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説明回? 読み応え無いかも、でも読むところ多いかも。
勝手にランキングを入れてみました。
一番下のやる気スイッチを押してね!
「素晴らしい出来ネ! これなら元気な子がたくさん育つネ!」
出来上がった4Fの農耕地帯は…というか地平線の彼方まで普通に外だった。
元4F、屋敷の傍で作っていた畑もこちらに移動させた。
「山が3つ、川が5本、湖とため池に大海原…」
そしてそれらを管理する魔物達。
「もう好きにやってくれ…」
「「「 有難うございますっ! ご主人様っ! 」」」
新たに呼び出した魔物は以下の通り。
作物の管理にハイドライアド。
山々の管理に天狗と烏天狗とアラクネ。
河川の管理にリザードマンとその上位種のアーリマン。
海の管理はマーマンとマーメイド、水陸両用のスキュラも用意。
魔物達の生活必需品や農具などを作成するイービルドワーフとドワッジはどちらもドワーフの魔物だ。
海流に変化を生み出す巨大クジラのグレートシンガル。
魔物達の移動や、収穫した作物を運搬したり、畑や田んぼの土を混ぜる為にスレイプニール。
空輸の役割を持つスターグリフォン。
連絡係の鳩の魔物、ピースメイカー。
蜂蜜採取と花粉の受粉が出来るようにシューティングビー。
眠らせている土を肥やす回転モグラと大口虫。
それとケレンセリッシュ様の別宅(結局作らされた)を管理するラッシーセルキーとリブブラウニー、警護の為に各種リビングアーマー。
専用の料理人のサタンコック(屋敷にも採用)。
ゴミ処理に各種スライム。
などなど。
あとは実際に稼働させてみてから、随時追加する事になるだろう。
「ハイドライアドの3人。お前たちはそれぞれ【リリル】【リリナ】【リリア】だ。彼らの上役として取りまとめ役をしてくれ。彼らとの生活で必要な物があれば報告するように」
屋敷作成時に雇用した5人のうち3人に魔力を与えて名付けを行う。側近組と違って魔力は少なめ。名前を忘れそうなので名札も用意。
「っ!」
「くうっ!」
「ん…はぁ…!」
それでも多少苦しそうにしたが、無事に完了。
3人ともエルダードライアドへと進化を果たした。
ぬう、美人系だったハイドライアド達が一気に老け込んで婆ちゃん軍団に。勿体ない。
「そっちの2人は【リーサ】【リーヴァ】な、今まで通り屋敷と神殿の植生の管理だな」
「っつぅ!」
「ひゃう!」
婆ちゃんにしたくなかったが、名付けであまり差をつけるなと言われたので名付け。
同じく婆ちゃんに進化。
ツイン婆ちゃんズにも名札を渡す。
「「「「「 この身を粉にして仕えさせて頂きますっ!! 」」」」」
「粉にはならなくていいよ、でもよろしく」
物欲しそうにする他の魔物達。
「お前らはおいおいな」
「「「 はっ! 」」」
全員分の名前考えるの面倒だし魔力も持たん。
「今は東の山が春、北が夏、西が秋ネ。これで季節の植物がいっぱい取れるネ」
それぞれの山、河川には四季がある。
4つにしなかったのは広さ的な限界だ。山を小さくすると作物の成長に影響が出るらしいので3つ。それでも標高うん百メートルの山がそれぞれの季節の色で立ち並ぶ様は圧巻である。
環境変化で作成したダンジョンの階層には、自然とその世界に必要な生き物が生まれるらしい。それらがうまく自立することにより良質な環境が続くそうだ。
そういえば屋敷の周りにも、呼んだ覚えが無い虫とかがいるな。
ただ、海の中には環境に合わせてランダムで生物を放出する魔法陣をいくつか用意。
グレートシンガルが大食漢だからだ。
「海は基本的に一つだから四季も1つネ。でもそれ以外の山やその麓では季節が変わって楽しい場所になりそうネ」
更にそれぞれの拠点となる場所に、それぞれの魔物が生活出来るように家を作成。
獣型の魔物達の為に大きな厩舎と牧場も併設。
各山間にドワーフ種達の住居と鍛冶場と作業場。普通の倉庫をいくつかと、倍以上の数の酒造所と酒蔵…。
湖の周辺、ケレンセリッシュ様の別荘付近には普通に人が住める家々。収穫した食物の確認と研究をするための研究棟も併設、これまたデカい。
海上で生活するマーマンとマーメイドには船上タイプの居住エリア。
海中で生活するスキュラには海底洞窟。
川辺にはコテージ。
天狗達は自分たちで作りたがったので適当な工具を進呈。シューティングビー達の巣箱も作るそうだ。
ちなみにグレートシンガル達は大海原に潜っていった。体のサイズがデカいのもあるが、何気に好戦的でびっくりした。声もでかい。




