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第93話 一番の心配事

『「「「いただきます! 」」」』


 本当にどれもこれもおいしくて幸せだ。

 この世界に来てから、本当にたくさんのおいしいものを食べ続けている気がする。

 本当に幸せだ。


『そうだ、葵さん。せっかくですし、食べながら昨日のことを二人にも話してあげてください』


 まさか、女神様から伝えるように言ってくるとは思わなかった。

 言わなければならないと分かってはいたのだが、女神様にとってあまり他人には伝えたくない内容にもなると思ったので、切り出すタイミングに迷っていた。

 正直、そうやってタイミングを作ってくれると本当にありがたい。

 さすがは女神様だ。


「――た、確かに、そうだな。それじゃあ、エマ。ガイア。昨日のことについて説明するよ」

「わざわざありがとうございます! ぜひ聞かせてください」

「聞かせるのよ」


 僕はこうして、朝ご飯を食べながら、ゆっくりと昨日三人で話したことについて説明することになった。

 女神様から切り出してくれたのだから、ある程度は大丈夫なのだろうが、もちろん女神様が死にたいと思っていることは伏せて伝える。

 女神様の個人情報みたいなものだと思うし、わざわざ伝える必要もないのだ。

 伝え方を考えて、聞いた相手がどう思うかを考えて、昨日のあの話合いを要約して話すのが重要だ。

 まずは結果論からだ。

 昨日の話し合いの結果僕が何を決断したのかをまず話そう。


「単刀直入に言う。女神様のためにこれから僕りえは、ガイア以外の暴走した五大神の制止に動こうと思っている。女神様にはある望みがあって、それを叶えるかわりにそう動こうって昨日の話合いできめたんだ」

「暴走した五大神、つまり五大悪神をなんとか制止させるということですか……」

「ふーん。あいつらをなんとかちゅるねぇ……」

「それと、実は昨日。僕は女神様のおかげで世界間を移動できる魔法を手に入れたんだ。だからこそ五大神を倒すためにも僕とりえはこの魔法を使って一度もとの世界に戻ろうって考えてる。もちろん定期的にこっちに帰ってくるつもりだけど。……エマ。もしそうなれば、今まで見たいな関係ではいられなくなるかも入れない。それでも良いか?」


 ――そう。

 これが一番心配だった。

 もとの世界に帰ればエマを置いていく形となってしまうのだ。

 それを許容してくれるだろうか。

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