17.ベーコンエッグ、血は力なり
前回までのあらすじ。
エルフ3人が仲間に加わった。
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エルフの女の子3人は俺と同室を使うことになった。
布団はいいのかと聞くと「必要ないわね」とのこと。
男と一緒の部屋で危機感はないのか聞くと、「遊角のいる場所の方が安全だし守ってくれそうですよ」とのこと。
俺が襲うかもしれないと言ったら「カモンですわ!」とのこと。
赤髪エルフ以外の他の2人は首を振っていた。
他にも色々聞いたが、俺が折れて同室で泊まることになった。
宿にエルフ3人分の追加宿泊料も払い、ただいまの所持金は金貨17枚(170万MA≒170万円くらい)
食事も終わり、一息ついたところで、夜、俺達は今後の活動について会議を始めていた。
「今後のことを考えると、いつくか課題があるな」
『どんな課題バグ?』
黒髪をサイドテールにしている、15歳の少女の見た目の精霊体、俺のスキルのバグログは、課題の内容を質問する。
「その1、スポンサーの確保だ。これには資金源の確保の他に、衣食住の生活の確保も含まれている。
その2、活動方針の決定だ。信者集め、スポンサー集め、クエスト攻略などを効率よく行う必要がある」
「クエスト攻略? 何の話ですよ?」
白い肌のエルフ3人のうち、茶髪のエルフ、グノームがクエストについて聞いてくる。
グノームは15歳くらいの見た目の、美しい茶髪を肩まで伸ばした自信なさげな雰囲気の少女だ。
「少年はどうやら、「マニィ信者の憩いの場」ってギルドを助けたいらしいですわ」
イフリアは23歳くらいの見た目の、燃えるような赤い髪のボンキュッボンなお姉さんだ。
なぜか片手を彼女自身の股間に伸ばしているが、見なかったことにする。
「ギルドって、お金稼ぎができる組合でしょ?いいんじゃないの?」
シルフィーンは12歳くらいの、若葉のような生き生きとした色の緑髪をした、体の起伏がない、ロリコンが喜びそうな見た目の少女だ。
「で、信者集めってのは、「マニィ信者の憩いの場」のギルドメンバー集めってことでしょ?」
「いや、ギルドメンバーは必ずしもマニィ信者である必要はないらしい」
「なによそれ! 意味わかんない!」
「俺にキレられても……」
短気なシルフィーンをなだめつつ、俺は課題について続ける。
「そして最後に課題その3、これが一番大事。
知識の補強だ」
「知識の?」
「補強ですよ?」
2人は首をかしげる。
「ああ、そうだ。図書館で勉強会だ」
この異世界でのルールを、把握をする必要がある。
スキルの獲得方法、能力の上げ方、レベルの上げ方、魔獣について、大陸の地理について、など。
俺がこの異世界で快適に過ごすための情報収集だ。
この2日間、行き当たりばったりでドラゴンも倒して、悪徳商人も投獄して、内心いい気になっていた。
だが魅了魔法を食らったことで、俺の未熟さを思い知る。
もしあれが即死魔法だったら?
考えただけでもぞっとする。
もっと注意深くならなければ、この先生、きのこれないだろう。
なので、しばらくは異世界知識の勉強をすることに決めた。
「ベーコンいわく、知は力なり、ってな」
「ベーコンエッグ、血は力なり?」
「昔の偉い哲学者の残した名言だ」
「そうね。食事は大事だものね」
『……ツッコまないバグよ』
「わたくしにツッコんで欲しいですわ!」
明日は町の図書館へ、4人+1で行くことに決まった。




