召喚士、名前を付ける
王女様の名前はシャーロット、ルカサ帝国の第二王女様で俺の初恋の人だ。
「なんで王女様に変身してんるだよあとそのメイドさんの姿も!!」「はい、ご主人様の怪我を治している時ついでに記憶を少しだけ見させていただきました。そしたらこの女性の姿がよく見られたので好みの方だと思い姿を借りました、服装もご主人様の好きな格好にしております」自信満々に言いながら最後にスカートをつまみ軽く頭を下げた。不覚にも可愛いと思ってしまった。「………わかったから他の人になってくれその姿だと落ち着かない」「すいません、人型になれるのはこの方のみとなっております。…出来ることは髪の色を変える事と身長を大きくしたり小さくすることぐらいですかね?」万能スライムは名前負けしていた。
「………ええっと、話を戻して君は戦うことができるのか?」「勿論です、私は万能スライムなんですから!!」心配だと心の中で思っていた「どんな風に戦うだ?」「主人様が魔力を下されば上位魔法も使えますし、私はスライムなので核が壊されない限り不死身です核以外ののボディは自由自在に変えれます。例えば普段はゼリー状態ですが魔力を込めれば鋼ぐらいの硬さになりますしあと伸縮自在なので腕を伸ばしたり大きくしたりも出来、正に万能スライムなのです!!」「へぇー、じゃあ俺はお前に魔力を譲渡していれば良いのか?」「そうですね、とりあえずこの森を出るまではそのようにやっていきましょう」森を抜ける作戦?方法?も解ったので安心してふっと思い出した。
「お前に名前を付けても良いか?その姿でスライムって呼ぶのもなんか違和感があって………」スライムはシャーロット様の姿を気に入っているのか元の姿に戻っていなかった。「良いんですか!?私に名前を付けていただいて!!ありがとうございます主人様」スライムは早口でそう答えた。言っといて何だけど名前を考えるのは得意じゃ無い「………ええっと、じゃあ………[ライム]何でどうだ?」「………はぁ〜〜、ご主人様、スライムからスを取っただけじゃ無いですか!!もっとしっかり考えてください!!」
「えぇ〜、良い名前だと思うんだけどなぁ〜」「………はぁ~、仕方ありませねライムで良いですよ。一応ご主人様が最初に考えてくださった名前ですから、これからはライムとお呼び下さい」「ああ、よろしくなライム」
こうしてユーリとライムは魔の森から出ようと足を進めるのだった。