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重要語句①

魔殊(マシュ)──見た目は宝玉。色や大きさは様々。中心にひし形のクリスタルが一つずつ、核として埋まっている。魔珠は自然と発生するもので、一概に物質とも生物とも言えない、不思議な存在である。世界の大半は、この魔珠の力によって成り立っている。個々で能力が異なる。


華魔殊(ハナマシュ)──七色に輝き、直径1mほどの大きな魔珠。他の魔珠とは異なり、核とされるクリスタルを五つ有している。世界で一番高い山頂に二つ存在する。五つのクリスタルが花のように形作っていることと、輝きが華やかなことから『華魔珠』と呼ばれるようになった。後に、歴史に名を刻む神々を生むことになる。


*人──『フルール・ミロワール』が誕生した当時の人々は、魔珠とは違い全く能力を持ち合わせていなかった種族だった。ただ現代と同じく、他の生物よりはるかに高い知能を有しているため、世界の文明を築き上げた要である。歴史上、人々は後に魔力を持つ種族とされる。


*魔法・魔力──人々が持つ不思議な能力。各々の訓練次第で魔力のレベルが上がる。元から持ち合わせている潜在能力のようなもので、訓練をしていない者でも、魔力が全く無いわけではない。


*神・女神──世界の危機を救った男女、アリュール(神)とエレノア(女神)のこと。華魔珠から生まれたため、それぞれ圧倒的な魔力を持つ


*神(女神)の写し子──エレノアとアリュールから数え、百代に一人ずつ、『神の血』をそのまま受け継ぐ子が生まれる。外見まで酷似していることから、世間一般的に『写し子』と呼ばれる。しかしアリュールの血を継ぐ男子は、どの家系から誕生するのかランダムであり、二人が兄妹として生まれることは無い。直系の一族から生まれるのは、エレノアの血を継ぐ女子のみである。家系や一族が違えど、それでも必ず二人が一緒になるのは、世界を守るための宿命であるとされる。


*黒百合──別世界に住む、強大な力を持った暗躍者とされている。神々が世界を救うべく立ち向かった相手が"彼女"だと後世に伝えられているが、その真相は未だ明らかになっていない。


*ガーデン──『フルール・ミロワール』唯一の国家政府組織。治安維持や地域支援等、世界中で総合的に活動している。現在セラヴィを最高司令官として、圧倒的な信頼と支持を受けている。


*エデン──『ガーデン』に対する反政府組織。彼らの意図は明かされていないが、噂では魔珠を大量に押収し、その強大な魔力で対抗するためではないか、と言われている…が、真相は不明。エデンの最高司令官も、姿を見せないために顔もわからず、名前が『ジュスィー』ということしか知られていない。


夜光硝花(ヤコウショウカ)──フルール・ミロワールに自生する、ガラスや宝石でできた不思議な花。名前の通り、夜になるとぼんやりと光る(蓄光塗料のようなイメージ)。大地を映している夜空に、夜光硝花が映ると、満天の星空と混ざり合い、その美しさは圧巻である。夜に光らない硝花もある。


金華蝶(キンカチョウ)──羽が金の透かし細工でできた蝶。魔珠の核と同じクリスタルを胴体に持っているため、一匹だけでも相当な魔力を有し、クリスタルの力が衰えない限り半永久的に生き続けることができる。四季を問わず、年中飛び回っている。世界の、魔力が本来より衰退した場所へ、己の魔力を分け与える役割も担っている。これより少し小さめで羽が銀でできた『銀華蝶(ギンカチョウ)』もいる。ちなみに、胴体のクリスタルが自身で保護魔法をかけているため、捕獲することは出来ない。


六大樹(ロクダイジュ)──世界各地に6本しか存在しない大樹。普段は他の樹木に比べてはるかに大きいだけだが、ある条件を達すると、それぞれの属性に見合った姿へと変貌する。(下記参照)この世界の暦にも関係している。(詳しくは『暦』参照)

世界を守るための『結界の要』とも云われている。


火樹(カジュ)→火属性。炎で出来た葉を枝につける。触れても熱くない。


水樹(スイジュ)→水属性。水で出来た葉をつける。


風樹(フウジュ)→風属性。薄いガラスで出来た葉をつけ、風樹の上では風が吹き、風車のように葉がくるくると回っている。


砂樹(サジュ)→地属性。砂で出来た葉をつける。砂樹の葉が土に還ると恵みになると云われる。


光樹(コウジュ)→光属性。淡く発光する葉をつける。闇を照らす希望の光とされる。


影樹(エイジュ)→闇属性。影で出来た葉をつける。邪から身を隠すための守護の影と云われる。


華晶化(カショウカ)──人の命が尽き、魂が結晶と化し硝花に成ること。つまりは死を意味する。花の種類は、華晶化した人間の心の在り方や好きな花により様々。夜光硝花になるのは、その人間の魔力が残っている場合。魔力が強い人間ほど輝きを増す。人は皆、華晶化を経て魂の輪廻に入り生まれ変わりを繰り返すと言われている。


魂晶人(ソウル)──華晶化した後に、再び人の姿を取り戻した人間の呼称。一度華晶化してしまうと、一般的にはそれきりだが、稀に魂晶人として現世に戻ってくる人間がいる。現世に強く未練を持っていたり、強い意志を持った者が可能であるとされている。魂晶人になると、自分の硝花が命であり魔力の源となるため、硝花が朽ちない以上永久的に生きられる。普通の人間からすると魂晶人かどうか見極めることが難しいが、魂晶人同士では互いの内にある硝花が見えるため魂晶人かどうかの認識ができる。長く生きれば生きるほど、硝花に魔力が蓄積されていき、花が大きくなっていく。

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