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最悪な始まり

「一目惚れです。付き合って下さい!!」


 俺は今モテ期が来てるのかもしれない。入学してそうそう女子に告白されるなんてとても昔の俺じゃありえないことだったし。


「ええと、どうして?」


 いや、まてそうやってきた女の子に騙されたじゃないか。今回もそのパターンの可能性も微レ存かな?かな?


「えっと、それはその・・・なんてゆうか。今言わなきゃいけない?」


「まあできれば、ああでも本当に嫌なら別にいいよ」


 彼女にそう言うと少し困った顔を俯かせてから顔をあげて、


「明日デートしてくれたらいいよん」


 満面の笑顔魅せながらそう言った。そして何か気付いたのか俺に近づいて、


「そーいえば君の答えを聞いてないよワタシ、コースケくん?」


 俺の名前まで知ってんのか、一体どこで知ったのかわからないぜ!!!


「いや、サークルで自己紹介してたじゃん、皆で」


「ソーイエバソーデシタネ、スッカリワスレテイマシタワー」


 なんか深く考えた俺がバカだったわ、てかよく考えたらこの子サークルでみてたじゃん。名前なんて言ってたけ?


「秋山、秋山 玲奈よ。佐原 康祐くん、さあ答えていただきましょうかね」


 そういって楽しそうに近づいてくる秋山さん、まあここまで言われたら普通はこうかえすわな、


「こちらこそこんな俺でよいのなら」


「こんな貴方だからいいのよワタシは」


 なんともまあうれしいこと言ってくれんかねこの子は、うれしくて涙が出そう。もう少しも悲しくないわ。

 

それから明日のデートの待ち合わせ場所を二人で確認しながら駅まで彼女を送り俺も家路についた。とにかく明日は祝日だから大学もお休み、だからちょっと遠くへ行きますかね。そしてそのま

まうまくいって秋山さんと・・・ニャンニャン出来ればいいのう、うへっうへへへへっうへへへへへへへへへへ。


「うっわキモ、なに鼻の下のばしてんだよ兄さん」


 俺が夜のデートプランを考えて妄sもとい想像していたら弟に見られたでござる。超バットだわーマジベリーバットだわー。


「おお、なんだマイブラザーか、キモいとはなんだキモいとは。お前の兄さんなんだぞ、ちゃんと敬えYOー年上の兄であるこの俺をな」


「そうだね、ふたつ年上なだけで偉そうにしている兄さんが自分の家の前で鼻をのばしながら変な妄想しなくなったら敬うか考えてあげるよ」


「考えてくれるだけなの!?ねえ、考えてくれるだけなのぉぉぉぉぉぉーーーー!?」


 以外にも我が弟は辛辣だったようだ、16年間一緒に過ごしてきた兄弟の友情はそんなものだったとゆうのかぁぁ!

 

 とまあいつも通り漫才しながら家に二人仲良く入りました。ちゃんちゃん。


 ただいまーと言いながら家にあがり洗面所へ行き手を洗い洗面所から自分の部屋に向かおうとしたらリビングから、


「あらお帰り、康祐新しい友だちできた?」


 と母さんがぴょこと顔を出してきたので、


「まだ一日目だよ母さん、そう簡単にはできないって」

 

 あらそう、返事してリビングへ顔を引っ込めるかと思ったら急に、


「ねえそういえば彼女候補いないの?あんた奥手だから彼女今のうちにつくときなさい。いるかいないかで大学生活ガラッと変わるわよ~」


 そんな感じで彼女つくれアピールしてくる母親をみてるとなんか悲しくなってきたわ。ぐすん。


「大丈夫ですー、もういますからー」


「「えっ?」」


 なんで驚くのかね。そんなに俺に彼女がいることが驚きかね、もう失礼しちゃうなもうぷんぷん。


 それから家族全員に質問攻めされた。いつ出会ったのか、どっちが告白したのか、もうデートはしたのか、とにかくたくさん質問をされた。茶化されたりもした、バカなことも言われた、そんなことを言われるたびに俺は適当に答えた、さあどうでしょう、もうしたかもね、みたいな感じで答えていた。一度も真面目に答えなかった。また明日言えばいいかなと思いながら自分の部屋に向かった。

─────────────────でも俺はこの時は知らなかった。もう俺が家族と話すチャンスもう永遠にないのだと。




















 「・・・・・・もう少しだ、あと少しで僕は助かる。平和な僕がいればいいけどね・・・でも僕の命が助かる確率はグンと上がる。今よりは確実に・・・ね」


 彼は近くの本を取り、本を開き床に膝つけ自分の懐からナイフを取り出し指にナイフを押し付けた。指から血が出てきたのを確認すると本を確認しながら床に指を押し付けて、血で魔法陣を書き始めた。全て書き終えると書き忘れがないのを確認する様に魔法陣全体を見る。書き忘れがないのを確認すると本を観てなにかの呪文を唱える。


「■■■■■■」


 何語かわからない呪文を唱え続ける。


「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」


 唱えていると辛くなったのか顔をしかめる。


「■■■■■■■■■■■■」


 唱え始めてから数分後、床に書いた血の魔法陣が輝き始めなにかの光が辺りを怪しい光らせる。


「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」


 魔方陣が輝くのを確認すると一息で呪文を唱える。その一文が最後の文だったのだろう、唱えた瞬間辺りに眩い閃光が広がった。


 彼は咄嗟に手で目を覆い閃光が消えるのを待った。すると強い衝撃が部屋全体を襲い、衝撃により部屋が少し揺れバランスを崩したのかふらついていると閃光が消え魔方陣に誰が倒れていた。
















