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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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18/22

食事

俺の神経はとても図太い。

これは俺にとっての数少ない自慢とも言えるものだった。

それこそどんな環境の中でもどうにか適応して生活する能力に長けていた。

そんな俺だけど、1ヶ月の訓練所生活をする中でどうしても適応できないものがあった。

それは食事だった。

いくら訓練が辛くて苦しくても、どうしても訓練所の飯だけは食いたくならなかった。

そして、それには3つの理由があった。


一つ、単純に料理が不味い。

俺の母は調理師免許を持っているくらい、料理が美味くて、子供の頃から美味いものばかり食べてきた。

日本に留学してからも、自分の口に合う食べ物しか食べてこなかった。

その結果、俺は自覚がなかったけど、自分が思ったよりは美食家になっていたのである。

そんな俺に取っては訓練所の飯というものは到底食べ物には思えなかった。

これについては非専門家の一般兵がご飯を作っているから仕方がない事だった。


二つ、食器がクソ過ぎた。

韓国の訓練所ではお箸が存在しない。

変な言葉に聞こえると言うことは俺も知っている。

しかし、実際に言葉通りお箸がないのである。

何でも昔お箸を凶器で自殺した人があると噂が回っていた。

俺はその言葉を聞いて、箸を無くすんじゃなくて、人が自殺するような環境を改善しろと思った。


では、箸がないと何で食事をするかと言えば、その代わりにフォカラクという変な器具が置かれている。

日本でいう先割れスプーンのことである。

俺はこれを子供の頃以外に見たことがなかった。

まるで幼児扱いされている気分だったのはさておき、兎に角使い辛くて仕方がない。

この食器の存在は食事を一つの苦行として昇華していた。

そんなことだから、皆この食器のことを憎悪していた。


3つ目、メニューがかたより過ぎている。

訓練所生活の1ヶ月。

その間、90食を食べることになるのだが…

日に1回以上、多い時は2回もイカとモヤシがはいっていた。

しかも、バリエーションも少ない。

不味いものを週に何回も食べさせられていたのである。

仕舞いには大隊長の実家がモヤシを作っていて、独占供給しているとか。

軍の水タンクをイカの養殖場とし使っているとか

実はイカとモヤシには性欲減退剤が入っているとかの怪談も流れていたくらいである。

そう言った状況だから俺の食事の量は減り続けた。

おかげさまで俺は無理やりダイエットをさせられることになった。

先割れスプーンって本当に悪魔の発明だと思います。

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