赤いリボンよさらば
また200文字に挑戦して、失敗しました。
夏場のアレということで描きました。
どうしてそんなに強く惹かれたの分からない。
彼の事が好きだった。
数日前、彼と侯爵令嬢が楽しそうにデートしていた。
薄く感じていた。
その違和感を。
数日後、デート先で婚約破棄された。
高台にあるベンチは何度か共に訪れた彼のお気に入りの場所。
決別のケジメとして、彼とワインを開けた。
彼のグラスに睡眠薬を入れて。
そして私は、彼に貰った赤いリボンを空に放り投げた。
その後、彼の行方は知らない。
何度か聞かれたが、私には時間のアリバイがある。
彼は行方不明として処理された。
でも私は知ってる。
彼が知っていたかは知らない。
歴代の彼女達が消えた場所だ。
赤いリボンは放り投げたが、解けるように消えたのだ。
彼との縁を望んだ彼女達によって。
その後、私は彼に貰った燃えるものは焼き、燃えないものは神殿にお祓いしてもらった。
彼女達はあの赤いリボンで彼と結ばれたのだろうか?
私はもうあの場所に惹かれる事はない。
赤い糸ならぬ赤いリボン。
裂けばどうにか数人分、仲良く彼と結ばれるはず?
自◯の名所的な感じかも。
ヒィッ!うわっ!ギャー!!な感じでも良かったんでしょうが、ザマァ感があるので、仄暗く行方不明になってもらいました。
ヒロインが惹かれたのは彼の恋人だったから、彼女達に呼ばれてた。というオチです。
あとなんでこの事故物件男に引っかかったの?については、対策が取れちゃうと別の話になるからです。
ホラー物、戦えちゃうとバイ◯ハザードになっちゃう感じというか。
なお投稿先ジャンル迷ってます。(汗)