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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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役職決定会

軍の中で一番大事なものがあるとするとそれは役職である。

この役職がどうなるかによって2年間の生活が決まると言っても過言ではない。

ある人は死と隣り合わせになることもあれば、ある人2年間はただ座っているだけの生活を送ったりもする。

だから、皆、楽な役職になるために一生懸命になる。

そして、それの良い例が転生者だ。

彼の全ての行動は楽な役職の助教になるためのものだった。


そして、今日はその役職を決める日が来た。

俺たちは訓練所の講堂に集まることになった。

助教の説明によると、これから色んな役職を説明するので、志願したい人はそれに志願しろとのこと。

基本的に志願制であるため、志願した人全員がその役職に就ける訳ではないみたいだ。

それに狙いの役職になれなかった人たちはランダムに役職を配分されるみたいだ。


何というかこれは面白そうだと思った。

常勤としてすでに楽な仕事をやる事が決まっていた俺としては、高みの見物状態だったのである。

俺はどんと構えて、他の兵士達が作り出す阿鼻叫喚を見物した。


後方だからか、北朝鮮との国境を守るDMZ兵とか、地雷除去軍とかの危険過ぎる役職はなかったけど。

韓国軍には本当に色んな役職が存在していた。

狙撃手とか、砲兵とか。軍楽隊とか、調理兵とかも紹介されていた。

そして、そんな中でも目立つ役職が存在していた。

それは師団長の官庁の管理兵と師団長のシェフだった。

師団長という人は余りにも高貴過ぎて、個人の執事とシェフを持っているらしい。


俺は調理師にシェフになったらと聞いてみた。

しかし、調理師は頭を横に振った。


「何?前の人がお前より調理師免許が多いからおじけづいたの?」


彼の前に手を挙げた人は何と免許を4つ持っていたのである。

それに比べて調理師は3つの免許だった

だけど、そうじゃなかったみたいだ。


「ちょっと、俺は心で決めた役職があるっす。」


自分の能力を活かせる楽な役職以上にやりたい仕事があるという言葉に俺は興味を引かれた。


「ほう、どんなもの?」


「砲兵です。俺も聞いた話だけど、実はこの砲兵というのが隠された蜜役職らしいっす。だから、俺はそれになるっす。」


「へえ、そうなん?」


俺は何も分からず適当に相槌を打った。

のほんほんに本当にそうなのかと思ったからだ。

当時は分からなかったけど、これは有名な韓国軍のジョークだった。

兵役を終えた人たちが兵役前の人を揶揄うためにするジョークで、実際の砲兵は役職の中でも指で数えるくらい辛い

役職だった。

それを調理師はまんまと受け入れたのである。

彼は何というか、俺が思ったよりも純粋な子だった。

結果、調理師は誰も志願しない砲兵に一人志願して抜擢されていた。

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