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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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20/23

散髪

基本的に軍の中で自分の身嗜みや身の回りの世話はは自分で整えることになっている。

しかし、中にはどうしても自分で出来ないものもある。

そのうち一つが散髪だった。

韓国軍は基本的に兵士が髪を伸ばすことを許さなかった。

特に訓練所ではそれが堅調で、少しでも伸びた感じがしたら助教に怒鳴られたりする。

だから、自然と散髪をする機会が増えてくる訳で、俺も1ヶ月の間に3回は世話になっていた。

そういう環境だから、韓国軍の内部には散髪だけは理髪兵という役職が別途存在していたくらいである。

だけど、訓練所にはそんなものはなかった。

では、どうやって髪を切っていたかというと…


「はい、切るよ。」


普通に訓練兵の中で適当に選び取った人員にやらせていたのである。

もちろん、中には社会で美容師の勉強をして来た人もいたりするけど、俺の時はそんな人はいなかったみたいだ。

結果、俺たちの美容師は非専門家がやらされる羽目になった。

基本的には丸刈りするだけだから、別に非専門家でも大丈夫という判断だったのだろう。

しかし、それは俺に取っての不幸だった。

俺の髪質はかなり特集だった。

髪の癖に何故か鋭くて、妙な強みがある。

俺自身が髪を触ったりした時も、偶に髪の毛が皮膚を貫いて刺さったりすることがあるくらいだった。

そんな髪質だから、安いバリカンを使ったら、すぐにバリカンをダメにしてしまう。

そして、そんな俺の髪質は訓練所でも余儀なく発揮された。


「いた!」


俺は激痛で悲鳴を上げた。

バリカンに髪の毛が詰まりながら、俺の髪を引き抜いたのである。

俺は目尻に涙が溜まるような感覚がした。

これで俺はバリカンを二台もダメにしている。

俺も大分イライラしていたけど、それは理髪兵も同じだったようだ。


「ああ、また詰まった。」


理髪兵の人もちょっとイライラした声でそんなことを言った。

そうだよね、お前にとってこれは作業でしかないもんね。

でも、少しは注意して髪を剃って欲しかった。

まあ、技術も何もない人間にそれを望むのは酷だということは分かっている。

でも、これ以上したら、俺自身がハゲになりそうだった。

俺は今にでもこの拷問行為をやめたかったけど、それは許されなかった。

髪を切らずにかえったら助教に怒られるのもあるが、今の髪型はアンバランス過ぎて滑稽だったのである。

俺はそれからも理髪兵の恨みがましい視線に耐えながら、拷問を受け続けた。

前話の懲罰ですが、一週間の給食支援をやらされてました。

何の面白味のない話なので省略します。

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