【幕間】ホットサンドのレシピ
作者が……？
★・☆・★
真っ白い空間に、チャロナとマックスが立っている。
と、何故かクリームパンのような、小さな物体が。
『やあやあ、どうもどうも作者です』
「……あんた、とうとうビジュアルまで公開したよーだけど。なーんで、そんなちんまいクリームパンになっているのよ？」
「可愛いー」
『覚えやすいだろうから、と。あ、チャロナ。抱っこするならそっとそっと。崩れやすいから』
「うわーん！ ぷにぷにしてるのにふわふわ！ ちょっと冷たいし、コンビニとかであったもちもちどら焼きに似てるー！」
『ふぇっふぇっふぇっ、ぶぇ!?』
「和んでんのはいーけど、変な声出さないでちょうだい。どんどん本性出てるわよ。今日は、ホットサンドのレシピでしょーが」
「あ、そうだったね？」
チャロナは作者を抱えているので、マックスが代わりに手を叩いてステータス画面を開く。
『ホットサンドメーカーがないご家庭もあるでしょうから、作中にも出したフライパンで出来る方法で作っていきまーす』
『フライパンで出来るホットサンド』
<材料>
食パン(6枚切りサイズ)
バター
マヨネーズ
「ここで注意点でーす。サンドイッチ向きの8枚切りでも可能は可能ですが。その分薄いので、水分の多い具材から水分が滲み出てくる事もあるのでご了承ください」
『作中は、一応一覧に書いた６枚切りサイズのつもりでふ』
「あと、食べ応えあるわよね。厚みがある方が」
《具材》
［ソーセージ］
ソーセージ
玉ねぎ
キャベツ
人参
スライスチーズ
［卵］
スクランブルエッグ
スライスチーズ
［ハムチーズ］
ハム
スライスチーズ
［コロッケ］
コロッケ
レタス
スライスチーズ
ケチャップ
(あれば中濃ソース)
『星の数ほどあるサンドイッチメニューでも、とりあえずこの辺りで。今回は焼き方メインでお教えしますん』
《下準備》
①パンの片面にマヨネーズを薄く伸ばしておく
②耳は切り落とすかどうかは個人の好みで
→切り落とすなら、次回のグラタンスープに使う
③焼く前に、サンドの状態を作っておく
［ソーセージ］
食パン→半分に切ったソーセージ→細く切った野菜適量(好みで黒胡椒を振るのもおススメ)→スライスチーズ→食パン
［卵］
食パン→スクランブルエッグ→スライスチーズ→食パン
［ハムチーズ］
食パン→ハム→スライスチーズ→食パン
［コロッケ］
食パン→レタス→コロッケ→(中濃ソースとケチャップを混ぜたのか、ケチャップだけ)→スライスチーズ→食パン
『ここだけの話。中濃ソースとケチャップを混ぜるとお好み焼きのソースにもなります。おススメ！』
「作者と私の前世の両親の設定を一部共通させているんですが。関西圏なため、愛知出身でもお好み焼きがソウルフード。お◯ふくソースがないときにこれがあるだけでも代用可能なんです」
『むしろ、教わってからはずっとこれ。辛味も調整出来るし甘過ぎない。で、これをコロッケにつければ中濃だけよりもまろやかで美味しいですん』
「あー、もう！ お好み焼き食べたくなったじゃないの！」
「いずれ作ろっか？」
『それはまだまだ先だと思うので〜』
「なんでよ！」
《焼き方》
①フライパンにバターを入れて溶かす
②サンドを入れて、小鍋で押さえながら焼く
③焼き色がついたら、崩さないようにフライ返しで裏返して同じように焼く
④火はどちらの面も弱めの中火で
⑤焼き上がったら、半分に切って皿に乗せる
「鍋じゃなくても、フライ返しで押しつぶさない程度に押さえておくとか」
『トースターでも構いませんが、具材が溢れやすいので注意』
「だもんで、ホットサンドメーカーがあると。具もはみ出ないし、切り込みも入って食べやすいのよね〜」
『ちょっと手間かかるけど、どれも好みによるし。ちなみに、作者の自宅にホットサンドメーカーは現在ない！』
チャロナの手の上でふんぞりかえってるようにポーズ。
当然、マックスにチョップされて若干身体が崩れた。
「偉そうに言うんじゃないわよ。お好み焼きもまだなのってどーゆー事よ！」
「悠花さん顔怖い怖い！」
『だって……米もまだなのに粉物が先はあかんやん』
「( ゜д゜)ハッ! 米と言えば！」
「ってことは、先にカレーライスとか？」
「有りだわ！ さっさとしなさいよん！」
『まだ米自体の話出来とらんのだし、すぐには無理。次は、今日余ったパンの耳でグラタンスープの予定ですん』
「「ばいば〜い！」」
三人の周りがだんだん暗くなっていく。
では、また明日！
