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ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


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13/23

銃器配布

詳しいタイミングは忘れたものの、銃を支給されたのはかなり前の段階だった。

確か健康診断の脱落者が消えた頃だったと思うから、恐らくは訓練1週目の月曜日のことだと思う。

月曜日の朝から急に周りが騒がしくなった。


「これから銃器配布を行う!」


いよいよこの時が来たのかと思った。

しかし、俺としては射撃の訓練がある時に支給するものだとばかり考えていたから、かなり面くらった覚えがある。

銃を配られる日の朝は物凄く険しい空気が流れていた。

教官たちは眉間に皺を寄せて、あちらこちらに怒鳴りつけていた。

まあ、人の命を奪える代物を提供している段階だからな。

無理もない話である。


「この銃はお前の恋人だ。銃器保管庫にいる時以外は必ず体から離すんじゃない!」


銃を配ってからのこと。

教官はどこかの映画で見たような台詞を言い放った。

まあ、銃器に対する基本的な考え方はそれだけ普遍的なんだろうなと思った。

俺たちに配布された銃はK2小銃と呼ばれるものらしかった。

これは韓国軍の標準装備とのことで、かなり古くから使われているだろうという印象がある。

実際に握ってみたところ、メタリックな感触で、思ったよりもずっと重い。

まさか、この手で銃を握る日が来るとは…

俺は人の命を奪えるからと運転もしない主義の人間だというのに…

今の俺は銃を握っている。

その事実がとてつもなくストレスを感じた。

子供の頃から何となくこの日が来るとは思ったけど、実際に来るとは思ってなかったからな…


「銃口は必ず上を向け。間違っても人に向けるな!これからはそれが見つかったらタダでは済まさないからな!銃の持ち方はこうだ。」


そう言って、教官は俺たちに銃の持ち方を見せてくれた。

俺は真剣になって教官の言葉に集中した。

俺自身も人をいとも容易く傷つけられる兵器の扱い方には注意したかったのである。

銃床と呼ばれる部分を手に持って、引き金部を体の内側へくるようにする。

そして、体を支えのようにして、銃を体の方向に倒れるように持って銃口を天井に向ける。

これが銃の基本的な持ち方とのことだった。

俺はそれをみて中々よく考えられたな持ち方だなと感心した。

確かにこれだと誤発の事故の心配はなさそうだと思ったのである。

教官からは移動とかの際は必ずこの姿勢を取るようにと指示された。

そうやって、俺は1ヶ月限定の恋人を得た。

俺は今でも銃口を見たら避ける癖が身についてます。

訓練所でとんでもないことを経験しているので…

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