 夕食兼尋問会から逃げ出した俺は部屋に戻りベットにダイブしてスマホをとりだし待ち合わせ場所から近いデートスポットを探した。意外にもあっさりと見付かり安心して明日に備えて寝ようとしたらあらビックリ部屋が歪んでいるのだ。


 驚いた俺はベットから転げ落ち、口をあけて驚いていると突然地面が消え自由落下していた。何時から我が家は谷間に引っ越したのだろうかと、考えていたらなにか硬く平べったい物に激突して俺は気絶した。















 気を失ってからどれ程たったのかはわからないがようやく気がついた。ほ、星がみえたぜぇ、少しぼやけている視界でまわりを見渡そうとしたら体が動かない。なぜだなぜ動かん、そう思い体を見てみると、


「えっ?なんで縛られてるん?」


 ロープで完全に縛られて身動きひとつとれないようにされてました。・・・・・・・・・・・・why?なぜだ?なぜなんだ?どうして俺縄でぐるぐるに縛られてんの?えっなに俺を最初に見つけた人がそうゆうプレイが好きなの?嘘でしょ?嘘なんでしょ?誰かなんか言ってくれよー頼むからーマジでー。心配になるからさぁマジでぇ。泣いちゃうよほんまに泣いちゃうよ、男の号泣みせちゃうよ?


 泣きそうになってると後ろの方で扉が開いた音がして誰かが入ってくる音が聞こえてきたので少し安心したけどめちゃ怖い人だったらどうしよう。俺このまま売り飛ばされるのかな外国に?


「すいませーん、ちょっとこの縄ほどいてもらえませんかね?」


 だからといってこの状況を変えない変えないことにはどうしようにもない、だからお願いしてみたぜ。え?本当にヤバイ奴だったらどうすんのかって?そんなの・・・・・・諦めるしかないよねー。


「ええ、いいですよ。私の連れがいらんことしたみたいですみませんねぇ本当に」


 そう言いながら近ずいてくる男性(声から推測した)ありがたいとてもやさしいひとだった。これで自由だー!ラッキー!


「すいません。あのーここって何処なんですかね~?俺気がついたらここに居たもんで」


 縄を解いてもらいながら男性に聞いてみると、


「ここですか?ここはラルドですよ」


「ああラルドってお店なんですね。ここって東京のどこらへんなんですか?」


「ちょっとお待ちを今縄が解けそうなんで」


 ついに縄が解け俺を拘束するものがなくなった。縄がとれたやったぜ!縄を解いてもらってそのお礼しようと立とうとしたら、足を払われたのだ。冗談だと思ったのだが、右腕を掴まれそのまま関節を決められ床に叩きつけられた。


「痛い痛い痛い痛い!何すんだあんた!」


 右腕が下手したら折れるのではないかと思った俺は必死に抵抗をしたがあっけなく力を強くされ抵抗できなくされた、ふざけんな一体なんのつもりだこの人。


「ごめんね、僕は死にたくないから君と人生換えなくちゃいけないんだ。だから代わってもらえるかな?」


 何言ってんだ頭いかれてんのかこいつ、どうにかしてはやくこの技とかないと俺の関節が死ぬ。どうにか逃げ出そうとしていると急にポキンと音がして右腕の小指に激痛が走った。


「え?」


 おそるおそる右腕を見てみると小指が変な方向にへし折れていた。え?え?え?なんで俺の指折れてんの?どうして?なんで?てかめちゃくちゃ痛い。正直叫ばないだけでもやっとだ、骨折られるのてこんなに痛いのかよ


「話聞けよ、お前に拒否権なんてないんだから。いいかこれから言うことをよく聞いとけよ、質問に答えなえれば骨を折る、反抗したら骨を折る、いいな?」


 なんか言ってるけどかまってる暇なんて今の俺にはない。必死に痛みに耐えるのでいっぱいいっぱいだ。そうしているとまたポキンと音がして今度は薬指が折られたのか薬指から激痛が走る。また折りやがった、一体人の指をなんだと思ってやがる。


「だから言ったろ。質問に答えないと折ると、もう一度言う。いいな?」


「分かった、分かったから・・・・・・・・・・・・もう止めてくれ・・・頼むから止めてください。・・・・・・お願い、しま、す」


 無理だ。俺にはもうこれ以上この痛みに耐えることはできない。こいつの言う通りにするしかない。


「いい子だ、最初の質問する。お前の名前は?」


 それからしばらく質問された、名前、出身、年齢、家族構成、その他にもいろんなこと聞かれた。ほとんどが俺に関する事ばかりだった、さっき言ってたことがふと頭をよぎった。お前と人生を交換すると。本当にそんなことをするつもりかよ。できるはずがないだって俺と顔が一緒じゃないとまず家族にばれちまうはずだ、はっばれて警察にお世話になるんだな。


 前を見てみると鏡があるじゃないか、せめてこれからブタ箱でお世話になる奴の顔拝んでおきますか。そう心の中で笑ってると目の前の鏡にはありえないものが映っていた。




















 俺の顔が二つあった。

どもテイクです、感想待ってます。

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