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最初の戦い 後編

小判猫が害魔を呼び出したことで、害魔は僕とは反対にいる小判猫を攻撃し始めた。

「くそっ、弱点なんてどこにあるんだよ。」

必死に害魔の全身に視線を走らせるが見当たらない。

「どこにも見当たらないよ!」

「そんなわけないわ!よう探せ!」

猫の方を見るとずっと攻撃を避け続けてる。早く探さないと。

「っく、ほんとにどこにもない。」

僕が再び弱点を探すために視線を戻そうとした時猫が叫んだ。

「あっ、すまん!腹側にあったわ!」

「そりゃ見つかるわけない!」

「そっちに引き寄せるから頼むで!」

「いや無理でしょ!」

僕の制止も聞かずに猫は害魔を連れてこっちに向かってくる。僕は腹を括った。

「やるしかないか。弱点はどこにあった!?」

「腹のおへそ辺りや!」

「了解!」

お腹辺りを見るとおへそ辺りに鳥居のようなマークを見つけた。

「あれか……。」

「ほな頼むで!」

そうしている間に猫が僕の横を過ぎ去り害魔が僕の目の前まで迫ってきた。震えが止まらない。

「うわあああ!」

僕は鳥居のマークに向かって、錫杖を思いきり突き刺して、後ろに飛びずさった。

「どうだ!」

「どうや!」

横に来た猫と様子を見ていると、刺された瞬間から動かなかった害魔の体が岩のように崩れていった。

「終わったのかな・・・。」

「終わりや!ようやったでタイチ!」

安心した瞬間、急に目の前が暗くなってきた。

「よかった、錫杖を拾わな・・・きゃ・・・。」

「タイチ!?」


――目を覚ますと、自分の家のベッドで寝ていた。外は明るく、部屋に入ってくる光の加減で昼近いことがわかった。

「…あれ?なんでベッドで寝てるんだろ。」

もしかしたらあの出来事は夢だったのかもしれないと考えていると、ベッドの下で例の猫が寝ていることに気が付いた。

「…やっぱり夢じゃなかったのか。おーい起きろー」

声をかけると猫は眠そうな顔で立ち上がり、体を伸ばした。

「そうしてると、ちゃんと猫だね」

「失礼なやつやな。わしはちゃんと猫じゃ」

「君が家まで運んでくれたの?」

「そうや、感謝せえよ」

こんな小さい体でどうやって運んだのだろうか。

「え、でもどうやって――」

「ま、まあとにかくや、最後にタイチが気絶したが、これで1件目は片付いたな。」

1件目と聞いて僕は最悪な想像をした。

「まさか…、これからも僕たちで害魔を倒して回るの?」

「当たり前やろ!わしらが全国の神社を救うんや!」

「ええええ!でも僕には大学が――」

「そんなもん後や後!これから全国回るでぇ!」

僕はもう呆れて反論する気もなくした。

「じゃあ呼び名がないのは不便だからコバンって呼んでいい?」

「その名前ええな!それで呼んでくれ!」

「はいはい、朝ごはん食べるけどコバンもご飯食べる?」

「おう!」

これから、コバンと協力者の僕が全国を旅する物語が始まっていく。


僕は猫の協力者。 終わり


僕は猫の協力者。をお読みいただきありがとうございます。

初めて小説を書いたので至らない点も多々あったかと思いますが、これからも小説を書き続けてると思うので、他の作品も見ていただければ嬉しいです!

またこの物語が書きたくなったら書くと思います!

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