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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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体力検査

訓練所では本当に毎日、朝には走り込みをやらされていた。

体力が無さすぎる俺としては最初は全部落伍していたものの、諦めずに走っているうちに遅いけど全距離を走り切ることが出来るようになった。

それがほぼ3週目のことだった。

そして、4週目の頃、軍で体力検定をするとのことだった。


体力検定は3つの種目で出来ていた。

腕立て伏せと上体起こしに走り込みだった。

成績によって等級を与えられた。

一番下は3級で、一番上の等級は特級戦士とのことだった。

これは俺が任意でつけた名称ではなく、本当に正式名称が特級戦士である。

因みに、基準に入れなかった人は不合格になるとのことだった。


閑話休題、俺としては特級戦士やらになれないことは分かっていた。

だけど、三週間鍛えた自分の体はどこまで出来るか気になった。

今までこんなに運動した経験は無かったからである。

俺は力ある限り頑張ってみようと決心した。


先ずは腕立て伏せからだった。

これは一番下の3級のカットが48回。

俺は48回を目指して頑張って腕立て伏せを実行した。

そうはしたけど、今までは体力訓練のみで、体系的な筋力運動はなかったので、そこまでうまくは行かなかった。

結果、俺は40回くらいの記録を残した。

つまり、不合格である。


「お前は何回だ?」


「はい、49回です!」


俺が何か言う前に俺のパートナーだった転生者がそう申告した。

基本的にはパートナーが数を数えることになっていたけど…

こいつ、一体どういう意図だ?


「兄貴、俺もよろしく頼みます!」


そう言った転生者は俺に意味ありげな目線を送って来た。

そう言えば、こいつは助教になるに当たって、良い成績を残す必要があるのか。

それで転生者は俺の数を捏造して、自分の便宜を図ってもらうつもりみたいだ。


「いや、これって良くないと思うけど…」


「いや、皆やってることだから。それとも、兄貴、今更回数の修正をするんですか?そうなると、俺が一人でやったことだと言っても信じて貰えないですよ?」


何と言うか俺は罠にハマったみたいだ。

このまま間違いを申告しても二人で懲戒されるに違いない。

軍というのはそういう組織だ。

俺は仕方なくそれに協力するしか無くなった。


「なあに、心配しないで、俺はそこそこ体力に自信ありますから。」


だから、数個だけ多くして貰えば良いですよと、言った転生者はそのまま腕立て伏せを開始した。

彼は自分の宣言通り早いフェースだったけど、特急にはちょっと満たない60台後半だった。

俺は73と嘘の申告をするしか無かった。

それは上体起こしも同じ流れになった。


そして、走り込みの時間になった。

走り込みだけは教官が直接記録を管理していたから、そういう小細工が一切通じなかった。

これは本当に自分の実力でやるしかない。

走り込みの3級基準は15分が基準だから、俺は15分を目安に走ることを決心した。


普段とは違って、時刻を意識して走ることはかなり厳しかった。

いつもはペース配分なんか気にしている余裕なんてなかったから。

それでも俺は一瞬たりとも足を止めなかった。

足が石のように重くなり、足裏に激痛がはしる。

息も切れ切れになって苦しかった。

だけど、俺は何とか走った。

そして、15分で完走することに何とか成功した。


「やった!」


俺は思わずそう叫んだ!

本当に嬉しかったのである。

だけど、教官はそんな俺が見るに耐えなかったみたいだ。


「やったじゃない!3級風情が…、邪魔だ!どけ!」


俺は少し悲しくなった。

実は訓練所では不合格になっても、そこまでのペナルティはないです。

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