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04. 大臣の反逆

赤く燃える城、煙たい煙人々の悲鳴、丸で地獄のようだった。 夢なら破りたいし現実なら信じたくなかった。 なぜ?どうして?よりによってこんなことが自分に起こったんだろう? どこからまちがってるのかな...?ひたすらぼうと城が燃えるのを見た。宴会が終わって眠りについた私は、明け方に目が覚めた。何かが火に燃えているような臭いがして私を起こし、誰かの差し迫った「火事だ!!!!!」という声とともに乳母が私を連れて城の外に避難した。


「王女様、ご無事で何よりです!」

「乳母、何があったの?今何の状況なの...?」


状況判断の立たない私が磨いて、乳母の小売のすそを握った。 乳母は私の顔を見てためらうようだった。


「実は、ヴィクトル大臣が反逆を起こしました。」

「反逆?反逆だと?いったい、なぜ?父上はどこにいらっしゃろの?」

「陛下は今、兵士を連れて、反乱軍の制圧をしています。王女様を無事に外に避難させなさいという命令を受けました。」


全身が震えてきた。足に力が入れなくて立っていることもできなかった。頭の中はいろいろな考えでからんでいた。いつからヴィクトル大臣は反逆を計画していたのか、なぜこんな羽目になるとは思わなかったのかヴィクトルが持っている反乱軍はどのぐらいで、私達の味方はいくつ残っているのか? 私の周りには父上の護衛士が用意された。女性や幼い使用員たちは裏門に避難させ、大まかな状況下では、ヴィクトルは非常に古くから望むことを図り、臣下の大半がヴィクトルと手を結び、顕著にエノク王の軍事数が少なかった。 つめを噛んだ。悩んでみたところで、すでに反逆は起きており、制圧するには少しでも多くの人員が必要だった。


「私は大丈夫なので、あなたたちは父上の護衛を頼みます。」

「王女殿下、申し上げございますが、その命令を受け取ることができません。私たちは陛下から王女殿下を無事に避難させなさいという命令を受け、命を尽くして王女殿下を守ります。」


騎士団の団長、ガルゴリスは王女の命令を拒否した。自分はただ、エノク王に忠誠を捧げた者、エノク王の命令は絶対的だった。 ロザリアの気持ちは理解できるが、エノク王がそれほど簡単に崩れる人ではなかった。 それはエノク王はソートフィルト帝国でも名の言う剣術を持ったソドマスターだったからこそ、自分は主君を信じた。もし、エノク王が反乱軍に制圧され命が危ないとき、この国を引き継ぐのは直系のロザリア王女だけだった。王女はそれを知らないほど愚かではないと思った。 ロザリアは爪が肌を突き刺すほどにこぶしを握って決断した。


「わかりました。今から私たちは、ここから離れた西の森に向かいます。」

「......その命令、承りました。」


ガルゴリスの判断は正確だった。まだ幼いといえるが、王女は冷徹な判断をした。 しかし、意外な言葉に騎士たちと乳母には驚かされた。 西の森なんて...そこは今まで誰も入っていない未知の森だった。うわさでは魔界とつながっていて、魔物と魔族が住んでいると言った。確かにそんな所ならどんなにヴィクトル大臣でもまさか、幼い王女を連れてそんな危険な場所に逃げるとは想像できないだろう。 ヴィクトル大臣に捕まえられて、死ぬところには魔族が住むという森に入った方が良いと考えたのか、無謀であるのか、それとも幼い子の考えから出たのかは分からないが、王女の判断を信じてみたかった。

王女と乳母が馬に乗って、護衛の騎士がその後を追った。 いつついてきたのか、わたしたちについて反乱軍が付きまとう。矢が私たちに向かって飛んできて1人の騎士の馬に刺した。馬の方向を変えて、ガルゴリスは剣を抜いた。彼について騎士たちも反乱軍に向かって突進した。


「王女様を連れて遠く逃げなさい! 私の今まで言わなかったが、実はあなたのことを愛していたの!!」


後ろを振り返り、乳母に向かって自分の心を伝えた。この状況で、乳母に告白するガルゴリスの行動に敵も味方も共に驚愕した。 あの素直でやぼったい形をしたガルゴリス騎士団長が片思いしている女が私の乳母だったというから、相次ぐ衝撃で頭が熱くなった。 それは、乳母も同じなのか、冷たい表情で、早く馬を連れて、ガルゴリスと反乱軍を離れた。 ああ、かわいそうなガルゴリス団長最初で最後の告白したが無残に消えてしまった。

