マモンの馬券が当たらない!!9
よっ!
今回は十回目のシリーズ更新って訳だ。
まァ登場人物紹介が含まっているカウントだけどな。
こっちのpsfはもうちょっと纏まった文章数になったらって事になりそうだ。
今回は些か、榎木津礼二郎の云う処の「我慢の次は爆発だ」ってところ…か…?
これってヘイトのタグ必要なのかどうか……(;^ω^)
とは言え、マモンも実際の所は不本意なので大目に見て欲しいかな……?
だんだんと作者(黒猫の箱庭)の現在の精神状態にマモンも近くなって来ているので、もう少し落ち着いてくるかと。
次回もお楽しみに!
by ジェリー
「はぁ?今日の競馬、賭けないだって?」
「そうだよ。毎日、毎日、競馬で金を使ったら資金が何時か底を尽くし
流石にギャンブル中毒だと思う。だからさ競馬で金を賭ける日を決め
勝負するレースも一つか二つにだけして掛け金も限定しようと思って。」
「馬鹿じゃないのか?お前。」
次の日、アンドラスはマモンの言葉を聞いて馬鹿にしたような声を
上げた。さらに、その理由をマモンから聞かされたアンドラスは
ますますマモンを馬鹿にしたような顔をした後、怒声を浴びせた。
「お前が競馬にお金を賭けようが賭けまいが俺の知ったことじゃないけどな
それって意味あるのか?練習に練習を重ねて、じゃあ何時、競馬を始める
んだよ。自信がついてからだって?馬鹿にすんじゃねぇよ。そんなんじゃ
何年掛かるか解ったもんじゃねぇよ。競馬を舐めているのか?一か八か、
当たるか?当たらないか?それだけなんだよ!!勝負の世界で、いちいち
泣いてちゃ身が持たないぞ?お前が競馬をやる。って言い始めたんだから
最後までちゃんとやれよ!それで全部、スッたところで仕方がないことだ。」
「私はお前と違って0か1かじゃないんだよ!!元々、好きで競馬を始めた
訳じゃないし、お前が何時も私のことを暇人扱いして暇なら仕事をしろ。
何かすることはないのか?お前の特技は何だ?って毎日、毎日、ねちねち
ねちねちねちねちと聞くから嫌でも仕事しないとな。何か収入得ないとな
とか、オンライン上で日用品を売っているんだけどな。とか思ってる訳で
そんなのいちいち、お前に言う義理はないから言わないだけで本当はもう
うんざりしているんだよ!!お前のパワハラめいた物言いも嫌味の籠った
突き上げも!!そんなに人をせっついて暇人はお前じゃないのか?お前に
仕事しろとか言う心算はないけど私が何も言わないことを良いことに好き
放題言ってんじゃねぇよ!何でお前に一から十まで従わなきゃ、いけない
んだよ!!ふざけるな!黙ってろ!!私には私のやり方があるんだよ!!」
マモンは内心、やってしまった。と思いつつ、アンドラスに今までの鬱屈と
した気持ちをぶつけてしまった。別に誰かに八つ当たりをしたい。だとか、
サンドバックにしてやろうだとか思ったことはない。むしろ誰かにストレスを
ぶつけず発散する方法を日夜、探している訳だが如何して、こうも相手が
アンドラスになると無理矢理、我慢や虚栄心を引き剝がされないといけない
んだろう?互いに互いを無神経に刺激し挑発し合うなんて私の性分に合わない。
(なんで、こうなるかな?)
アンドラスは何時も話し合いをしに来たのに私がそれどころじゃなくすると
言う。そう言うアンドラスはちゃんと人の話を聞く心算があるのだろうか?
それとも自分の意見だけを言いにくるのだろうか?それだとすると始めから
話し合いも何もあったものではない。話し合いとは互いに意見を出し合って
それらの良いところを互いに採用し合ったり情報を分け合ったりすることでは
ないだろうか?自分のやり方に固執したり相手にそれを強要し合ったりしても
何にも意味を成さないのではないだろうか?そう考えるのは私だけだろうか?
(あーあ、また嫌な方向に話が流れたな。)
あの後、アンドラスは何も言わず家から出て言ったけれど他の皆は何も言わず
そのまま競馬を観戦することになった。誰も何も言わない無言の空間が私には
少し重くて、でも何て言ったら良いのか?解らなくて正直、途方にくれていた。
「こんにちわ。誰もいないのか?」
家の中が静まりかえっていた為、アスモデウスはそう言ったがマモンはのっそり
と足取り重く玄関の方へ行くと扉を開け、こんにちわとアスモデウスに言った。
「来る間を間違えただろうか?」
「いや、むしろ丁度良いタイミングだよ。」
重苦しい雰囲気を感じてアスモデウスは言ったがマモンは首を緩く横に振った。
そしてアスモデウスを家の中へ入れるとマモンは皆が集まっている客間へ通した。
「やぁ、アスモデウス。ご機嫌いかがかな?」
「あぁ、まぁ……普通だが。」
ベリアが一見、いつも通りに挨拶してくるのでアスモデウスは少し面食らった
ような顔をした。実際、マモンが一番、精神的な浮き沈みが激しかったのだが
他の皆は大丈夫だろうとマモンはそう感じていた。アモンはマモンに言った。
「気にするな。とまでは言えないが、するべきことはやろう。」
「うん。そうだね、アモン。」
競馬のベテランとも呼べる専門家達が外す時は外すのだから素人であるマモンが
外しても何らおかしいことでも何でもないのだ。ただ素人なのに生活費の一部を
競馬で稼ごうとするから、人と衝突したり精神をすり減らしたりと無理が出るの
だろう。それを忘れて何度もアンドラスとぶつかるのだから、アンドラスに学習
能力がない。と思われても仕方がないことだとマモンは思い内心、苦笑した。
「ところでアスモデウスは今日、行われる優駿スプリントの馬券は買うの?」
「買うには買うが、まずはパドックを見てからだな。」
マモンは内心、自分はまだまだ弱いから皆と話ながら決めた方が良いなと思った。
一人で妙な緊張感を持ったまま馬を選んだり変なこだわりを持って馬を選んだと
しても競馬を楽しむことは出来ないし、そこから何も得ることは出来ない。ただ
いたずらに精神を消費して誰かを攻撃するくらいなら最初から競馬なんてしない
方が良い。折角、競馬を楽しむのなら誰かと一緒に話しながら気楽に賭けた方が
余程、良い。その方が皆と一緒に楽しい時間を過ごすことが出来るからだ。
「今日は実際、賭けることはないけれど一緒に楽しもう。」
そうアスモデウスにマモンは言うと皆の飲み物を用意する為にキッチンへ行き
コップに氷を入れ冷蔵庫からアイスティーの入れ物を出すとコップに注いだ。
お盆にアイスティーを入れたコップとお菓子を乗せると皆のいる客間へ戻った。
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