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「はあ、わかったよ。セカンド」
「はい?」
風呂上がりに頭を拭かれながら、オレは気づいたことを伝える。
「コア、いい加減に答えてくれ」
『やあ、早いなぁ。もうちょっと引っかかっててくれよマスター』
そう、このコアはセカンドだ。
「初めましてだなセカンド」
「は、はい! 改めてご挨拶をさせて下さい。【殺戮人形】のセカンド=ウォーカーで御座います! お名前を正式に頂き、進化を経て自我に目覚めました。コア様のボディとしてのお仕事に加えて、マ、マスターのお世話をさせて頂ければと思います!」
……殺戮人形に何のお世話を受けろと?
「あ、ああ…… シエル、大丈夫か……?」
「ええ、ローテーションで多少揉めましたが。セカンド様はシヴィーやフィルとは別格の存在であると認識しておりますので」
「そうなんか……」
「アユム様! ご無事ですか!」
走りこんでくるのはシヴィー。
足にジオが噛み付いてるよ?
「ああ!? 貴女達! アユム様の御髪を拭うなんて…… 代わりなさい!」
「ダメです」
「却下です」
「何か企んでると思いましたが、まさかジオを使ってまで私の足止めをするとはっ」
「や、風呂入っただけだし……」
「お…… お、ふ……」
「「 洗わせて頂きました 」」
「ずるいですっ!」
しらんがな。
「シヴィーは日中、マスターにべったりじゃないですか。マスターのお世話は本来は我らラッシーセルキーの仕事です」
と、シエル。
「長きに渡り、自動人形としてコア様の目を通してマスターを観察していました。マスターの意見をすべて取り入れるだけが従者の仕事ではありませんよ?」
と、セカンド。待て、その結論で何故お風呂なのだ。
「貴女達では胸のボリュームは足りないでしょう!」
「マスターはつつましいのもお好きでございます」
「ちょーっと待とうか!」
オレの性癖暴露大会はやめて!
「アユム様! 今夜は私と入りましょう!」
「え、ダメだけど」
「何故です!? ジオとは入ったでしょう!? 私の全身でマスターをお洗いしますよ!?」
「どこで覚えた!?」
「アユム様の為ですから!」
「怖いから!」
あとジオまだ噛み付いたままだから!
「ああ、アユム様の全身を…… こう、くんずほぐれつ…… ねっとりと」
「お風呂の話じゃないよね!?」
言ってる内容もアレだけど! 表情もアレなんですけど!
「はっ! …… すいませんアユム様、申し訳ございません。興奮しすぎました」
「正気に戻ったか」
「ええ。アユム様、今すぐお風呂に入りませんか?」
「正気に戻って欲しいんだよ!?」
セカンド(コア)→小
シエル →中
ミリア →中
シヴィー →大
エリーゼ →特大
番外編
ジオ →小
フィル →中
ドミニク →大
ゲン爺 →枯れ枝
銀ちゃん →(小~特大+α)×特盛
あとがきの感想はいらないよ!




