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比翼の詩と、(旧:薄桜)  作者: 紬向葵
暁月
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【暁月】第五章 暁月編 ー挿入歌ー

「本当に大事なもの以外、

全て捨てると言ったのは君だよ」


ー ”さようなら” 

その一言がこんなにも痛いものだと、教えてくれた君が

      もうこれ以上、悲しまないで済むように。

              ここで決着をつけよう。


…やっとわかった。

僕の心はこのためだけにあったんだと。



夜雀の隠れ家がある都へ向かうサクとシゲ。

捕らえられた海道と風優花を救い出すことはできるのか。

すでに到着していたジンたちはとある異変に気づくも…



「兄さんたち、お遊びはここでお終いにしようよ」



夜雀との決着に息巻く平家一同の元へ

新たな刺客たちが現れ、事態は一変する。


華麗に揺らめく白装束。

闇夜に映える琥珀の輝き。

炎に負けぬ残血の怒り。


凍てつく極夜に再び陽が差す日は訪れるのか。


狂い出した歯車は、新たな運命を切り拓く。

挿絵(By みてみん)

●暁月


1.

守れるものは この手が届く

距離にあるものと知りながら

譲れない正義感を残して

全てを失った冬


突きつけられた残酷な世界

戻れないあの日々に

言葉足らずな 愛の形は

時代ときに流れに飲み込まれてく


いつの日も褪せぬ夢に沈み

眠る愛しいその姿

包む手に確かな安らぎを

望む未来をただ 描いた



2.

傷だらけの手 無垢な微笑み

憧れたその後ろ姿

愛していると最後に告げた

震えるその唇


弱さを見抜く慈悲深い目に

温かい大きな背に

忘れかけてた昏い過去さえ

包まれていたことも気づけずに


目を閉じて乾きを誤魔化して

飢える心蓋をしたまま

まぶたの裏焼き付いた笑顔を

刻む 偽りだらけの体に



伝えられずに

揺蕩う色彩の中

それぞれ進む道は違えど

想いは褪せないように



いつの日もただ夢に見ていた

あなたが守りたかったもの

”さよなら”と囁く声

いかないで 側にいて


ねぇどうして…


いつの日も褪せぬ夢に沈み

眠る愛しいその姿

包む手に確かな安らぎを

望む未来は明日へ 託して

最後までお読み頂きありがとうございます!

作者の紬向葵です。

このお話が面白いと思った方、

続きが気になると思った方は

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シンガーソングライターとして活躍する執筆者が

書き下ろした 小説【薄桜】の劇中歌。


曲に込められた意味は作品を読み解く鍵に。

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