表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その転移魔法、チートですよ?  作者: 気まぐれ屋さん
2章 屋敷の一日~ギルド移転
47/66

47.サーヴィア、ギルドに入る



前回までのあらすじ。

サーヴィアと皆が仲良くなった。

所持金約1億5627万MA(+貯金3億6800万MA)

――――――――――――――――――――――――



異世界に来て10日目。

王様が報酬をくれるまで、あと7日。

例の施設完成まで、あと996日。


俺の部屋には緑髪エルフのシルフィーンと

桃髪アルラウネのサーヴィアがいる。


サーヴィアの成長が早い。


夜泣きもせずに寝る。

おむつを使わず自分でトイレできる。

離乳食なしで普通に肉や野菜を食っている。


少しくらいは苦労する覚悟があったのに。

全然手間をかけさせてくれないというのも寂しいものだ。


ちなみに病気の心配はエルフ3人が診てくれるらしい。

植物のことなら、下手な専門家よりも、よほど詳しい彼女らに任せろとのこと。



「さーちゃん、これは何?」


「人食いリンゴだよ♪」


「これは?」


「大食い猫又だよ♪」


「良く出来ました!」



シルフィーんが、イラストが描かれたカードを見せて、物当てクイズで遊んでいる。

というか喋れるようになるの早すぎだ。



「ねぇ遊角、この子欲しいんだけど」


「やらんぞ」


「グノームと交換しない?」


「お前、自分の仲間を売るなよ……」



グノームはただ今調理中。

イフリアはバグログで遊んでいるらしい。



「ところで今日の予定はどうするの?」


「特に決めてないが」


「だったらギルドへ行かない?

ギルドカードでさーちゃんの能力を確認して、狩りの練習をさせるの」


「おう、でも狩りなんて出来るのか?」


「あくまで練習よ。

でも野性の勘が鈍らないように、早いに越したことはないわね」


「サーヴィアを町へ連れ出すわけか」



使役魔獣といえど、町中だと討伐対象にされる。


使役魔獣のフリをした魔獣が町に侵入する事件があり、それ以降は使役魔獣は許可なく町に入ることが許されなくなったそうな。


なので使役魔獣は基本的に、町の外で飼うように義務付けられているのだ。


そういう訳なので、サーヴィアを町へ連れて行ったら狙われるだろう。

どうにか出来ないものか。


そうだ。



「相手から敵対されなくなるような

魔道具くださいテレポート」



俺の目の前にドクロマークのヘアピンが現れる。


サーヴィアにつけてあげる。



「ありがとうパパ♪」


「何そのヘアピン、趣味悪っ!」


「うるせぇ。サーヴィアは良い子だな(なでなで)」


「あ~♪」



そろそろ朝食も出来たことだろう。

俺達は広間へ向かう。


朝食は大鬼バチのフライだった。

ハチってエビみたいな味がするんだな。



◇ ◇ ◇ ◇



転移魔法で、ハーレムメンバー全員とともに、ギルド「マニィ信者の憩いの場」にやって来た。


だが掲示板には依頼が1つもない。



『アマンサに、この前「しばらく依頼休みます」って伝えたからだろバグ』


「そのアマンサも、今日は休んでいるみたいだな」


「クエストは、Aランク以上の冒険者か専属の受付が、町役場から貰ってきて貼るんだっけ」


「このギルドには受付がいないですよ。

私達が自分で取りに行く必要があるですよ」


「イクッ! イキますわ!」



エルフ3人は依頼を取りに役場へ行った。



「あいつらが帰ってくるまで、サーヴィアのギルド登録をするか」


「ライレも登録するのじゃ」



転移魔法で消毒済み針と消毒液、ギルドカードを転移させる。



「サーヴィア、このギルドカードに血を」


「ぺっ」



サーヴィアがギルドカードに唾を吐く。

するとギルドカードに文字が浮かんだ。


唾で登録できたのかよ。



――――――――――――――――――――――――

サーヴィア

種族:アルラウネ希少種変異種(0歳)

所属:「マニィ信者の憩いの場」SSSランク

Lv:11

状態異常:【超耐性(解除不能)】

職業:初期冒険者

スキル:【4属性の根】【魅了魔法】

HP 10,677 MP7,982

力1093 頑丈さ2001 素早さ1140 知識939 魔法力2165 器用さ1324

――――――――――――――――――――――――


うん? 数値が高すぎないか?

