人ノ仔、猫ノ仔
*後半部分はルビの部分のみ読むことをお勧め致します。
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朝。
それは世界に必ず巡って来るものだし、当然のように太陽は今日も仕事をするわけだ。
けれども太陽が働き者だからって、みんなが働き者な訳じゃあない。
ほら、もしかしたら貴方の身体だって・・・。
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「・・・ん、にゃぅ・・・・・・みゃう・・・。」
朝だ。
瞼を開けずとも、カーテンを閉め忘れた窓からの光で分かる。
目を瞑りながら、もぞもぞと芋虫のように布団を出ようとするが、何故だかなかなか上手くいかない。
どころかそもそも、布団が重い。
何やら可笑しいと眠い目をこするとどうも感触が違う。いや、本当は先程からその違いには気づいていたが、確認するのが怖い。
果たしてこんなことがあってよいのか。
恐る恐る目を開け、唯一布団から出た顔のところに手を持ってくる。
・・・紛れもなく、肉球である。
どこからどうみても肉球であり、つまり即ちよってそれ故に、私はどうやら人間から猫になってしまったようなのだ。
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あれからひとしきり自分の身体を眺めてみた。
何とか布団を這い出し、洗面台へ行き、鏡を覗きこむとそこには真っ白な猫が鎮座していた。
布団で手を見た時から薄々気が付いてはいたが、全身真っ白な毛並みは我ながら美しいと思う。朝の日差しを浴びて白銀に輝き、もふもふとしたそれは、人間の頃の私なら一にも二にも触りたがったことだろう。
しかしそれが自分自身となれば話は違う。私は元々人間であり、当然日々の生活などもあったはずだからだ。
とは言うものの実際のところ私は然程慌てている訳ではなかった。猫になったお蔭でだいぶおおらかになったからか、現実を上手く認識できていないからか。
果てさて、どちらであろうか。
しかし、こうも考えられる。
折角猫になったことだし、今日一日猫になりきってみるのもまた一興なのではないか、と。
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猫として外に行くにもまずは腹ごしらえ、と冷蔵庫を開ける。恐らく、肉や魚があるに違いない。
この家の冷蔵庫は背が低く、開けるのにそこまで力のいらないものだったのが幸いし、食べ物には簡単にありつけた。
ところで、ここで私自身について、一つ疑問に思ったことがある。
起きた時に、私自身が人間である(あるいは、人間だった)ことは当然自覚していたのだが、どうも私が今までどうしていたのかの記憶がないのだ。だからこそ私は私自身の生活を思い出すことができず、冷蔵庫に何が入っているかも分からなかった。
しかし、出来事としての記憶はなくなっていても物事としての記憶は健在なようでありこの家の間取りや冷蔵庫という物体の名前、といったものは容易く思い出すことができる。
ただそんなことより目下重要なのは、私はかつて人間であり、そして今は猫なのだ、という事実のみである。
閑話休題。
朝食を食べ終わる。やはり、この身体は猫のものらしい。普段人間が食すものなど食べられはしない。例外として魚や肉は美味しく頂いたが。
そして、私は元々寝ていた二階の小部屋に戻ってくる。恐らく寝室だろう。猫になった私では残念ながら玄関の扉を開けることはできず、仕方なしにこの寝室兼居間と思われる部屋の窓から脱出することにしたのである。
幸い壁一面が窓になっている訳でもなく、錠の仕組みさえ分かれば猫でも開けられる程度の鍵であったため脱出は概ね成功と言っていいだろう。
それにしてもこの家、随分と猫に優しい設計をしている。不可思議なものだ。
