表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
宣戦布告と塔の完成
207/235

207

「はあ、わかったよ。セカンド」


「はい?」


 風呂上がりに頭を拭かれながら、オレは気づいたことを伝える。


「コア、いい加減に答えてくれ」


『やあ、早いなぁ。もうちょっと引っかかっててくれよマスター』


 そう、このコアはセカンドだ。


「初めましてだなセカンド」


「は、はい! 改めてご挨拶をさせて下さい。【殺戮人形】のセカンド=ウォーカーで御座います! お名前を正式に頂き、進化を経て自我に目覚めました。コア様のボディとしてのお仕事に加えて、マ、マスターのお世話をさせて頂ければと思います!」


 ……殺戮人形に何のお世話を受けろと?


「あ、ああ…… シエル、大丈夫か……?」


「ええ、ローテーションで多少揉めましたが。セカンド様はシヴィーやフィルとは別格の存在であると認識しておりますので」


「そうなんか……」


「アユム様! ご無事ですか!」


 走りこんでくるのはシヴィー。


 足にジオが噛み付いてるよ?


「ああ!? 貴女達! アユム様の御髪を拭うなんて…… 代わりなさい!」


「ダメです」


「却下です」


「何か企んでると思いましたが、まさかジオを使ってまで私の足止めをするとはっ」


「や、風呂入っただけだし……」


「お…… お、ふ……」


「「 洗わせて頂きました 」」


「ずるいですっ!」


 しらんがな。


「シヴィーは日中、マスターにべったりじゃないですか。マスターのお世話は本来は我らラッシーセルキーの仕事です」


 と、シエル。


「長きに渡り、自動人形としてコア様の目を通してマスターを観察していました。マスターの意見をすべて取り入れるだけが従者の仕事ではありませんよ?」


 と、セカンド。待て、その結論で何故お風呂なのだ。


「貴女達では胸のボリュームは足りないでしょう!」


「マスターはつつましいのもお好きでございます」


「ちょーっと待とうか!」


 オレの性癖暴露大会はやめて!


「アユム様! 今夜は私と入りましょう!」


「え、ダメだけど」


「何故です!? ジオとは入ったでしょう!? 私の全身でマスターをお洗いしますよ!?」


「どこで覚えた!?」


「アユム様の為ですから!」


「怖いから!」


 あとジオまだ噛み付いたままだから!


「ああ、アユム様の全身を…… こう、くんずほぐれつ…… ねっとりと」


「お風呂の話じゃないよね!?」


 言ってる内容もアレだけど! 表情もアレなんですけど!


「はっ! …… すいませんアユム様、申し訳ございません。興奮しすぎました」


「正気に戻ったか」


「ええ。アユム様、今すぐお風呂に入りませんか?」


「正気に戻って欲しいんだよ!?」

セカンド(コア)→小

シエル     →中

ミリア     →中

シヴィー    →大

エリーゼ    →特大


番外編


ジオ      →小

フィル     →中

ドミニク    →大

ゲン爺     →枯れ枝

銀ちゃん    →(小~特大+α)×特盛


あとがきの感想はいらないよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面白い! 続きが気になる! もっと書け! と思った方はブクマ&評価よろしく!
― 新着の感想 ―
[一言] 銀ちゃん触手じゃん! って、何人くらいココに書くんだろう。
[一言] 後書き... ま、まぁ感想いらないってことは突っ込まなくていいと言うことなのかな? それにしても主人公の性癖は何故知れ渡ってるんでしょう? コアが情報を流出でもさせたんですか?
[良い点] 予想当たりました>コアとセカンド んでもってジオくんお疲れ、時間稼ぎ成功おめでとう。 [一言] ジオの噛み付きはさすがに加減してますよね?してないのだったらシヴィーは人間形態でも物凄く頑丈…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