召喚士とスライム
「よし、この辺りでいいか?」「ああ、早く終わらせて帰ろうぜ。」2人組が話している。俺は意識が戻ったが火傷が酷く騒いでるけど口に布を巻かれていて叫ぶことが出来なかった。2人組は俺を馬車から投げ捨てた。「これで仕事は終わりだな」「終わったんならとっととこの森から出ようぜ」2人組は場所に乗り込み、来た道に戻っていた。
俺は何も出来ずに火傷の痛みを我慢する、また意識が朦朧してきた。「………俺はここで死ぬのか」回復魔法が使えない自分がここから生き延びる手段は無いと悟りユーリはここで死ぬと諦め始めた。朦朧とした意識の中、顔に冷たい何かが触れた冷んやりしていてとても気持ちが良かった。目を開けるとそこにはスライムがいた。「………俺が召喚したスライムなのか?………ありがとう冷たくて気持ち良いよ」このスライムのせいで散々な目にあったが、父と母が俺を見ていなかったことがわかった、学園の皆んなも俺の才能しか見ていなかった。結局最後まで側に居てくれたのが魔物召喚で召喚できたこのスライムだったと。
何も出来ずに数時間が経った、その間スライムが俺の体全体をペタペタ触り始めていた冷んやりして気持ち良いからいつの間にか眠っていたようだ。目を覚ました時違和感を感じた火傷の痛みが和らいでいたのだ、体のあっちこっちにあった火傷の跡が無くなって体を動かせるようになった、俺はスライムを抱き上げ感謝の言葉を言う「お前が治してくれたんだろ、ありがとう!!」お礼を述べたら急にスライムと俺が光だした。<一定の友好度に達したので召喚士レベル2に上がります>頭のなかに声が聞こえた。「…これは?何が起こってるんだ?」俺が戸惑っていると「主人様やりましたね」また知らない声が聞こえて来た「誰かいるのか?」「私ですよ、主人様あなたが召喚したスライムですよ」
「………えええええぇぇぇぇーーーーー!!」俺は大声で叫んだ。