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外へ出ると、そこは簡単なベランダになっていて柔らかな陽光が差し込んでいる。気持ちがいい。
私は、肌寒く澄んだ空気を吸い込み、ひとつ伸びをするとひと時に飛び降りる。二階だからか然程の衝撃もなく着地することができた。
猫の身体というのは人間のそれに比べて驚くほどにしなやかだ。猫の身体も存外悪くはない。動かすのにも大分慣れた。
小走りに路を駆ける。駆けつつ周りを観察すると、この街がそれほど都会ではない、いや寧ろいっそ田舎に近いという印象を受ける。
早朝の静寂さを無粋にも壊していく車の類は勿論なく、見受けられるのはジョギングをする老人に部活の朝練習だろうか、足早に通り過ぎていく学生、といったところである。
道幅は広く、並木も丁寧に扱われている様が、猫の目線からだとよく分かる。公園は大きく作られていて、憩いの場として親しまれているであろうことが容易に窺い知れた。
時間の流れはゆったりとしていて、人っ子一人いない街並みを眺めていると、ともすればこの先の世界には私しか存在しないような錯覚さえしてしまう。
そうしてあてどもなく街を彷徨っていると、閑静な住宅街を抜けた先に学校が見えた。
どうやら高校のようで、私は何故だか懐かしさを覚える我が身に任せ、そこへ足を向けた。
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街を彷徨っている間に始業時間が近くなったのか、校門の前は、同じ制服を着た生徒で賑わっている。流石にその中を堂々歩いて行くことは気が咎めたので、私は周りの塀からの侵入を試みた。幸い有刺鉄線などの物騒なものはなく、侵入自体は容易に成功した。
「でねでね、その時カレがこう言ってくれたの・・・・・・」
ただ侵入した場所が不味かった。なんと数人の女生徒による女子会の只中である。こんな朝から?と思わなくはないが遭遇してしまったものは仕方あるまい。
「そ、それで、彼氏さんはなんと仰ったのでしょう?」
鋭敏な感覚があるとは言え油断して気を抜いていれば所詮こんなものだ。大いに笑うといい。
「ほらほらぁ~、もったいぶらないで言っちゃないよぉ~?」
恐らく、猫の中身が私にゃんだということも関係しているのだろうが。
「え~と、うん、それでね・・・きゃっ!」
兎も角、このように私がかくも姦しい空間に飛び込んでしまったことは否めない事実なのだ。
「・・・って、なぁんだ。ねこかぁ。びっくりした~。」
「え、でもこのねこ超カワイくない?ほら、ちょっとさわってみてよ!めっちゃふわふわしてて気持ちいいんですけれどっ!」
たちまち我が身は幾つかの手に捕らえられ、身体中を撫でられる。私自身触りたいと思ったほどだ。是非もない。
「確かに毛並みも毛艶も綺麗・・・あっ、に、逃げないでくださいっ!」
「ハイっ、捕まえた~。あぁ~・・・ふわふわだぁ・・・。ほらっ、アンタもカレの話は後にしてさわってみなよ!」
「えぇー・・・でもぉ・・・・・・まぁ、いっか。じゃあカレの話はあとでするね。はぁ~・・・癒されるわぁ・・・。」
はぁ・・・・・・。
これが汚される、ってことにゃんだろうか・・・。
お嫁かお婿、分かんないけれど行けないにゃぁ・・・。
その後始業の鐘が鳴るまで、私は弄られ続け心身共に疲弊してしまった。猫の身体の悪い面も知ることができたと言えば聞こえだけはいいか・・・。
しかし、人間の中では小さい規格に当たるだろう女子という存在も、当然ながら猫にとっては巨大だ。小動物が人間から逃げ出すのも頷ける。
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こうして、図らずも女子という存在の恐ろしさを知った私には、最早学校など居られたものではなかった。
すたこらさっさとばかりに退散し、一息で校門を飛び越える。門の横にいた守衛があんぐりと口を開けていたが知ったことではない。
ざみゃーみろだ。
また、あてどもない散策を続ける。撫でられ疲れたので公園に行き、広く綺麗な池で水を飲む。
