表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚士、魔王になる  作者: ざっし
3/19

召喚士 国外追放

無我夢中で走っていた今まで順風満帆に生きていたユーリにとって初めての感情「不安」と言うものに押し潰されそうだった。落ち着こうとして足を止めてみると自分の家の近くであることがわかり一旦家に帰ろうとした。

 家に着くと父と母がニコニコして俺の帰りを待っていた。「おお、ユーリ帰りを待っていだぞ!!」「おかえりなさい、ユーリ」父と母が優しく出迎えてくれ俺は安堵した。「所で………今日は召喚の儀をやって来たのだろう一体何を召喚したんだい?ユーリのことだきっとドラゴンいや幻獣いやいや大精霊いやもしかしたら竜種なんかを召喚したんじゃ無いか?」父が嬉しそう話しかけて来た。俺は今日の出来事を正直に話して言った、そしたらにこやかだった父の顔がだんだんと怒り顔になっていき急に怒声をあげた「要するにお前は召喚の儀でスライムを呼び出し馬鹿にされ、そのあとワイマー君に脅され逃げ帰った。それで間違いは無いか?」俺は小さく頷く「……そうです」「………そうか、この軟弱者がぁー!!」と父が急に召喚を始めた、父が召喚したのは火の精霊その精霊は俺に向けて炎をぶつけて来た、俺は避けきれずその炎をくらってしまった身体中が焼けるような痛みが走り俺はなんとか意識を残して倒れた。

 「おい、誰かいるか?…このゴミ(ユーリ)を捨ててこい、魔力が高いから消し炭にならなかったがその火傷いずれ死ぬだろう国外にある魔の森にでも捨ててこい!!」俺は父に捨てられた、でも母なら父を説得して助けてくれるかも知れないと期待もしたが無意味だった「はぁー、皆んなからユーリは優秀だの天才だの言われていたから育ってて来たけどこんな役立たずのスライムしか召喚出来なかったなんて、はぁ〜」母はもう俺なんて見ていなかった。


 そうして俺はゴミのように雑に扱われながら馬車に乗せられ国外追放されたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