マモンの馬券が当たらない!!3
よっ!
今日は二回目のシリーズ更新だな。
アンドラスは今回も安定の好戦性(;^ω^)
ついにベリアも登場して、単勝で賭けた訳だが……。
まァあいつは、ペテン師をすってんてんにするのが好きな賭けぐるいだからアテにしてはいけない。
ちなみに作中では七月七日になっているが、実際の今年の七夕賞は七月十三日。
実話が元ネタだが、そこはまァ、置き換えだからな。
却説、マモンはどう賭けるのか?
次回をお楽しみに!
by ジェリー
「マモン、競馬新聞を買ってきたよ。」
七月七日頃にはマモンがアモンと共に競馬を始めたことは他の悪魔達にも
周知の事実となっていた。だが肝心のマモンとアモン達、本人は全くと
言って良いほど何も解っていなかった。と言うかマモンに至っては混乱の
るつぼにすらいた。要はどの馬券を買ったら良いのか?解らなかったのだ。
「わぁー!!ありがとう、アザゼル。って優馬に競馬エイト、スポニチ
日刊競馬などなど……何で、こんなに新聞を買ってるんだよ!?」
「何で?って情報を得る為だよ。一つの新聞だと、そこの新聞社や記者が
推している馬が中心に取り上げれるだろう?それよりも複数の人物や
複数の新聞が取り上げている馬の方が確立は高いし何より詳しい情報を
知りたいのなら、ありとあらゆる視点と角度から見る必要があるしね。」
マモンは携帯を持っているが古風なところがあり、ほとんど使いこなして
いなかった。斯く言うアザゼルの方はマモンより年上なのだが気さくだし
機械を器用に使いこなしている節がある。ただマモンが競馬を始めて間が
ない為、不慣れであることは十分、理解しており競馬新聞を買ったのも
マモンの競馬に対する知識や経験を積ませる為の手段に過ぎなかった。
「この手のことは楽しんだものの勝ちだと聞いたことがあるな。」
アザゼルに渡された新聞をアモンと共に熱心に読んでいたマモンの隣に
来て、そう言ったのはベリアだった。ベリアはアザゼルの子供みたいな
もので時折、アザゼルの家に遊びに来ている。マモンはベリアに言った。
「今は競馬を楽しむ余裕があるどころか当てることに必死だよ。」
「それじゃあ、駄目だな。いずれ君は競馬を止めることになる。」
競馬を始めたばかりで、もう敗北者宣言を受けてしまったマモンは
ベリアの発言に無言となった。こう言う精神の弱いところをまず治さ
なければならないのだが中々、上手くいかないのである。アザゼルは
ベリアの方へ顔を向けると小さく首を横に振った。その様子を見た
ベリアはアザゼルが何を言いたいのか?理解したのか嗚呼と言った。
「誰だって初めてのことは緊張するし心にゆとりを持って行動することは
難しい。ただ失敗を恐れていたら何も始まらないから余計なことは考えず
今、出来ることからやっていこう。まずは買いたい馬を決めてくれ。」
「え、えっと……」
アザゼルに励まされたマモンは再び競馬新聞に目を通した。が、しかし
普通の新聞記事と違いレースに出走する馬の名前や、その親馬の名前が
解っても親馬の経歴や出走する馬の経歴が解らず、書いてある記事の
読み方さえ要領を得ていないのである。これでは何も出来ないも同然だ。
「ご、ごめんなさい。何も解りません。」
「落ち着いて、 まずはどのレースの情報が知りたいのか?言ってみな。」
「今日のメインレースである七夕賞……」
ベリアが見守る中、競馬新聞の読み解き方が解らず混乱していると
アザゼルが話し掛けてきた。取り合えずマモンは今日、馬券を買いたい
と思っていたメインレースである七夕賞の名前を口にした。アザゼルは
そんなマモンのことを馬鹿にすることもなく競馬新聞の内容を確認した後
メインレースである七夕賞の出走表が書かれている部分をマモンにも解る
状態にして差し出してくれた。だが正直なところ読み解き方が解らない為
折角、親切にして貰ったと言うのに、マモンは少し勿体ない気がした。
「大体の競馬新聞ではメインレースである10R、11R、12R辺りは
新聞の後ろの方に掲載されているよ。また逆に表紙に書かれている場合や
時期によっては6R、7R、8Rになっている場合もあるから注意してね。」
「あ、ありがとうございます。」
「やれやれ、こんなんじゃ先が思いやられるぞ。」
ベリアに続きアンドラスまでもがマモンの神経に障るようなことを言い
アザゼルに軽く視線で制された。マモンは内心、自分は褒められて能力が
上がるタイプであって、けなされて上がるタイプじゃないぞと毒吐いた。
「さて今回は七夕賞だけ馬券を買う訳だが皆がどの馬を選んだのか?
マモンの今後の競馬予想の為に参考として一つ答えて欲しい。」
「断る。」
「Σ(゜д゜lll)ガーン!!」
「自分で考えろよ、もやし。」
アザゼルがマモンの為に何人か知り合いを呼んでいたのだろうけれど
その内の一人であるアンドラスはきっぱり、そう答えた。その事実に
ショックを受けたマモンに対してアンドラスは更に止めを刺すように
暴言を吐き自分の買った馬券を隠してしまった。反面、ベリアの方は
特に気にしていないのか?あっさり自分の買った馬券の番号を見せた。
「僕はだね単勝でコスモフリーゲンにしたよ。」
「へー……って、げぇぇぇ!?何で一万円も掛けてるんだよ!!」
「あれ?ギャンブルって、そう言うものじゃないか?」
「人それぞれ掛け方があるから、その部分は参考にならないよ。」
ベリアに馬券を見せて貰ったマモンは思わず、そう叫んだ。対する
ベリアの方はさも何でもないような顔をして、そう答えを返した。
アザゼルは実際の馬券のついて賭け方は自由だとマモンに教えた。
ベリア「あれ?ギャンブルって、そう言うものじゃないか?」
→黄金のルーレット盤でなければ安い!
→何で一万円も掛けてるんだよ!
→人それぞれ掛け方がある
→その他
pixiv版
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25844760