季節柄温度は冷たいが、まぁ飲めない訳ではないし今の私には寧ろ心地よい。
そうして池のほとりでゴロゴロしたり、顔を洗ったりと寛いでいると、私の方へ人間の男がやってくる。
すぐ近くを人間が通っても逃げない私に興味を持ったのか、近づいて目の前で立ち止まる。でかい。
艶々とした黒の暖かそうなコートに身を埋め、今時珍しいほどに気障な黒のシルクハットを被り、片眼鏡を掛けている。そして、それを身に着ける男の姿も個性的だ。頭髪は白くなっているが、ポマードによって撫でつけられ、整っている。更には、白い口ヒゲを蓄えていて、奇妙奇烈な格好に程よいアクセントを与えている。
正しく初老の紳士、と言えるだろう。
その珍妙さに私が驚いていると、にゃにを思ったか、紳士は屈みこみ私をひょい、と持ち上げてしまった。
一瞬、先程の女生徒よる私への狼藉が脳裏を過ったが、この紳士には彼女らにはない落着きと真摯さが感じられる。紳士だけににゃ。
そのため私は最初こそ抵抗しようとしたが、それも直ぐにやめ、おとなしく紳士の為すがままになる。
と、紳士はしばらく歩み、池の周りの適当なベンチの一つに腰を下ろした後に私をその膝の上に乗せた。
そうして片方の手で私の背を撫でつつ、男はおもむろにもう片方の手をコートの懐に入れ、文庫本を取り出す。カフカの「変身」。
どうやら大分読み込まれたものらしく、本の角は丸くなりページも黄ばんでいる。紛れもなく古書である。
男は愛おしげに表紙を一撫でし、適当なページを開いて読み始める。開いた途端に古書独特の芳香が鼻をくすぐる。頁を繰る時のピラリという音が耳に響く。
紳士は暖かな膝の上に私を抱いて、ゆっくりと撫でながら、池のほとりで静かに読書を楽しむ。
私は久方ぶりに感じる温もりに身を任せ、男の掌でゆったりと寛ぐことにした。
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やがて男は首に吊った懐中時計を確認すると、本をパタリと閉じ、懐へしまう。
そうしてまた、私を抱き抱えると周りに木々が立ち並ぶ公園の中、陽光の差し込む橋の欄干に私を置き、
「快い時を過ごさせて頂いた。君には感謝するよ、銀猫君。」
と、その容姿に負けず劣らずの気障な口調と、低音の、まるでテューバのような耳心地の良い声を残して去って行った。
その手に、いつどこから取り出したかも分からない黒いステッキを握って。
消えゆく男の背中を見つめながら、私はもう少し、この池にかかる橋の欄干で休もうと、あくびをひとつ漏らしたのだった。
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それから私は、しばらく橋の欄干に寝そべり、公園を通る人間や公園の風景そのものを観察する。
美しい公園だ。近くが閑静な住宅街というのもあるだろうが、今時のこの国には珍しい程の自然を保っていると言える。公園の入口近くには図書館もあり、文化の営みにおいて理想の場所とも言えるのではないだろうか。
また、人間というのは実に様々いる。こうして人間の道を外れてみると、改めて強く思う。
だが、それは猫にも言えることだし実は生物なんて似たようなもんじゃにゃいかとも思う。
現実に存在する個体はそれぞれ微小な差異があり、真に本物と言えるのはイデア界にしかにゃい、にゃんて哲学者振ってみる。
富んで裕福な人間もいれば、意地汚く、野卑で貧相な猫もいる。
貧しく彷徨う人間もいれば、毛並み美しく育てられる猫もいる。
老いて腰曲がりし人間あれば、凛々しく命を輝かす猫がある。
育ちて漸う熟れし人間あれば、孤独に迷い命散らす猫がある。
何者にも様々在りしは世の常にゃり、と。
そんなとりとめのにゃいことを考えていたが、ここでまた、はったと思い当たる。にゃに故、私は他の猫のことを知っているのだ。朝から人間は、それこそゴミのようにたくさん見たけれど、他のにぇこを見た試しはにゃいのに。
・・・・・・みゃさか、私自身の思考がにぇこに染まってきている?
