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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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夜間射的

射的訓練はそこで終わりではなかった。

どうやら、夜にも引き続き訓練をするとのこと。

これで2回目の夜訓練になる。

夕飯を食べてから、俺たちはもう一度、射的場に集まった。


訓練場の周りは山ということもあってか、20時という早い時間だったけど、周りはすっかり真っ暗になっていた。

一旦、待機時刻に騒ぎすぎて罰を受けるというハプニングはあったものの、夜ということもあってか訓練はスピーディーに進んだ。

お陰様で直ぐに俺の順番が回って来た。

俺は昼と同じ射的場へと入った。

しかし、一点違うところがあった。

射的場には光源が全くなかったのである。


「これだから、夜間射的なのか。」


確かに戦争状態では夜の交戦もあり得るからなということで、俺は納得した。

俺は教官の指示に従って、真っ暗な中で朝と同じく弾丸をもらって来て、自分の位置についた。

助教の説明によると夜間の射的は100メートル固定で、一つの的を打ち続けるとのこと。

弾丸は8個あって、8回黒い的を撃つようになるとのことだった。


黒い的と言われたけど、射的場にそんなものは見えない。

俺は必死に前に目を凝らすようにした。

それでやっと人形の黒い影がチラチラと見えた。

これは難しくなりそうだと思った。

俺は昼に教わった通り、前伏せして教官の指示を待った。


「撃て!」


その声に俺は昼に教わった通り銃を発砲した。

銃声が鳴り響いて、他のところで急に人形の的に照明がついた。

どうやら、当てたら照明がつくようになっているらしい。

だけど、俺のところは何の反応もなかった。


「ハズレだ。次だ。」


ハズレだったらしい。

俺は引き続き二発目の準備をした。

だが、二発目も当たらなかった。

そして、三発目の時にやっと俺の標的も光った。


「よくやった!」


助教が俺を誉めてきた。

俺も的を当てられたことが嬉しかった。


「よし、このままで続けるんだ。」


助教はそう言って来たけど、俺としてはそれは無理だと思った。

銃を撃つたびに光る強烈な火花で、目が光に慣れてしまったのである。

だから、このまま目で見て的を狙うことは無理そうだった。

そこで俺は戦略を変えることにした。


先ほどの射撃の反動で俺の銃口は少しズレていた。

何故か知らないけど、当時の俺はそれを丁度良い加減で元の位置に戻せると思った。

銃口を元の位置に戻せたら、その先には的がある。

ということは、的に当てられるということだった。

そして、その戦略は見事に当て嵌まった。

俺は自分でも知らなかった、謎の才能を発揮して全弾を命中させた。


それからのこと。

俺たちは生活館に帰る前に銃の点検をすることになった。

その点検というのは空に空砲を撃って弾丸が入ってないかを確認すること。

実は射的の訓練の後には必ずこれをするようになっていた。

もちろん、昼の訓練の際にもこれをやっていたのである。


「セイフティ装置単発!銃を空に向けろ!」


助教が俺たちにそう指示を出したので、俺たちはその通り銃を空に向ける。


「撃て!」


俺は助教の指示に従って引き金を引いた。

しかし、そこで本来はあり得ないことが起きた。

パンという音と共に見知らぬ同期の銃口から光が発したのである。

周りの空気が凍えた。


「…」


俺は二度と銃口の前に立たないことを誓った。

その後、弾丸を残していた彼はどこかに連れて行かれました。

とんでもない祝砲でした。

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