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屑屋浪小編  作者: 屑屋 浪
3/5

“震えるもの”と少女

“震えるもの”と少女が出会い、世界に音を作り出していく童話風の話です。

※ツイッターで発表した小編を手直ししたものになります。

【旅立ち】

 ある日、(ふる)えるものと少女は出会い、静寂(せいじゃく)の世界へ旅に出た。

(これは何?)

(ラッパよ)

 (ふる)えるものと少女は(こころ)で会話する。

 (おそ)(おそ)(ふる)えるものが触ってみると、それはブルブルとして何かが飛び出した。

(今のは何?)

(おと)よ。あなたがラッパを鳴らしたの)

 少女は微笑(ほほえ)んだ。



【前進】

 (ふる)えるものはラッパを持って進む。

 ゆっくり歩くと(やさ)しい(おと)

 スキップすると(たの)しい(おと)

 ()けると早くて(はげ)しい(おと)がする。

(色んな(おと)が出てくるね)

(色んな(おと)は楽しいね)

 一緒に歩く少女が(おと)の出る度に笑うので、(ふる)えるものも嬉しくなって、いっぱい(おと)を鳴らしながら歩いた。



【歌】

 (ふる)えるものと少女が()(つな)ぐと、少女の(くち)から「ラララ」と(おと)が出た。

 スキップすると陽気(ようき)なラララ。

 クルクル回ると愉快(ゆかい)なラララ

 ジャンプをすると(はじ)けるラララ。

(今までで一番素敵(すてき)(おと)だね)

(これは(うた)よ)

 少女と(ふる)えるものが出会った事で、静寂(せいじゃく)の世界に(うた)が生まれた。


おしまい

御一読ありがとうございます。

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