しるか!
俺の名前は寝る雄、公立の共学の高校に通う2年生。
毎日毎日、眠気が一日を支配するだらけた奴だよ。
今日もとっても眠いんだ。
朝から授業なんかとっても行きたくないよ。
だけど、行かないと、うるさいんだよ、うちのママゴンが。
ほらほら、階段上がってきたよ、うるさいのがね。
……ガララ〜
「寝る雄、起きなさい!」
「もう朝ですよ」
「zzzz」
「起きなさい!!」
俺はまだまだ寝れるというのに、ママゴンは大声張り上げて
無理やり起こしてくる。
たまんねぇ…。
「はぁ〜〜あ、ふぁ〜〜〜あ」
生あくびを何回もつく俺
何で学校なんか行かないと、いけないんだよ。
高校出ないと、良い大学出ないと、就職できないって〜?
わーーってるよ、そんな事は。
だけど、そんなことが、どうでも良くなるくらい眠いんだよ!
「しゃーない、起きるか…」
俺は大きなため息を一つつくと、だらだらと、パジャマを脱ぎ始める。
いや、パジャマじゃない、そんなメンドクサイものには着替えないよ。
半そで半ズボンで寝てるよいつも…。
半そで半ズボンを脱ぐと、俺は学生服に着替え始める。
着替え終わると、次は洗面所だ。
もうこの辺で、かなりめんどくさくなっている。
その後に控える、食事、ママゴンとの会話、学校までの道のり
糞長い学校の授業。考えるだけで、眩暈が襲ってくるよ。
俺はママゴンとの話しを適当に、左から右に流すと
飯をついばみ、食い終えると、トイレに直行した。
ウンコは一日一回しないとね。
学校いくまでのバスに乗ってる途中で、腹痛何ぞ起こったら
冷や汗を書きながら、早くつけ〜早くつけ〜トイレはまだか〜って
激痛に耐えながら、トイレの想い人になるのは確実だからな。
「ああ、すっきりんこ」
俺は洗面所で石鹸で手を洗ってタオルで拭うと
整髪剤を適当に頭に塗りたくって、頭の真ん中で分ける。
だせ!って思うだろ?
確かにダサいよ。でもさ・今時の流行の髪形なんか俺の眼中にはないのさ。
そんなもんに時間かけるくらいなら、学校休んだ方がましだよ。
休みたいな…。
「行ってきま〜す」
「いってらっしゃ〜い」
俺はママゴンにお別れを言うと、教科書入った重い鞄を右手に持ち
バス停までやって来ると、椅子がないので、その場でウンコ座りをする。
おっせーな、早く来いよバス。
俺待たせるんじゃないよ。ちょっと遅れたら、怒涛のラッシュで俺を置いていくくせに。
待たせる時だけは一人前だよ、やれやれ。
お、きたか。
違うよ、別行きのバスだ…、しかし暑いな…。
コンクリートで出来た地面は、夏の日差しを受けて
朝だというのに、猛烈な熱気を地面から俺に向かって放出してくる。
うっとうしいくらいお喋りなクマゼミが、木の上のほうで安全を確保しながら
ジリジリ泣き喚く。
眠いよ〜、早くバス乗って、机で寝たいよ〜…。




