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マモンの馬券が当たらない!!7

よっ!

今回は八回目のシリーズ更新って訳だ。

スピンオフ作品の「詐欺師なんて逆に利用してやれば良いと思った。」も連載開始したらしいぜ!

あっちはベリアがキャプション書くってさ。

今回の話は、パドックの話なんだが……アモンも中々鋭いな。

マモンの精神状態が良くなりますように……。

次回もお楽しみに!

by ジェリー

次の日、マモンは早速テレビの番組表を見ながら地方競馬が

どのチャンネルで放送しているのか?確認していた。競馬の

中継時間を確認した後マモンは競馬の放送時間になるまでの間

パソコンを使って今日、開催される地方競馬の場所と出走馬に

関係する情報を集めノートにメモした。そして決め手となる

馬券の選び方は競馬の放送を見てから決めようと思ったのだ。


(だってパドック解説者と同じ番号を入れた方が入りやすし。)


勿論、自分の目と直感を信じているが決めてとなる一押しとして

ベテランとも言えるパドックの解説者の意見も取り入れようと

思っているのだ。そして納得いく組み合わせが出来たら、いざ

勝負!!と訳である。此処、数日のマモンの精神に関する上げ

下げは激しく馬に例えるならパドック入場時から入れ込み過ぎて

解説者から嫌煙されるレベルである。だが当本人であるマモンは

全く、それに気づいてはいなかった。アモンはマモンに言った、


「マモンよ、少し入れ込み過ぎていないか?」


「そう?私は別に何ともないけど。」


「マモン、お前は気づいていないようだが精神が不安定に見えるぞ?」


連日に続く異様なテンションのせいでドーパミンが過剰に分泌

されているのか?自身の状態についてマモンは把握出来ていない

ようである。このことに一抹の不安を感じたアモンであったが

マモンを説得する術を持たないアモンには何も言えなかった。


(元気が空回りしなければ良いのだが……)


アモンのこの感は当たった。マモンは地方重賞の一つである

サンタアニタトロフィーが開催された日、当日に放送された

第11Rの出走表及びパドックを見ている時、マモンは言った。


「今日、どの馬に賭けるか?もう決めてるんだ。」


「ほう?それで。」


「昨日から賭けようと思っている馬がいるんだけど

 念の為、パドックを見てから賭けようと思って。」


「それは良いことだな。」


昨日、調子が良かった馬でも明日にはどうなっているか?

それは馬自身にしか解らないこともあるだろう。ましてや

常、日頃から馬を見ることが出来ない自分達には特に確証と

呼べるものは何もないのだ。だから今、この時間帯に放送して

いるパドックを見て状況を把握しなければならない。そう

アモンは考えていたのである。共に競馬を観戦する仲である

マモンには形骸化された思念に捕らわれず斬新な発想をもって

競馬に臨んで貰いたいと思っていたが実際のマモンは違った。


「あの馬は近日、成績が良かったようだな。」


「でも縁起の悪い名前をしているよ。」


「そうなのか。」


マモンは既に心に決めた馬がいたのか?今、目の前に映る

馬に興味を持っていなかった。だが、そのあまりの言いように

アモンは微妙な気持ちになった。マモンは一応、パドックを

見ているがあまり下見としては馬を観察していないようにも

見える。もし昨日の自分の観察力に間違いがあったのなら

それはとてもまずいことになる。だからこそ今日、改めて

パドックを見ると言うのはとても大事なことだと思ったのだ。


「マモン、その態度はあまり良くないと思うぞ?」


「何で?競馬って迷ったら負けじゃん。」


「それは、確かにそうなんだが……」


何て言ったら良いだろうか?この時ばかりはマモンの言い分に

アモンは反発心を抱いた。だが、どうしたらこの気持ちを

マモンに伝えられるのか?アモンには解らなかった。アモンは

マモンに対して慎重に言葉を選びながら話を続けることにした。


「それに今回、あまり前回と調子が変わらないんだよね。」


「それは良かったな。だが、あまり思い込み過ぎても馬に良くないぞ。」


「何で?」


「その馬にとって気持ちが重すぎて沈んでしまうかも知れない。」


「嫌だなぁ、そんなことないよ!大体、テレビの向こう側のことなんて馬には解らないじゃない!!」


「まぁ、それもそうなんだが……」


競馬と言う何が起こっても、おかしくない世界で今日に限って

マモンは異様な自信に満ちていた。まるで自分の計算に狂いは

ないと言っているような顔にアモンは不安を抱いたのである。


(今の私では何を言ってもマモンには通じないな。)


此処にアザゼルやアスモデウスがいたら話が違っただろう。

と言うことはアモンでも解ったが、それ以上にマモン自身が

そのことに気がついて欲しかったと言うのが正直な気持ちで

ある。マモンのことはマモン自身で解っていれば悩むことも

心配することもない。大丈夫だって自信を持って言えるのだ。

pixiv版

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25880487

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