表示がバグってるのかな?


【超耐性(解除不能)】がついているのは、俺の手を食った影響か?



「ライレも登録できたのじゃ!」




――――――――――――――――――――――――

ローライレ

種族:超古代吸血鬼(3126歳)

所属:「マニィ信者の憩いの場」SSSランク

Lv:173

状態異常:【不老不死化(解除不能)】【超耐性(解除不能)】

職業:初期冒険者

スキル:【水の加護++】

HP 2,853 MP1,640

力439 頑丈さ348 素早さ599 知識386 魔法力401 器用さ472

――――――――――――――――――――――――



ローライレのステータスを見る。

一般冒険者のステータス平均が10くらいなので、強いのがよくわかる。


というか、2人ともSSSランクって。

俺よりランク上なのかよ。



『ギルドカードはランクごとにカードが分かれているバグ。

普通はランクEのギルドカードを受付が渡して、それに登録するんだバグ。

そしてランクを上げたい場合、ギルドに指定金額を渡して、上のランクのギルドカードをもらい、再登録するんだバグ』


「それだと金をたくさん払うほど、たくさんランクが上がるんじゃね?」


『ギルドカードは意思を持つバグ。

そのランクにふさわしくないとギルドカードが判断すれば、上のランクへの再登録は行われないバグ』



なるほど。ランクを上げたい場合はそうやって上げるのか。



「というか、受付嬢がいない場合はどうするんだ?

勝手にカード取ってもいいのか?」


『ギルドカードは各ギルドに厳重に保管されているバグ。

不用心に見える「マニィ信者の憩いの場」も、見えない結界で盗難防止しているバグよ』



そうだったのか。転移魔法で持って来ていたから気付かなかった。



「というか、何でこのギルドは受付がいないんだよ。

そういうことを教えてくれるのは受付嬢の仕事だろうが」


『ギルドマスターが雇うことになっているバグ。

居ないのはアマンサの怠慢だろバグ』


「当人もどっか行ってるから聞きだせないな。

……待てよ? ギルドマスター不在の場合は、ギルドの権限はどうなっているんだ?」


『ギルドのサブマスターが全権限を持つバグ』


「うちのギルドのサブマスターは誰だ?」


『さすがにそんな細かいことは知らないバグ。

ギルドの情報なら、ギルドカードに知りたい情報を開示しろと命令すれば開示されるバグ』


「なるほど。じゃ早速、ギルドの権限情報を開示しろ」



ギルドカードに命じると、カードが光り、情報が記される。


――――――――――――――――――――――――

ギルド権限表示

ギルドマスター:アリッサ(死亡)

ギルドサブマスター:ノーフ(死亡)

現在ギルドマスター代理:アマンサ

現在ギルドサブマスター代理:なし

――――――――――――――――――――――――


うん? ギルドマスターとサブマスターは死亡してるのか。

権限は譲渡されていないのか?



『アマンサが権限譲渡を拒否しているらしいバグ』


「どういうことだ?」


『つまりギルドマスターの死亡を認めていないバグ』


「……現実逃避?」


『本人に聞いてみないと分からないバグ』


「プライベートに踏み込むことになるだろうな。止めとくか」



誰にだって聞かれたくないことくらいある。

無理に個人の事情を詮索するのは失礼というものだ。



「ところで、サブギルドマスターの権限の譲渡は出来るのか?」


『ギルドカードを見るバグ』



ギルドカードに文字が浮かぶ。


――――――――――――――――――――――――

サブギルドマスターの遺言不在のため、ギルド員ならば

誰でも立候補できます。

――――――――――――――――――――――――



ほう。それならアイツに押しつけるか。



「ローライレ、ちょっとサーヴィアの世話を頼む。

テレポート」



俺は、マニィのいる場所へ転移した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