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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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19/23

応急措置

俺の軍のイメージというのはかなりステレオタイプだった。

だから、俺は軍と言えば人を殺す訓練だけすると思っていた。

しかし、別にそんなことはなかったみたいだ。

俺たちは心臓マッサージの仕方を教えてもらうことになった。

一応、目的としては戦争で仲間を生き返らせることで、戦力を維持することが目的とのことだったけど。

初めて社会でも使えそうな訓練だったので、俺は珍しく意欲的だった。

そして、今回のことは全ての分隊に一気に講習する流れになったため、転生者のうろ覚えデバフもなしだった。

因みに実習は心臓マッサージ用の人形を使って行われた。

お陰様で男同士顔を近づけ合うという不祥事は起こらなかったわけである。


「まずは意識をなくした人の肩を叩いたりして意識を確認する。」


応急措置の助教は割と演技派助教だったようで、迫真の演技で起きてますか?といいながら人形の肩をペチペチした。


「意識がないことを確認したら、周りの人に救急車を呼ばさせる。この際は救急車を呼ぶ対象をしっかりと決めてやること。人は心理的に自分が呼ばれないと行動を起こさない。だから、そこの軍服を着た男の人救急車を読んで下さいみたいにしっかりと対象を決めろ。」


助教はそう言って、一人一人にその言葉を復唱させた。


「恥ずかしがるな!そうすると実際にこんな状況になった時、対応ができない!あとは対象者が息をしているかを確認する。あとは…」


それからも助教の説明は続いた。

俺は真剣に助教の説明を頭に刻み込んだ。

そして、実習のタイミングになって、分隊ごと一台ずつ人形が配られた。

それで分隊ごとに実習をする流れになったところで、事件が発生した。


「皆んなこれ見て!」


それまで静かだったお調子者の調理師は助教の目を盗んで人形相手にイタズラを仕掛けた。

何と足で人形の胸部を踏み潰したのである。

俺は愕然とした。

そして、それは助教も同じだった。


「お前何をしている!」


助教の怒声がすぐにこちらに飛んできた。

助教は俺たちを見ていた他の分隊の反応から、直ぐに俺たちに気づいたみたいだ。

結果、その光景を助教に見られた。

それからは本当に大変だった。

いつの間にか俺たちの分隊の行動は上の方にも報告された。

一応、調理師個人の行動だったけど、彼を止めなかった俺たちも同罪らしい。

そのお陰で俺たちは分隊ぐるみの懲罰を受けることになった。

分隊成績一位を目指していた俺たちだけで、俺たちは訓練所初の懲罰対象を勝ち取った。

これは有意義な訓練だったけど、今振り返ってみると、恐ろしいことに気付きました。

この時の応急措置用の人形って使い回しはしたけど、口元を拭いたりはしなかったんですよね…


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