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理不尽小説

1.「季節の変わり目にご注意を」

作者: エータキ

まだ、11月に入ったばかりだ。


クールビズを終えてまもなくだが、記録的寒波によりもうすでにコートを引っ張り出してきた。


「こんな寒かったら12月どうすんだよ」


白い吐息とともに不満がつい漏れた。




ようやく会社に着くと少し安堵した。先日まで冷え切っていた社内が暖かい空気に包まれていたからだ。文明の利器に感謝し、季節が変化するその速度に驚きつつ、コートを脱いだ。すると白いYシャツがすぐ目に入った。


「あ、ジャケット着るの忘れた」




突如としてサイレンが鳴り響き、「社則92条違反者発見。直ちに処罰せよ。」とアナウンスが聞こえてきた。咄嗟に逃げた。が、社則取締役に捕まり、とある部屋に連行された。


「明日は必ずジャケット着てくるから!」


と必死に訴えたが聞く耳を持たれず、何かが部屋に投げ込まれた。


そして、彼は爆死した。

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