【幕間】カレーパンのレシピ(アレンジ)
久々に幕間
★・☆・★
真っ白い空間に、チャロナが立っている。
「久しぶりに私の登場でーす! 今回は難しい作業が多いので私になりました。悠花さん達はまた別の機会のようです」
パンパンと手を叩くと横にステータス画面のような板が浮かび上がる。
「今回は、スパイスじゃなく。皆さんが作りやすいようにカレールーのレシピで作ります! だから、調味料も本編とは少し違いますよー?」
『サクッと熱々カレーパン』
<材料>
《生地》
卵(コカトリスでなくとも可)
牛乳
砂糖
塩
強力粉
バター(有塩よりは無塩)
イースト(乾燥)
《別途必要》
打ち粉
パン粉(市販でも手作りでも可)
《フィリング》
合い挽き肉(もしくは豚ミンチ)
生姜
にんにく
にんじん
玉ねぎ
トマト(湯むきが面倒ならホールトマト)
すりおろしたりんご(省略可)
油
塩胡椒
中濃ソース
市販のカレールー
「今回は家庭で作りやすい手順にしますので、先にフィリングから作っていきます!」
<作り方>
①<フィリング作り>
トマト以外の野菜はすべてみじん切りに。
「フードプロセッサーでやる場合は粗みじん切りくらいに! 食感を残すのがポイントなので、餃子の具くらいにはしないように注意です!」
②フライパンに油をしき、刻んだにんにくと生姜とひき肉を炒めて火を通す。ある程度肉の色が変わったら、一旦皿に移しておく。
③残った肉の油で、玉ねぎとにんじんを炒めて火を通し、湯むきしたトマト(ホールトマト)を入れます。(りんごを入れる方はここで)
「甘いカレーがお好みでしたら、さらに水煮のコーン缶をプラスしても美味しいですよ。……あ、カイルキア様好きそう」
④トマトを潰しながら炒めて、具に火が通ってきたら調味料を全部入れます。
⑤水分がなくなる程度まで炒めて、味が薄い場合は調味料を足して調整。これをバッドに入れて粗熱を取れば完成。
「本編では、手作りのカレー粉を使ったので仕上げに水溶きの米粉を使いましたが。カレールーにはもともととろみをつける小麦粉などが含まれてますので、ここでは省略。カレー粉の場合は、水で溶いた片栗粉や小麦粉などでとろみをつけてください」
<生地作り>
⑥ナビゲーターが変換したミキサーボウルに、バター以外の材料をすべて投入
→指定のスイッチを入れてミキシング(速度管理はナビゲーターの管轄)
⑦一次発酵の前に、生地の具合を確認
⑧発酵器に変換させたら、付属のボウルに生地を入れて一時間ほど発酵
→温度・湿度管理については⑦と同じく
⑨フィンガーテストを忘れない。指に粉をつけ、第二関節まで生地に指し、空いた穴が、ちょっとだけ小さくなれば大丈夫
⑩軽くガス抜き。分割は生地の量に合わせて、丸く成形したら濡れ布巾をかぶせて30分ほどベンチタイム
もしくは、発酵器に変換させて、冷温状態にさせた庫内に入れて発酵止め(要は寝かせる)
「手ごねの場合は、バター以外の材料を入れてこねてからバターを入れてください! 最初にバターを入れるとまとまりにくいので注意」
<包み方>
「スプーンでも大丈夫ですが、アンベラがあると大変便利です。ネット販売でもそう高くないのでおススメですよ?」
①生地を麺棒で少しずつ円形に伸ばし、計りに乗せて、だいたい40gほどカレーフィリングをアンベラで乗せる。
②包む時の生地の状態は、室温や湿度によって変わるが赤ちゃんほっぺよりもさらに柔らかいタイミングで。(詳しく言うなら、あまり伸び縮みしにくい状態がベスト)
「無理に引っ張ってしまうと、破れの原因になって揚げる時に大変な事になりますから。緩ませておくのは大事です」
③利き手にアンベラ。空いてる手に生地を持ち、軽くフィリングを均してからまんじゅう包みのように生地をとじていく。
④打ち粉を振った台の上で、とじ目を下にしてガス抜きの具合に軽く叩きながら少し平らにしていく。
⑤水、もしくは牛乳のボウルに生地をくぐらせ、パン粉をまぶす。(この時生地の中心を掴みすぎて、くぼませないように)
⑥具材に火が通っているので、170度くらいの油できつね色に揚げれば完成。
「工程は結構ありますが、美味しいカレーパン作りの参考になれば嬉しいです。ただし、夏場はカレーが腐りやすいので管理には注意してください。冷凍する場合は、ジャガイモはあまり入れない方がおススメです」
チャロナの周りがだんだん暗くなっていく。
「あ、この後に鬼まんじゅうのレシピも入ります!」
フィリング以外は、櫛田が毎日作ってるカレーパンを参考に。
揚げるのと生地作り以外は、ですが☆(ゝω・)v