表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/32

第三癒:アフタヌーンティー

話の進行上わかりにくかったので、ステータスの表現を修正しました!

この世界にきた理由が、好みの世界を神様に検索してもらったから、って言うのはなんとなく、真剣な2人がいい気がしないだろうし隠す事にして、元々は生前は社会人だった事。今は16歳程度だと言う事。

前世でも聖女だったわけでなく、魔法も使える物が無い事などなどを説明した。


聖女でなかった、なんて言うとガッカリされるかと思ったが、2人からはそのような気配は感じない。

よかった、と思いながら話を終えた。


「ふむ、なるほど。ならばアレが必要だな。」

イーライが無造作に懐に手を入れた。

再び手を出すと、そこには金色の円盤が握られていた。

星が描かれていて、中心には透明なダイヤモンドのような物がはまっていて、それぞれの頂点に赤や青などの宝石がはめ込まれている。


「これを手に乗せて、ステータスオープンと言ってみろ」

私の手のひらにその円盤を乗せる。


「ステータスオープン!」

言葉と共に全ての宝石が光り、目の前にゲームのステータスボードのような物が現れた。



名前:フジサキ リナ

職業:聖女(レベル1)

属性:神聖魔法(レベル ∞)、他全属性(レベル1)

戦闘スタイル:物理

HP:4000/4000

MP:15万/15万

戦闘スキル:聖女装備召喚

生産スキル:なし

耐性:痛覚軽減、毒軽減、物理耐性、魔法無効、精神操作無効、幻覚魔法無効、妖精魔法無効


あ、職業聖女だ。

神様から説明受けた時にそういえば、自分が聖女なのか確認してなかった気がする。


聖女を必要としている世界って言うからテッキリ自分が、聖女と思い込んでいたけど、職業とかステータスは強いはずという思い込みで全然聞いてなかった。


見る限りなんか強そうな感じがするけど…

どうなんだ?


と言うかめちゃくちゃ気になるんだけど、

スタイル:物理って何⁇

コッチだと聖女って物理ジョブなの⁇


私のイメージだと、聖女って後方支援でしとやかにお祈りとかして仲間を癒したり、なんかいるだけで空気が浄化されたりするものじゃないの?


物理⁇


待ちきれない、という感じを抑えてながら今度はレオン様の方が質問してきた。

「どうだったかな?光ったから無属性ではないよね?職業聞いてもいい?」

ダメとは言わせないムードをびしばし出しながら口早に質問する。

「はい。聖女でした…」

「よかった!!!!!!」

最後までいい終わるか終わらないかで、食い気味に叫び出した。


「あ、叫んだりしてごめんね。今回が実は7回目の挑戦でさ、毎回空振り、魔術不発でこれが最後のチャンスだったんだよね。」

晴れ晴れとした笑顔を浮かべ続ける。

「そもそも術式発動に必要な道具が物すごい貴重なモノばかりでさ。ただ魔術師がいればいいってものでもなくて」

「ああ、それに他の弟達は、とっくに国内か召喚で聖女を確保しているからな。我々は1番最後だったからな。周りも王位は諦めたに違いないといい始める始末だった。」


聞くと国内の聖女は、いち早く第三王子と第四王子が探し出してしまったのだとか…

さらに第ニ王子は、異世界から聖女の召喚に成功したと発表した。


日々激化する戦いと、出遅れてしまった第一王子達…

大変だったに違いない。


魔獣や幻獣は優れた魔術師や騎士であれば、倒すことは可能なんだそう。

そのかわりまわりには瘴気がばら撒かれてしまい、人が住めない不毛の地になってしまう。


なので神聖魔法を操れる聖女は、なんとしても必要なんだとか。


「諦めたなんて一言も言ってないのに、失礼な話だよね。ちなみに、職業が聖女って事は属性は全属性だったかな?」

「はい。そうですが、神聖魔法以外は1です。」

おそるおそる白状したが、レオン様はニコニコのままだ。

「神聖魔法以外は、聖女の場合はおまけみたいな物だからね。人間とかと戦う羽目になった時以外には、あんまり使わないかもしれないけど、火魔法や水魔法は覚えておくと野営の時に便利だよ。」

「明日から魔法の使い方を教えてやろう。何か今のうちに要望があれば聞くが。」

「え?お2人が教えてくださるんですか?」

てっきり宮廷魔術師とかにお任せかと思ったので、とても驚いた。


「嫌じゃなければね?」

イヤかな?と小首を傾げて尋ねられる。

イケメン耐性がないので心臓に悪い。


「そもそも、我ら王族以外の全属性持ちはそう多くない。」

「それに兄さんは、王国では1番の魔剣士だからね。安心していいよ。」

「今日はもう遅くなる。そろそろ夕飯と入浴にしてゆっくり休むといい。」

「夕飯にご招待してもいいかな?くたびれたなら明日からでもいいよ。」と気遣ってくれる。

「いえ、ぜひご一緒させてください。」

「そう。嬉しいよ。じゃあ宮殿に戻ろうか。」


第一王子は春の宮という名前の離宮を持っていて、そこで2人は暮らしているらしい。

第五王子の離宮は森の宮という名前で王宮から少し離れた場所にあるらしい。

敷地内に大きな湖もあり、とてもいい場所なんだとか。

いつか必ず泊まりに行こうね、と言われた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