ランキングの公平性より、多様性を
最近、「ランキングは公平なのか」という話題をよく見かける。
特定のジャンルが有利だとか、ポイント制度が偏っているとか。
確かに気になる部分はあるが、ランキングに“完全な公平”を求めるのは難しいと思う。
なろうのランキングは、あくまで「今、多くの人が読んでいる作品」を反映する仕組みであり、そこに流行の偏りが出るのは自然なことだ。
もちろん、ジャンル別ランキングも用意されている。
恋愛は「異世界」と「現実」、ファンタジーは「ハイ」と「ロー」に分かれているし、総合ランキングを見れば全体の人気傾向もわかる。
けれど実際には、どのランキングを開いても似たようなテーマが上位を占めている。
転生や悪役令嬢、チートや学園もの。
ジャンルを分けても、作品傾向の偏りまでは解消されていないのが現状だ。
だからこそ、欲しいのは“除外機能”だと思う。
たとえば「転生タグを外して見たい」や「R15を除外したい」といった、読者側からフィルターをかけられる仕組み。
それがあれば、自分の好みに合わせてランキングをカスタマイズできるし、“偏って見える”印象もだいぶ変わるはずだ。
公平性をめぐって議論するより、読者がより多くの作品に出会えるような環境を整える方がずっと建設的だ。
ランキングの数字をいじるのではなく、ランキングの「見せ方」を工夫する。
それが、なろう全体の多様性を広げる第一歩になるのではないだろうか。