ガルゴリスは目の前で小さな点になっていく王女と乳母の乗った馬を見た。


「最後で自分の気持ちを伝えたから、後悔はない。」

「えぇっ!何だか知らないけどカップルは反対だ!気持ち悪いから殺すぞ!! アイスアロー!! アイスアローは、氷を利用して矢のように作って敵の心臓を正確に刺すサークル3の高難易度の魔法だ!おとなしく死ね!」

「ウッ...おれがやられるとは...ああ...無事に…」


反乱軍の中で、魔法使いがいたのか、ガルゴリスにアイスアローを試戦し、反抗もできずに、ガルゴリスはそのまま死んでしまった。 反乱軍は再び王女を追いた。 遠くから馬が走る音と小さな反乱軍の声が聞こえた。


「探したぞ~~!!!王女は殺してもいいとヴィクトル国王陛下が命じされた!」


ヴィクトル国王陛下...はあ...いつのまにかヴィクトルは大臣ではなく国王陛下になっていた。乳母は走っていた馬を止めて馬から降りた。


「乳母?何をしているの?早く乗って!」

「いいえ、私は行きません。王女様、一人行くのがもっと早いと思います。大丈夫です。私は魔法が使えるだから」


いつの間に乳母の体から光が出て、頭から靴下まで私とそっくりの姿に変身した。 知っていた。乳母は変身魔法を使ってこんな状況になったら備えていたことを...


「いやだ···いやなんだ。お願い、私を一人でしないで…私のそばに誰もいないなんて…私一人で逃げても何もできないんだ。」


乳母は何も言わず、馬を強く打った後、私を一人で送り付けてしまった。後ろから私の姿に変わった乳母が矢で刺され、乳母の最後を見た後に、私は皆と別れて、王女としての人生で初めてい独りぼっちになった。涙のせいで視野が曇った。止めどもなく流れる涙は自分自身に対する弱さと悔しさから出る涙なのか、それとも来ない彼らの結末がどうなのか知っているからか、絶え間なく馬に乗って走る途中馬が前足を上げて暴れた。私は馬から転げ、馬が暴れた理由は、馬の前に大きい穴があったからだ。 私は、底も見えない真っ黒な穴に落ちた。 奈落の果てに、もしかしたら私も同じ結末を迎えるかも知れない。 静かに目を閉じて最期を待っていた。


「ふぅーんやっと面白くなるね」

「なぜ、うそをついてあの女を連れてきたの?」


青く輝く緑色の瞳を持つ創造主が目を見開いように笑って、水晶玉で王女を見守っていた。 創造主のそばには肩ぐらいまで届く黒い髪、血のように赤い目を持った男が立っていた。男の質問にも創造主はものともせず、ロザリアが創造主の彫刻像に落書きをしていたことも、反逆が起こられて追われることも、全てを映画鑑賞するように楽しんでいた。


「うそ…?[どうして連れてきたの]って?面白いからでしょう! 今もこんなに我を楽しくしてくれるのに、ペルビオス君は魔神だという者が面白くしくないの?」

「面白くないし、お前のそのくだらないいたずらに付き合ってくれるくらい、俺は暇じゃない。あの女は元々死んでもいないし、進学の試験にも落ちないんだろ。そもそもお前が俺を押してなかったら、俺たちと、いや、お前とかかわる事もなかったのに、本当にお前は気の毒だ。」

「ペルビオス君、我うそはつかなかったよ。もしあの子が王女に生まれ変わることを拒否して、元の人生で生きて行ったら幸せだったのかな?違います!なぜなのか分かるかい?それは我が言ったとおりに三流大学とブラック企業に行って哀れな人生を送るようになるから。じゃ、我はうそをつけなくただそれを現実に作るだけだ。試験に合格するのは我に会う前だから、我のためにこれぐらいは我慢しなければならないんじゃないの?」

「正気じゃない奴、 俺は知らないから勝手にして、お前と話せば頭が痛い」


ペルビオスはサフキュエルと対話が成立できないことに気づいた。場所を離れて 消えて行くペルビオスを理解できないという表情で首を横に振り,水晶玉からは穴の下に落ちるロザリアを映した。それを見てつぶやいた。


「これからも我を楽しませてくれ、可愛い王女様。」

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