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第十四癒:聖女達の茶会・前編

部屋までつくと、

「今日は疲れただろうから、ゆっくり休んで。たぶん、3日後くらいに他の聖女達と顔合わせがあると思うよ。」

おやすみ、というとレオン様は帰って行った。


その日の夕食は、ミラクルエッグというワクワクする夕飯だった。

ミラクルエッグは、うずらの玉のような小さな卵がたくさん、鳥の巣に見立てられたじゃがいものフライの中に入っている。

その玉の中身を、いろいろな形のクラッカーに乗せて食べる。

「わぁ!!これはフルーツのジュレだ!」

星形にカットされた、赤や黄色、ピンクの果物が入った柑橘系のジュレだった。

ん〜!!

美味しい!

「我は、この鳥のパテが気に入った。」

ステラは鳥のパテに、オレンジと黄色のパプリカがあしらわれたものを美味しそうに食べている。

ステラは基本的食事はいらないが、なんでも食べられるらしい。

主食は花の蜜とかじゃないんだな。

「次は私は…ミニハンバーグだ!かわいい…」

小さなミニハンバーグに、小さな目玉焼きが乗っている。

他にも花の形のモモのコンポート、フレイムオックスとかいう牛のミニステーキ(燃えながら出てきてちょっとビックリした)、シードラゴンとかいう名前の魚のカルパッチョ、星形のトマト入りの野菜ゼリー寄せなどなど

「ふぅ…美味しくて食べすぎた。」

「我も食事は不要であるが、中々に良い食事であった。」


そのあとは入浴。

ちなみに部屋は、ステラは同室でいいって言っていたけど、ドア続きの隣の部屋にしてもらった。


花の宮には、自分専用の浴室がある。

エステ用のベッドや、サウナ室、魔法のジャグジーまで完備されている。

今日は疲れたので、ジャグジーを使う。

魔石のスイッチを、ネリネが推してくれる。

「わぁ!すごい。何これ泡が虹色…」

ジャグジーは泡風呂にもなっているらしく、もっちりした淡い虹色の泡が湧き出してきた。

「今日はお疲れ様でしょうから、ヒーリング効果のあるこちらも。」

ポケットから出した赤い何かを、ぽしゃんと入れる。

その途端に、浴槽から赤いハートの泡がフワフワと空中に舞い始めた。

「ありがとう、ネリネ。ん〜いい匂い…眠くなるわね…」

「きっと、今晩はぐっすりお休みになれますよ。」

「そうね…また明日から忙しいだろうし、今日はゆっくり休むわ。」


翌朝、2日後に、お披露目の茶会を開催する旨の手紙がきた。

イーライ様、レオン様はもちろん一緒だ。


「うぅ…緊張します。」

他の聖女に会えるのは、とてもワクワクするけれど、緊張もする。

一応、競争相手だし。

しかも、勝たないとイーライ様が即位できないなんて考えただけで本当は荷が重い…

「大丈夫だよ。前にも言ったけど、僕は君が1番の自信があるよ。」

「そうだ。実績だけでもすでに、他のものに引け劣る事はない。」

「主様は我を倒した者。自信を持たれよ。」

「気軽に参加したらいいよ。何も今日一番を決めようってわけじゃないんだし」

「もしかしたら、同郷のものがいるかもしれん。」

「そっか・・・・他の王子たちも召喚の儀をしたなら、もしかしたら日本から来た子もいるかも??」

そう考えるとちょっと楽しみ。


会場は広い庭園だった。

バラの生垣にぐるりと囲まれていて、芝生の上に円卓が置かれている。

そして、円卓には花の刺繍のテーブルクロスがかかっている。

私たちのが一番最後だったようで、すでに席には聖女と、王子が座っていた。


「やあ、イーライ兄さん、レオン元気そうだね。」

「トリスタンとアリシア殿も元気そうだね。」

「うん、おかげさまでね。」

気さくに挨拶してくれたのは、ふわふわの茶色の髪とたれ目が優しそうな王子だ。

トリスタンって呼ばれていたから、第四王子かな。

私たちの席は、トリスタン王子のちょうど正面だった。

隣は赤髪のワイルド系イケメンと、銀髪のちょっと神経質そうな美形の隣だった。

「よし、じゃ全員そろったことだしよ。早速ご挨拶から始めるのはどうよ。」


長くなってしまったので分割します。

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