なんなんだろうなーこの感じなー病気かな?
俺(上原 祐之介)
…くっそねみぃ
学校の2限目の終了チャイムと同時に起きる。
おーい この子かわいくね?
友達の練が僕に成人向け雑誌を見せながら言う。
俺 朝からやめろよ。眠いんだよ…
練 んだよ 友達も俺くらいしかいないくせにっ
俺 っせーな
・
・
・
まっ、昼休みに話そうぜ!
とまた、クソだるい授業だ
3限目は、まさかの数学だ。
俺の一番嫌いな数学…できれば寝たいが数学の先生はマジで怖い。 一応は起きとこう
窓側の席だったため校庭が見える。新校舎ということもあり芝生が綺麗に日光で照らされ光っている。
そんな綺麗な校庭を眺めたいたら男としてはもっと綺麗なものが見えた。D組の齋藤明だ。 黒上ロング、身長158ほど 胸はCだろうか、ちょうどいい。というかベストだ。と女神を眺めていたら先生に 「上原。ここのxはなんだ?」と、突然問われる。
やばいノートなんて書いてない。指されたから一応立つ。すると横の梅村のノートが見えた。
梅村はパッとしないし、クラスに友達がいるのかも微妙な子だが、実は胸も少し大きめだし、俺のタイプではある。しかも、小学から同じだから知っているが、親はイギリス人と、日本人、ハーフってやつだ。
誰も知らないがな。
梅村のノートを見ようとするとゲームのしすぎで目が悪くて見えない。
だが、梅村が小声で 2√3 と教えてくれた。
さすが!!!! 僕は先生に2√3です!と言うが、「はい、ちがーう。お前は本当に数学できないな。」と説教を始めた。
梅村に怒ってはいない。気遣ってくれたからむしろ嬉しい。そうして梅村の方をチラ見すると赤面している。少し可愛いと思えた自分がいた。
昔からタイプだったこともあり、女子の赤面は男心をくすぐられる。
数学の授業も終わり、四限目は、得意な社会だったためあっという間に終わった。
そうして、授業がすべて終わり、ホームルームをしていると、梅村が少し残ってとまたもや小声で言う。
あっさっきの謝るのかな。と思いながら首を縦に振る。もし謝ったら倍で謝り返そうと思った。
ホームルームも終わり、練もサッカー部なため、先にクラスを出る。
梅村が僕に紙切れを渡す。
中を絶対にみてねと普通の声で言った。
梅村が通常ボイスを出すときはよっぽどの時だ。
もしかしてこれはまさかのラブレターか?と思い、わかった!と思いっきり返事をし、梅村が吹奏楽部に行くのを見送った後、すぐに家に帰り、中身を見てみる。結果から言うとラブレターではない。上半分は今日の数学の授業ノートをまとめたものだ。
下半分は何か書いてあったようだが消してある。
この時までは僕はまだ梅村の事を普通の優しい子だとしか思っていなかった。
だが、テスト返却等90点以上は発表されるが、その前に梅村は先生にコソコソ何か言っているし、上位のランキングにも入っていない。
自分が勉強できないのに、俺に教えてくれるなんて頑張ってんのかな?なんて思っていた。
翌日練が俺と話すために、梅村の席に座ろうとして、椅子を引いた時答案用紙が見えてしまった。98…93 100と、人間ではありえない数値がたくさん書いてある。ではなぜ俺と数学は同じクラスなんだ。
俺の学校は数学だけ習熟度でクラスを分けている。
こんな高得点の梅村が俺と同じなわけない。
提出物も完璧なはずだ。
希望用紙にどうしても下のクラスがいいなんて書くわけがない。
と思い、ホームルーム後に梅村に聞いてみる。
ごめん答案用紙見ちゃった…なんであんなに点数高いのに俺と同じクラスなの?
と聞くと梅村は、…わかんない。と一言いい冷たそうに帰ってしまった。
なんだ?笑たまにおかしいなあいつ。と思つつ、走って帰り、風呂に入り、夕飯の手伝いをし、ゲームに打ち込む!
すると、ゆういつ持っている女子のラインの梅村からラインがきている。 女子からのラインなんて初めてだ。どうする.こういうのは少し待つべきだよな。いやそれは相手に失礼だ、でもすぐ見るとキモいとか言われないかな。とか思ってるうちに、電話が来ている。
んんんんっ?やばいギャルゲーの音を消し、電話に出る。
俺 なんかあった。?
梅 あのさ。いつも思ってるんだけど…
俺 おうよ
梅 ううん。なんでもないや
とあっけない15秒ほどの電話だったが嬉しかった。
梅村みたいなやつと付き合えたら楽しいだろうな。
みたいな事を思うようになった最近である