だから、本能で他のにぇこのことを知っている?そもそも、この私の身体とにゃっているにぇこの記憶と自我はどうにゃっている?逆に、私本来の人間としての身体は何処にある?
みゃうみゃお、私は元々本当に人間だったのか?
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あのまま橋の欄干にいては、にゃにかよくにゃい結論ににゃりそうにゃ予感がして、またみゃちの散策をすることにしたわたしは、公園の入ってきた入口の方へもどり、住宅街をあるいていた。
あたまのにゃかでは今も公園でうかんだ、きもちのわるい思考が渦巻いている。
できるだけそのことを考えないようにしにゃがら、どこへむかうかもわからず無心ににゃって塀のうえや生垣、たてものの隙間をあるいていく。
そうしているといつのみゃにか、さかにゃ屋さんのみゃえに来ていたことに気づく。
にぇことしての本能でさかにゃのあるところへ来たのだろうか。
そういえば紳士とのひとときや、このきもちのわるい思考でいみゃが昼どきにゃのをわすれていた。
食事のことをおもいだすとおにゃかがへるのは人間もにぇこもおんにゃじようで、途端におにゃかがすいてくる。
空腹にしばらく立ちすくんでいると、さかにゃやのおくからおばさんが顔をだす。
ひまに飽かして掃除でもしようとしたのにゃろうか、手にはほうきとちりとりを持っている。
そんにゃ彼女は、わたしを見つけるとこう言ってカラカラとわらう。豪快にゃひとにゃ。
「おやおや、こんな辺鄙な魚屋に可愛らしい猫ちゃんが来てくれるなんて、この街も捨てたもんじゃあないわねぇ。ちょおっと待ってなさいな猫ちゃん、今余った魚持ってくるからね。」
空腹をかんじていたところにわたりに船にゃはにゃしであり、わたしはしばらくそこで、なんとはなしにさかにゃやを眺めながらまつ。
ふつうのさかにゃやとかわる点もとくにはにゃく、こおりのつまった発泡スチロールにさまざまにゃ種類のさかにゃがにゃらべられている。
お、もうすぐ冬にゃのにかつおがある。たたきにしたのも美味しかったけれどいみゃはなみゃで食べてみたいものにゃ。
なみゃといえば海老もいい。あのとろけるようにゃ食感としつこくにゃくてほどよいあみゃさがたみゃらにゃい・・・。
そうして彼女がはこんできたのは、じゃこ類とアジがいっぴき。空腹で、さらにはえものの取りかたすら知らにゃいわたしには、これだけでもありがたい。
「ほらほら、お食べなさいな。」
そうかたる彼女の笑顔にしょくはつされて、わたしはさっそくそれらにありつく。
じゃこをかみしめるたびにしみだしてくるあじに舌鼓をうちながら、くちのにゃかにひろがる香気に酔いしれる。空腹はさいこうのスパイスとはよくいったものにゃ。
余りといっていたからか、アジは少々新鮮さにかけたが、しっかりれいとうされていたためか、その身はひきしまっていて、おいしさは然程そこなわれてはいにゃい。
たちまちたべおえ、かおを上げると恰幅のいいおばさんの笑顔があり、ずっと見られてたことに気付く。たしょうの羞恥をおぼえたけれども一礼し、にゃあとないてたちさる。
にぇこなりの、わたしにゃりの感謝だが、はたしてつたわったのか。
定かではにゃいが、それでも礼は通した。きっと問題にゃいだろう。
であれば、にぇことしてできるのはしゃんとせすじをのばし、けだかくたちさることのみて。
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さかにゃやからたちさり、住宅街をにゃうきつつ、ずじょうから降りそそぐようこうのかくどに対して、へんかをにゃおにゃう頃。
突如として、とてつもにゃいねむけをにゃあじる。
そのねむけににゃにゃにゃれるように近くのみんかのにぃにあま樋づたいによじのぼる・・・。あぁ・・・にぇむい・・・。
みゃうにぁ、にゃんだいにはめずらしいかわらのにぃのうちの、にゃうにゃうににぇころぶ。
・・・ふにゃぁぁ・・・・・・にゃうにゃにぃ・・・・・・。
こうして、私の意識は重りを括り付けられた物体が如く、急速に水底へ沈んでいくのであった・・・・・・。
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あぁ・・・ここは・・・何処であろうか・・・。
夜明けの中にある、山際と山の端のような、境界の判然としない微睡・・・・・・。
此方の現世と彼方の常世。
その狭間、私の魂が身体の奥に埋没し、代わって何か入れ違うような、そんな感覚・・・。
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なーごにゃうみゃぁ、にぃめぇうにゃおごろごろなうにゃぁあ。
にゃみゃあにぃなう。みゃうにぃぁ、にゃぁおみゃうみゃおん。みゃうにぃ・・・?
