現代用語辞典【2039年HG出版版】
■英字・略称
AI
人工知能(Artificial Intelligence)の略称。
観測・判断・実行・記録などの機能を持ち、運用補助系・運用応答型・運用選択型・観測判定型などに分類される。
『皐月事変』以後の部分同期環境においては、完全同期を前提としない欠損耐性・局所補完・経路再選定などを担う存在として広く運用される。単独の完全自律判断よりも、人間運用との協調・継続運用支援を重視する傾向が強い。
AI補助経路制御
2030年代以後に本格運用化したAI補助型経路制御。
規格差・認証差・地域差が固定化した環境で、欠損推定・経路再選定・部分接続維持を行い、最低限の到達可能性維持を担う。
C2
Command and Control(指揮統制)を意味する軍事・運用用語。
通信断裂・同期崩壊環境下における指揮系統維持問題として頻出する。
Elise
事象適合系AI群の一つ。
整合確認、監査適合、規則群検証などを担当する。
Elise系
ELISE系列AI思想。
整合性、監査互換性、規則適合性を重視する傾向を持つ。
GOT
“Grille Orbitale Terrestre” の略称。
残存衛星、地域通信網、海上中継、海底索網、局所網、LOG保管系列、AI補助経路制御などを組み合わせた巨大な接続維持構造。
GOT接続再構成
分断・欠損後に接続経路を再構成する運用。
部分同期環境では、情示変換、地域補完認証、経路補完、情筒廻列などを行う局所接続AI群が不可欠とされる。
HEMP
高高度核爆発に伴う広域EMP事象。
通信整合性崩壊・同期障害・広域接続不整合の主要原因として扱われる。
LOG
記録を意味する。
AI通信では、観測・判断・実行・状態変化などを履歴として保持するために使用される。
LOG保管系列
観測記録、監査記録、接続履歴などを保持・維持するための記録系列群。
Nora
事象適合系AI群の一つ。
即応実行、現場応答、運用継続支援を担当する。
Nora系
NORA系列AI思想。
即応性、実行継続性、現場運用維持を重視する傾向を持つ。
OBS/LOG思想
観記思想。
観測(OBS)と記録(LOG)を分離して扱う思想。
「観測」と「評価」を明確に分離し、履歴継続性を重視する。
OER(Orbital Environment Region)
軌道領域規格。軌道環境管理対象となる空間区分およびその定義規格。
OES(Orbital Environment Standard)
軌道環境標準。軌道環境維持のために定められる各種運用・品質・管理基準。
RITSU
統合律令機構:律(Regulated Integrated Tactical Supervision Unit)。
方針、優先順位、全体最適を決定する運用選択型AI。
Rosa
事象適合系AI群の一つ。
接続維持、補給継続、接続回廊維持を担当する。
Rosa系
ROSA系列AI思想。
接続維持、補給継続、広域接続成立を重視する傾向を持つ。
routing divergence
乖路。
接続経路、記録系列、認証系列などが地域・系列ごとに分岐し、同一対象へ異なる到達経路・異なる記録履歴が成立する状態。
『皐月事変』以後の部分同期環境で一般化した。
SEND記録
送信行為そのものを保持対象とする記録方式。
内容一致・到達保証・完全同期を前提とせず、「送信履歴」の継続保持を行い、後の監査を重視する。
部分同期環境では、到達不能・遅延到達・系列分岐を含む場合がある。
TRON系
TRONアーキテクチャ系列OS群。
軽量性、独立動作性、組込み運用性、長期運用性などを特徴とし、産業機器、交通制御、港湾設備、地域設備などへ広く使用された。
『皐月事変』以後、一部地域では継続運用可能な既存制御系列として再評価された。
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