズラするんですか? 私は便秘は治ったし、妊娠したことをあなたに気づいてもらいたいですが、便秘!? あなたの足の臭いはどうなのか分かりますか?正直に今まで私がいくら我慢して生きてきましたが?!洗って下さい!」

「あ、いや、さっきからお腹をなでていたから、私はあなたがトイレに行きたいと思った。あれ?妊娠?ソフィア!!それ本当?妊娠だなんて…か..神よ… ありがとうございます!!」


エノクは嬉しさのあまり、ソフィアが自分の足の臭いの話は忘れたようだった。 10年ぶりの雨降って貴重な子を得た。

彼は27歳ついに親になった。 そういえば、サフキュエルが自分が一番望んでいたことが叶うと話したんだけど、まさか...ああ..ありがとうございます。 サフキュエル様、エノクは心の中で何十番をサフキュエルに感謝し、子供の性別が何でも丁寧に育てることにした


時間が経ってついに子供が生まれる時期になった。


「何でこんなに生まれまいの?ソフィアは無事かい?」

「陛下、お待ちください。催促しても生まれるわけではございません…」


不安しているエノクに侍女は静かに諭した、もう差し込みが来てから3時間目侍女も不安になってきた。 しばらく部屋の中では、大きな赤ん坊の泣き声が聞こえ、エノクと侍女は涙ぐみながらドアを開け、部屋の中へ入った。


「おぎゃあ!おぎゃあ!!」

「可愛い姫様が生まれました!」

「さあ、陛下、ご覧ください。」


自分の懐の中にぐずぐずしている赤ん坊を見て、エノクは感動が込み上げた。


「子よ、あなたの名前はロザリア...ロザリア・ プランス・ソートフィルト、ソートフィルト大陸の希望であり、サフキュエル様の祝福がいつも一緒にいるように」


そう生まれたのが私の話だ。 創造主の話ように私は13年前王女になった。

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