支給品
一通り手荷物検査が終わった後のこと。
俺たちはそのまま何処かに向かわされた。
どうやら、これから支給品を配るとのこと。
「ここで配られる支給品はお前らが2年の間に使うことになる物だ!服とかはちゃんとサイズに合う物を選ぶようにしろ!」
教官の人の命令に従って、俺たちは支給品を受け取ることになった。
今になっては詳しく覚えてないけど。
リストにすると大体こんな感じだった。
正確ではないものに関しては?で表記する。
荷物を入れるためのクソ長い袋型鞄 1
夏軍服 2
冬軍服 2
夏運動服 2
冬運動服 2
軍靴 2
運動靴 2
帽子 1
防寒着 1
防寒内着 1
下着 5?
靴下 7 ?
ゴム紐 2?
スリッパ 1
カミソリ 1
ハンドタオル 3?
国旗 4
爪切り 1
洗濯網 2
靴クリーム 1
歯磨き粉 1
歯ブラシ 1
トイレットペーパー 2
くらいだった。
正確ではないけど、重さにしたら大分重かったことは覚えている。
何故なら、それらの支給品を貰った鞄に詰めるように指示されたからである。
長さも自分の身長の4分の3はあったと思う。
ちなみに俺の身長は177センチだ。
そして、そんなデカブツを自分で持ち運ぶようにと指示されていた。
体感でいうと10キログラムは軽く超えていたと思う。
そんな中でも異彩を放っていた支給品はトイレットペーパーだった。
「ええ…何これ…トイレットペーパー?」
俺は難色を示すしかなかった。
トイレットペーパーって…
まさか、この1ヶ月をこれで我慢しろということか?
「お前ら、支給品はちゃんと保管しろ!盗みとかも多発しているからな!自分のものは自分でちゃんと管理しろ。無くしてもこれ以上は支給しないから気をつけろ!」
俺の不安な予感は当たってしまった。
マジか…盗難くらいはしっかり取り締まれと思ったけど、
100人近くの人間が集まっている集団でそれは難しいだろう。
教官が管理するにしても、限度というものがある。
それによくよく考えれば、1ヶ月でトイレットペーパー2つはかなり余裕がある。
それは盗まれさえしなければの話だけど。
俺は自分のキャビネットの奥深くにトイレットペーパーを保管した。
訓練所の中は盗難がかなり多発する環境でした。
俺は盗まれてないけど、人によっては下着とかタオルとか靴下とかも盗まれてましたね。




