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第53話 みんなで朝ごはん

「——っえ? エマと師匠がこんなところで戦ったらいろいろとやばいんじゃないの? 」

「確かに。エマちゃんと()()()さんが鍛錬するならここが更地になっちゃうでしょ」


 りえも同意見なのか。

 って、更地になるはさすがに言いすぎだよな。


「あ~。確かにそれは否定できませんが、今はお父様がいくら盛大に暴れても大丈夫なようにと結界を張ってくれているので大丈夫なんですよ」


 否定しないんかい!

 はぁ……。

 それにしても結界か。

 かっこいい。

 さすが異世界。何でもありだな。

 そういうの嫌いじゃない。


「ん? わしを呼んだか? 」

「「うわっ! 」」 


 マジビビった。

 心臓飛び出るかと思ったぞ。マジで!

 国王はどっかから落ちてきた。

 おそらく窓からジャンプでもしてここに来たのだろう。

 さすがは異世界である。


「呼んでないですけど……」

「いや、さっきお父様といったじゃろ。エマのお父様とはわしのことであろう」

「——いや、それはそうなんですけど……」


 過保護すぎる親を持つと大変だな。

 いや、これは過保護なのだろうか。

 もっと違う何かな気もするが……。


「国王陛下様にお嬢様。そろそろ朝食のお時間です。部屋に戻ると致しませぬか」


 うっわ!

 またびっくりした。

 先ほどではないにしてもなかなかにビビった。

 師匠であった。

 エマと話している間は、まったく気にしてなかったがそういえばここにいたのでちょちょいと、こっちに来たのだろう。

 

「もうそんな時間か。うむ。せっかくじゃし、今日はエマと一緒に食べるとするか」

「——っう。ま、まぁ、いいですよ、お父様。……そうですね。リエとアオイ君も一緒に行きませんか」


 エマが何かを訴えるような目でこちらを見てきた。

 おそらく国王と二人で食べるのは嫌なのだろう。

 まぁ、あそこまで溺愛されると逆に恐ろしいのかもしれないしな。

 しょうがない。エマのためだ。

 一緒に行くとしよう。

 

 ……って、そういえば今ここにはエマと師匠、それに国王の全員がいる。

 アレを伝えるにはもってこいな状況だといえるだろう。

 いちいち説明するのはめんどくさいと思ってたしな。


「もちろんOK。あと、部屋に戻る前に今からエマと師匠、それに国王陛下に伝えたかったことがあるので今から伝えてもいいですか?」

「あぁ、そういえばそんなこともあったわね」


 どうやらりえはすっかりと忘れていたようだ。


「——ふむ。わしらに伝えたいことか。ならば、せっかくじゃしここにいる皆で朝食を食べながら聞くとするか」

「ありがとうございます。そうしていただけると嬉しいです」

「なになに。勇者様の支援をするのがわしの仕事なのじゃからな。では、五人分の食事を頼む」


 国王が、何もない空間から出てきた人にそういった。

 そして僕たちは勇者になったときのように中庭の隅にあったおしゃれなアウトドア用のテーブルセットに座り、運ばれてきた豪華な朝食を食べながら女神様と交わした遊ぶ約束の話を始めた。

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