みゃみゃ~お、にぃあにゃごろごろみゃぁみゃおんな~お。
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・・・にゃっ!!!
にゃにゃにゃうみゃおう、みゃお!ペニャッみゃみゃあ!みゃおにぃにゃおな~ん。
にゃうにゃぁお?みょんにゃ~おごろなうにゃお。
にゃぉうにゃおにゃいにゃんにゃおんにゃにゃん。みゃおみゃお、にゃおにゃいにぃにゃうなうみょんにゃにゃうみゃおん。
にゃぉお、みゃみゃみぃなにゃにゃにゃみゃおにゃおにゃん。みゃおにゃうにゃお、なうにゃあはにゃにゃん。
みゃおう、みゃんにゃうにゃお・・・。
みゃおなうなうにゃおにゃぁ・・・みゃお?
みゃおなうにゃおにゃぉ・・・?みゃみゃなうにぃなおにゃおうみゃみゃうにゃうにゃおにぃ。
な~おーにゃうにゃおにぃにゃにゃう、みゃにゃうみゃにゃおにゃおん。
なうにゃぁおみゃぁあみゃいにゃおんにゃうにゃおんにぃあ・・・。
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みょん。
みょんにゃにゃおう、にゃうにぃなお~ん。みゃおうなうみゃおみゃんなうなおみゃ、みゃにゃおなお~んなうにゃう。なうみゃおなおうにゃおん。
みゃなうにゃにゃみゃお、なおんみゃおみゃうみゃぉおん。みゃおなおんみゃおんにぃ、にゃなうみゃおにゃう。
・・・・・・にゃあお。
みゃおうなうみゃう、みゃみゃおなぁ。みゃぉんなおうみゃうな~おにゃおにゃうにぃみゃおみゃぁおなおなおうにゃぁお。
なおなおみゃおなおうにゃおにゃうにゃんみゃおうなうにゃおう。みゃ~おなうにゃにゃおなうにゃぉう、なおみゃなおうにゃうみゃんなみゃおにゃにゃおな~おにゃん。
みゃみゃにゃおんにゃにゃ~お、みゃみゃおなぁおにゃう。なおみゃぁ、にゃおにゃうみゃおうなおみゃおう・・・。
みょんみゃみゃおみゃぁうにゃう、なうにゃおんなおみゃにゃう。なう、なおんにゃいみゃおう、にゃぅうなおんにゃにゃにゃぉおん。
みゃあにゃん、みゃうみゃあなうにゃ、みょんにゃんにゃぁお、みゃおにゃおみゃーおにゃにゃん。
にゃあ。
なぁう、にゃうにゃお?
猫語話せる人ー?
・この話は作中にもあるカフカの「変身」をインスピレーションにしております。
ここまで読んで頂き、誠に有難う御座います。
もし、多少でも楽しんで頂けましたらさくしゃの身として望外の幸いです。