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前書き入れずにアップしちゃった。追記追記
「戻りました」
「お疲れネ、思ったよりもいい雨ネ。そこの草原に目を向けるネ。もう葉っぱが伸び始めているネ」
雨に呼応して、地面の雑草が揺らめいている。
本質が植物であるハイドライアド達やエルダードライアド達も嬉しそうに雨に打たれている。婆ちゃん風邪ひくぞ。
「出来るもんねぇ。上で何をやってたの?」
「雨の素を作っていました。雨は雲から降りますから、雲を空に作らないと雨は降りませんので」
「あゆむん賢い! そっか、雲を作らずにいきなり雨を降らせようとするから雨が降らなかったのね…あれ? でも誰も試さなかったのかしら? 雨を降らせる研究はしているはずなんだけど」
「いざ必要に迫られた状況は、日照りで農作物が作れない状況ネ。その状態で雨が降らせられない魔法はすべて失敗て認識になるネ」
作物関連に強い結びつきがある神様は詳しい。
「あゆむんみたいにお空に上がって雲を作れば…雲ってなーに?」
「えーっと、教えてもいいんですけど、使い方によっては他所の雨を奪う結果になるので広めない方がいいかと…」
この時代に気象兵器の威力はヤバそうだ。剣と魔法の世界は物流が悪いから支援物資も届かない地域が絶対にでる。
「それなら広めない方がいいネ。エメラは口が軽いから知らせないのが無難ネ」
「エメちゃん、魔法に関しては誰にでも教えちゃうわ!」
「そこは口が堅いと言って安心させて下さい」
降水魔法の理論は封印に。
「まあ異世界人で、オレと同じ地域出身なら出来ない事はないでしょうけれども」
ある程度ニュースを見る人間や、学生時代の勉強を覚えている世代なら分かる。
「一部の地域程度であれば問題ないけど、世界に影響を及ぼすレベルだったら禁術扱いにしないといけないわ。あゆむん、内緒よ?」
「わかりました」
こうして話している間にも、雨は降り続いている。
「これでこの地に恵みが広がるネ。あとはどんな作物を育てるか相談するだけネ」
「それはコアを中心にサタンコック、ラッシーセルキー達、ドライアド達で話し合っていると思います。というか、こっからはオレは触りませんので任せます」
その為にハイドライアド達に名付けをしたんだから。
「鳥に牛や豚も育てるネ。ドングリだけ食べさせて育てる豚、興味深いネ」
や、実際には栄養剤とかも飲ませるらしいので難しいと思います。
「実際に何を育てるかはこれからの課題ネ。今はとりあえず、君の雨でこの階層の自然からどのような作物が育つか確認してからネ。異世界の作物に変な影響が出るのも怖いからネ。下手をすれば新種の魔物の誕生ネ」
まずはこの世界の植生を栽培するらしい。
別の世界の作物を何のその辺は考えられているらしい。
「あとは任せます。今日はお寛ぎください」
オレも魔力をたんまり使った後だから疲れた。
オレじゃないといけない用事がないなら、もう屋敷に戻って寝よう。
「ワタシは新築の別荘にお泊りネ、明日の朝には帰るネ」
「エメちゃんはもう戻るわ。お土産ちょーだい」
雨が弱まってきた。
まあ魔法で作った雨なんか長持ちしないよね。




