Episode1 おかしな2人
脚本→プロデューサー
著者→創立者
どうも、山田最烏阻です。
私は今日、いとこの家に訪れています。
幼稚園生ぶりにいとこと会うので、楽しみにしていたのですがー。
「あのー?奴苦背ちゃん?」
「入ってこないで」
「はい…」
「あ、あの育くんはいつ帰ってきますか?」
「知らない。あんなキモイのほっとけば?」
「えっ…」
ガチャ
「あ!育くん久しぶり!覚えてる?私いとこの最烏阻だよ!」
「カミダワクンカミダワクンかっこいいよおおお!」
「えっちょっと無視しないでよー!」
「育くんおーい!おーいおーい」
「おれい!?」
「え?育くん私のこと覚えてる?山田最烏阻だよ」
「おれい?きゃあああ神田和くんを下の名前で呼んじゃったァァァ!!!」
「さっきから何ぼそぼそ言ってるの?」
「神田和君いや神田和様…」
「ちょっと部屋入らないで!鍵もかけないで!」
「全く兄妹二人とも変なの…」
次の日
「育くんおはよう!」
「カミダワクンに会えるかもオオオッ!!」
ダダダダ バタン!
「ちょっと…」
「よし、こうなったら育くんのあとを追いかけて、どうしてあんな風になってしまったのか突き止める!!」
「今すぐ追いかけよう!」
「いた!!なんだかぼそぼそ言ってる…何だろう。もっと近づいてみよう」
「神田和様ああああ大好きです…」
「…かみだわ?大好き…?」
「だって…神田和様は、いつも助けてくれるし神すぎる笑顔で笑いかけてくれるしああああもうおれいさまぁあああん!!」
「…神田和さんは、いつも助けてくれる、笑いかけてくれる…お、おれい?」
「う、うーん。神田和さんという人にお世話になっていてお礼がしたいのかな…?」
「ああああ大好き!!愛してるよ!!」
「え、愛してる?育くんはそのかみだわさんの事が好きなんだ…」
「なるほど…なにか力になりたいな…よし!私かみだわさんという人を探す!!育くんの恋を実らせてあげたい!!」
かみだわさーん!!かみだわさんはいますかー!
「えッ?何ですか?」
「え?あなたかみだわさんですか!?」
「そうデス。」
すっごい美人…!育くんが好きになる人だもん、この人で間違いない!
「あなた、育くん、山田育園沿くんってしってる?」
「え?育くん!?」
「知ってるの!?」
「しってるヨ!!ところであなたは誰?」
「私は育くんのいとこの山田最烏阻です!あなたは?」
「アタシは神田和亜確。で、育くんがどうしたの?」
「あの、どうやら育くんがあなたにお礼をしたいそうなんです!」
「えッ?アタシ育くんに何かしたかな?」
「何かはまだ分からないんです…育くんが何だか、ぼそぼそ神田和さんのこと話してて。聞いてみたら神田和さんに助けて貰っていて、お礼をしたいだとか。」
「へぇー!」
「あと、もしかしてあなたって育くんの彼女ですか…?」
「えッ!?いやいやいやいやいやカノジョジャnaiヨォ!!!!」
「違うんですか?」
「チガウヨ!!なんでそう思ったのサ!!」
「育くんが、神田和さん愛してるとか言ってて。」
「ええええええええええええ!really!?」
「本当です。」
「マジデェ!?嬉しいネ!!」
「神田和さん、もしかして育くんのこと好きなんですか?」
「えええええええっス、スキジャナイヨ。イヤ、いやいやいやいやナンデモナイヨ。」
「絶対好きだ…」
「告白してみればいいじゃないですか。」
「エッ!?」
「多分育くんも神田和さんのこと好きだと思いますし。」
「イヤイヤホントかなァワカンナイシ…」
「大丈夫です!神田和さんなら出来ます!」
「ソウカナァ…」
「大丈夫ですよ!」
「ガンバッテミヨウカナ…」
「神田和さんって実は外国の方ですか…?」
「ハーフなんだヨ!」
「そうなんですね!美しい…」
「thank you! 」