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『兄妹』拾玖話

戻って来ましたよ!お待たせしました

拾玖話 完了……





「皆さん、今日までありがとうございました!」


「ああ、こっちこそ楽しかったよ」


「昨日のは流石に困ったけどね」


「ええ。ですが、楽しかったのは本当です。では、改めて後で来ますね?」


「はい。お待ちしてます」


クリスベルは深く頭を下げ、御礼をした

昨日までが依頼期間までだったのだ。命、湊、レイラはクリスベルと別れた後すぐにギルドに行かなければならない。だから挨拶は簡単にすませギルドで手続きを済ませてから改めて挨拶をすることにした


「あ、これは今回の報酬」


「え、こんなに!?」


クリスベルが渡してきた袋の中には、およそ3000ウル入っていた

命と湊はこの世界のお金の価値があまりわからなかったが、レイラが驚いているという事は相当な額なのだろうと思った


「依頼内容に書いたはずだよ?接し方によって報酬は変わるって。私は嬉しかった。家族と言ってくれて、危険な眼にあっても助けてくれて、本当に嬉しかったよ」


「ですがこんなには……」


「受け取ってもいいと思うよ?」


「ミナト様」


「この中にはクリスベルさんの気持ちが入ってるんだよ。それを拒むのはクリスベルさんの気持ちを拒むのと同じだと思う」


「……わかりました。クリスベルさんこのお金は有り難くいただきます」


「うん。私もその方が嬉しい」


「それじゃ、とっとと行くか?後ですぐ来るから、またな」


「うん。待ってる」


一度クリスベルと別れ、三人はギルドへと向かった。その道中、湊が不意に命に尋ねる


「お兄ちゃん、クリスベルさんは魔法使えるようになった?」


「何故俺に聞く?」


「だってお兄ちゃん、今朝もクリスベルさんの鍛練見に行ってたんでしょ?」


「まあな。でも使えるようにはなってるんじゃないか?何か変な微粒子がクリスベルの辺りに舞っていたから」


そこで命の言う微粒子にレイラが反応した


「微粒子って、まさか……」


「どうした、そんなに驚いて?」


「ミコト様、何で言わないんですか!!」

命は詰め寄るレイラに後退りながら謝罪の言葉を述べる


「す、すまない……。けど、本当にたまにしか見えないんだ。今だって見えてないし」


「それは誰も魔法を使ってないからです。恐らくミコト様に見えているのは魔力の微粒子です。……もしかして、ミナト様も見えたりしてますか?」


「うん。見えてるよ」


「ですから、何で言わないんですか!!」


大声を出しながら詰め寄ってくるレイラに二人は少しずつ後退る


「仕方ないだろ。俺たちはこの世界のことを何一つとして知らないんだ」


「そうだよ。それに私たちに見えてるから他の人にも、レイラさんにも見えてると思ったから……」


二人はこの世界については限りなく知識が乏しい。二人が微粒子を見えたら他の人にも見えているという先入観を持っていても仕方なかった


「魔力の微粒子とは、まあ、簡単に言えば魔法を使った痕と言うことです」


本当に簡単に言ったレイラに湊はある質問をした


「昨日のレイラさんのあれは魔法?」


「それは………」


レイラは説明できずに言葉に詰まってしまった

あの時のレイラは口調こそいつも通りだが、身にまとうプレッシャーがまるで違った


「言いたくないなら言わなくていい。気にしてるんだろ?」


「はい……。ですが、あれは魔法ではありません」


二人から目を逸らしながら歩く。レイラ自身話すこと事態は構わないのだが、その後の今の関係が拗れてしまうのではないかと思い話せずにいる


気まずい雰囲気の中、ギルドに着いた三人は扉を開け、前に来たときと同じ人ギュールの所に向かう


「お、依頼完了したか」


「はい。これが証明書です」


レイラから手渡された紙を見て、二、三度頷くと引出から印鑑をポンと押し三人を見て言った


「これで本当にギルドの一員だな。これからも世のため人のために尽くしてくれ。これがギルドのドッグタグだ。紛失したら再発行は出来ねえから気をつけろよ」


ドッグタグを受け取った三人は早速身につける。レイラと湊は手首に巻き、フードを取って命は首から掛ける

命の顔を見たギュールはカウンターから身を出し、命の顔をマジマジと見た


「お前、まさか、召喚者か?」


「は?」


「ってーことは、レイラ様は召喚使?」


「あ……」


レイラは今更のように命の顔を見る。この世界に髪と瞳の色が黒と言う人はいない。居るとすればそれは魔物が人に化けるか、召喚者として喚ばれたときだけである

前者はレイラが一緒にいるので無いと思ったのだろう

召喚者と召喚使は一緒にいることが良くあるとは噂だが出回っていた

だが、命はそんなことはどうでもいいのでギュールにほかに聞きたいことがあった


「なあ、ギュール。『毒牙の錆』って知ってるか?」


「!? 兄ちゃん、その名前をどこで……」


ギュールの顔はひどく驚いており、一瞬命に教えるべきか悩んでいたがすでに同じギルド仲間として教えないわけにもいかなかった


「『毒牙の錆』はな、善人でも悪人でもない謎の組織だ。俺たちの中では裏ギルドと呼んでいるがな」


「裏ギルド?」


「『毒牙の錆』はお金のためなら何でもする集団。情報収集、人助け、人攫い、人身売買、殺人、傭兵。何をしたいのかこっちもわからん」


昨日に言われたこととほぼ同じ様なことを説明を説明される


「ギルドは奴らを捕まえようとしたの?」


「ああ。どうも奴らにはこっちの情報を持っているみたいでな。一度あいつらがとある町に潜伏しているという情報をつかんでな。その場所にギルドの奴らを派遣したんだが、すでに逃げられていた」


そのほかにも色々と情報があったがどれもすでに『毒牙の錆』が逃げ出した後らしい。それでギルドの皆はどうにかして『毒牙の錆』はギルドの情報を嗅ぎつけている、ということになりギルドの全員に身体検査をしたが命たちが地下で見た蛇を模した刺青をしていたやつは一人もいなかったらしい


その話を聞いた命、湊、レイラはギルドを出てから一度も話をしていなかった

クエストだけでなく、ギルド内もまた危険な場所なのだと知ったから

皆さんお久しぶりです

正確には4ヶ月と10日ぶりですね

ずいぶんと待たせてしまいすみません


でも、この作品は諦めません。最後まで頑張ります!

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