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第七癒:魔法の勉強

「やあ!おはよう。はやいね、よく眠れたかな?」

「はい、早くに寝たので目が覚めてしまいました。」

「もしリナさえ良ければ、早めに訓練を始めようか?最初は座学からだから、目が覚めているうちがいいとおもうんだ。」


座学…

やっぱりいきなり魔法をドカンと使うなんて、無理よね…

また勉強かぁ…

でも実学って嫌いじゃないし楽しみかも!


あとできれば魔法薬とか作りたいよね!!

魔法薬も異世界の醍醐味だと思う。


「ここでやろうか。」

案内されたのは図書室に隣接している世界地図が飾ってあるシンプルな内装の部屋だった。

壁の一面にはホワイトボードのようなものがある。


「ちょっと待っててね…」

部屋から出て行ったレオン様が戻ると、大量の本を持って戻ったきた。


「よいしょっと!!」

ドサリ、と本を目の前に置く。

「それじゃあ始めようか。すぐにじゃなくていいんだけど、この辺の本の内容は、出来れば全部頭の片隅に入れておいて欲しいな。」


レオン様が抜き出したのは

《ウィステリア王国の歴史〜初級編〜》

《ウィステリア王国の文化・風習》

《魔法基礎学》

《魔法薬と毒薬のすべて》

《幻獣・魔獣とは》

の5冊だった。


どれも興味ある!

ゲームの攻略本の道具の説明のページとか、モンスターを倒すゲームのモンスター解析とか読むの大大大好きでしたので!

このくらいなら、お任せくださいって感じ。


人間好きなものは、いくらでも覚えられるよね。


それからレオン様はお茶会で軽く話した事も含めて、もう一度現状の確認をしてくれた。


なんらかの原因で、空間に亀裂が入り、異世界とこの世界がつながってしまい、瘴気が湧き出している。

それらの対応に今国を挙げて取り組んでいる事。

瘴気にあたると精霊が幻獣に、獣が魔獣になってしまう。

そして瘴気を祓い、亀裂を塞ぎ、精霊や獣を元に戻せるのは聖女だけだという事。

瘴気が湧き出している亀裂は大元が一つと、他にも小さな物があるらしい。

そしてその、ポイントと数は調査中。

大元の亀裂を塞ぐには、魔道具が必要で、これが一つしかない。

チャンスは一度きりなんだ。

これらの事態を収めたものを次の王に、と現王が宣言したので各王子はそれぞれ聖女を探しているとの事。

でも、最終的には道具が一つなので、1人を決めなければいけないという事らしい。


「ここまでで何か質問はあるかな?」

「大丈夫です。」

「じゃあ現状の話はここまでにして、そろそろ本題に入ろうか。」


「お願いします。」

「この国には、魔法と精霊魔法と神聖魔法があるんだ。」

レオン様はホワイトボードにそれぞれの単語や特徴を書いていく。


「どれも体内にある魔力を用いる事に変わりは無いんだけど、魔法は体内の魔力を使って、空気中やあらゆる物質に存在する魔力素に働きかけて、現象を起こす。コレが魔法。」

手のひらに炎をだす。

「……キレイです…」

やっぱり目の前でみるとすごい!


早くやりたい気持ちが湧いてくる。

「ありがとう。次に精霊魔法だけどね。これは体内の魔力を精霊に渡して、魔法を行使するんだ。」

今度は青い炎が、反対の手のひらに浮かんだ。


「色が変わった…精霊魔法だから、ですか?」

「うーん。実はそうでも無くてね。赤い炎を出す精霊もいるんだ。魔法と精霊魔法は実はよく似た部分が多くて、精霊魔法にしかできない事もあったりするけれど、魔法を極めていくか、精霊魔法を極めていくかは個人の好みと、精霊に好かれる性質かどうか次第なんだよね。」


「そうなんですか…私がどちらに進むべきか、すごく興味があります。そうすると最後の神聖魔法は神々を介して魔法を使うものですか⁇」

「鋭いね。その通りで、神聖魔法は本当に限られた者にしか使えない。それこそ教会の聖人や聖女だけだね。しかも今いる聖人は、残念ながら人々の怪我の治療しかできないんだ。」


