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短編集

異世界にチートはお約束だろ!

作者: 唖魔餅

いつものノリです

佐藤は異世界に転移した。

「ここが異世界ですか。ステータスオープン!」

【名前】佐藤レオナルド【年齢】17【Lv】999999

【種族】異世界人【職業】一般人【称号】ボクガカンガエタサイキョウキャラ

HP:9999999999999999999999999999999

MP:9999999999999999999999999999999

ATK:999999999999999999999999999999

DEF:999999999999999999999999999999

SPD:999999999999999999999999999999

INT:999999999999999999999999999999

MEN:999999999999999999999999999999

【スキル】言語理解、全魔法MAX、全武器熟練度MAX、無敵、能力奪取MAX、全装備可能、全攻撃魔法吸収MAX、全状態異常耐性MAX、ネタ切れっすね

「やれやれ。チート能力か。ハァ、自分の才能が怖いな。ん?あれは魔王じゃないか」

 遠くから魔王が現れた。

「ワハハハハ、よくぞ現れたな勇者よ!さぁこのわしを倒せるかな?」

「くらえ!」

 彼は手から衝撃波を放った。

 憐れ、魔王は一瞬のうちに粉微塵こなみじんになった。

「ぐわああああああああああああ!展開早すぎるじゃろ!くそ!また邪神様を呼ぶしかない!邪神様!」

 そういうと魔王の配下が地面から現れた。

 その手には檻かごがあり、中には三体の邪神が収容されていた。

 なお、その内一体は餓死している。

「あ、邪神様だ」

 魔王は幽霊体から一気に蘇生して、檻かごに近寄った。

「おい、邪神様を解放しろ」

 魔王がそう言うと配下はおりから出した。

「何が邪神様だよ。ただの化物じゃないか。お前らなぞ昆虫ゼリーで十分だ」

 魔王は懐から昆虫ゼリーを邪神に与えたが、反応は対してなかった。

 邪神は銃を与えないと喜ばないのだ。

 ちなみに与えた人間は殺される。

 チート能力だろうが、超高性能ステータスだろうが、問答無用で殺される。

 何故なら、邪神が最強キャラだから。

「おい、勇者よ。早く邪神様に銃を与えないと怒るぞ」

 その言葉に佐藤は溜息をつき、

「やれやれ、何で敵に塩をあげなきゃならないんだよ」

と言った。

「ふむぅ、ならばお主に魔王の座を与えよう。だから邪神様に銃を与えてくれ」

「断る。そもそも俺は銃を持ってない」

 そうこう言っている間に邪神の怒りのボルテージが溜まっていく。

「むむむ!そうだ、我が領土と全財産もくれてやろう!だから、銃をください!お願いします!何でもしますから!」

「ん?今何でもするって言ったよね?」

 魔王と佐藤が茶番をやっている間に邪神は銃をもらえない怒りが爆発し、餓死してしまった。

 二体とも。

「あっやべ。邪神様死んじゃったよ。配下どうする?」

「おまかせあれ」

 配下は魔道書を開き、呪文を唱え始めた。

 禁断の呪文「融合」だ。

 この魔法は二体以上の生物、無生物問わず魔法の力で溶け合い、交わることにより、新たな生物を生み出す禁断の呪文だ。

「私が融合するのは餓死している三体の邪神だ!」

 すると、三体の邪神の死体は宙に浮かび、冒涜的な渦の中に入っていた。

「無差別に殺戮する不死身の邪神たちよ!今次元を滅ぼす力を一つに束ね、絶大な力で敵を滅ぼせ!異世界『融合』召喚!」

 すると、渦の中から頭がミラーボールの新たな邪神が現れた。

「ウホーッ!ウホウホウホウホウホウホウホホウホウホオオオッ!ウホーッ!」

 新たな生命として生まれ変わったドラミングをしながら大喜びをしている。

 というかめっちゃ興奮している。

 生まれ変わった邪神は地に落ちた邪神抜け殻を貪り始めた。

「何か邪神様。めっちゃ興奮して・・・」

 その瞬間、魔王の体を邪神の右手が貫いていた。

「えっ・・・?」

 そのまま邪神は魔王の心臓を鷲づかみにされ、殺された。

「アーツマンネェ」

 魔王はそのまま絶命し、魂も消滅した。

「言い忘れましたが、言葉発したら邪神様に殺されますので」

 今度は配下の体を貫ぬき、心臓を鷲づかみにされて殺された

「デスヨネー、ゴフッ」

 配下は死んだ。

 今度はこの地の文が邪神に体を貫かれ、心臓を鷲づかみにされて殺された。

 ゴフッ!

 こうして、世界は滅・・・。

(おい、地の文がやられたぞ!面倒だが、こうなると俺の心の声で話を続けないといけない)

(さて、どうするか。ヒロインが出る前に俺がこの邪神に殺されてしまうぞ!考えろ、考えろ)

(げっ、邪神の奴近づいて来やがった。逃げても、こいつ光速を越えた超光速で追いかけてくるんだろ。死に際に地の文のやろう追加しやがって!)

「ウホッ」

(まさか、こいつがヒロインか?そう思うとちょっと可愛いかも?ごめん、やっぱきもい)

(この現状をどうにかしないとな)

(俺は何もしないことにした。そうすれば邪神も何もできない)

(よし、そうだ。決めたぞ。俺は心の声だけで過ごさせてもらうぜ)

(・・・)

(・・・)

(・・・?)

(あれ?何か息苦しいぞ?)

(ま、まさかこいつ・・・!)

(俺を宇宙空間に転移させたのか?)

(く、苦しい・・・息ができない・・・)

(目の前が真っ暗に・・・)

(次は美少女に囲まれて、いや、普通に女の子と恋がしたかったな)

「ウホッー!ウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホウホウホウホウホウホウホウホホウホウホあっ、世界滅ぼそうと」

◇◆

 やっほー!地の文の妹だよ!

 えっとね。お兄ちゃんの変わりに解説すると、佐藤君は宇宙空間で窒息死して、そのまま邪神はドラミングしながら、狂喜しながら真顔で全ての次元を滅ぼしたんだよ!

 あっ、邪神様だ。

 こうやって銃を与えると喜ぶんだ。

連載準備中!しばらくお待ちください

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