「それだと、皆さん戦いでケガをした時などは、どうしていらっしゃるんですか?」

「現状、もっぱらポーション頼りなんだよね。」

「ポーションがあるんですか?」


「もちろんさ。専門の部署があって、薬学に長けた、宮廷魔導士が大勢勤めているよ。」

「魔法薬作り…」ヤバい超ワクワクする


ポーション作成現場とか行ってみたすぎる。

あわよくば、自分もつくってみたい。


「魔法薬に興味があるのかい?」

「はい!前世で薬に携わっていたもので…」

「そうだったね。ならリナと向こうの都合の調整をしておくね。」

「ありがとうございます。でも、殿下のお話だと、一刻も早く魔獣退治に行かないといけないんじゃ…」


「それもそうなんだけどね。魔法って頑張って身につけても、現場に出られるレベルになるのにはどんなに早くても何ヶ月かはかかると思う。だから何かやりたい事があったら、遠慮なく言っていいんだよ。あと、僕の事はレオンでいいんだよ。」

「わかりました。でも早くできるように、頑張りますね!…その、レオン様」


「やる気十分だね。では早速基本的な魔法なんだけど…この本の10ページ目を開いて…光を出す魔法だよ。こういう危なくないものから始めようね。」


詠唱文言は読めるものの、意味はちょっとよくわからない単語の羅列だった。

最後だけ《光よ》で終わっているので、かろうじて光魔法だとわかる程度。


「詠唱の文言…長いですね。レオン様やイーライ殿下は唱えていらっしゃらなかったような…」

「それはね、自分の体内の魔力のコントロールと、空気中の魔力の運用、魔法の結果の明確なイメージができるようになれば、詠唱文言はいらなくなるよ。これは読むだけで、魔法が使えるようになっている、子どもが魔法を覚える時に読む本だから。」


「子供用…」

「そうガッカリしないで。リナならきっとすぐに上級編にいって詠唱破棄まで極められるよ。」

まあ良く考えたら、私何にもわからないのだし、子供用どころか幼児用でもいいくらいだ。


コツコツせいぜい頑張るとしますか!!

では早速…

「O♪ ♬ ヾ ♬ ♪ ☆〜光よ!」


ぽぅっと指先に光が灯る。

「光ったぁぁ!!!!」

人生初魔法だ。

感動だ!!


「初回から成功するなんて、やっぱりリナはセンスあるよ。」

いつもの魅惑のスマイルが、一段と嬉しそうに輝いている。


「次はもう少し大きくなるように、念じられるかな?」

「大きくですね。やってみます!!」


「O♪ ♬ ヾ ♬ ♪ ☆〜光よ!」

気持ち大きくなるように、念じてみる。

イメージは部屋の照明を、弱から中にひねる感じ…


パァッと辺りが明るくなるほどの光が溢れる。

おぉ〜!!

成功した!


「じゃあ次は、反対に弱くできるかな?」

今度は弱く…

今度は弱く…


「O♪ ♬ ヾ ♬ ♪ ☆〜光よ!」

ふわり。

柔らかな光灯る。


次々に強くしたり弱くしたり…

色を変えたり、光る場所を変えたり…

光を浮かせたり…


色を変えたり、場所を変えたり強弱以外の練習の前にはレオン様が仕組みやポイントを解説してくれた。

レオン様の説明はすごく、わかりやすい。


空中に光を浮かせられるようになった頃には、すっかりお昼になっていた。

「すごいね!1日目でここまでいくとは思わなかったよ。」

「レオン様のご指導が上手だからだと思います。」


おべっかではなく本心だ。

カラフルな光をふわふわ浮かせられるようになり、私はすっかり興奮していた。


「君にそう言って貰えるとは光栄だよ。疲れてないかい?」

「大丈夫です!MPもほとんど消費してませんし…」

この程度の魔法なら、自然回復してしまうので、MPは全く減っていない。


「じゃあ、お昼が終わったらまた再開しよっか!」


よかったら一緒に、というお誘いを受けて一緒に食堂で昼食をとることになった。

魔法の勉強にすっごく憧れがあります。

特に魔法薬に興味ありますね〜薬草栽培からやりたい気持ちです。

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