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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
神々の試練の間
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ドラクエでいうところの最初の街の周りで設計。

『どうだった?』


『見ての通りだな。特別な問題は無さそうだ』


 Aランクの2人組から問題ない発言。


『魔物も小物が中心だった。魔物と動物の中間のような程度の低い連中。しかも危険度の低い魔物だ。魔物化していない動物も多くいた。安全に狩りが出来るなら森に行くよりも効率がいいだろうな』


 ドミニクに言わせようと思っていた事がクロードから出てしまった。


 台本の修正が効くといいが。


『クロードの言うとおりだ。ドミニク、あとで金は払うから出してくれ』


『毎度』


 ギルマスに言われてドミニクが魔法の袋から魔物や動物の死骸をいくつか出す。


『プチウィローと茶ウサギか。それに野ねずみに、ヘビは…なんだこいつは』


『さあ?ヘビはヘビだろ』


『魔物か魔物じゃないかわからないが、お前らが知らないなら大した相手じゃないんだろ』


『まあ牙もないしな、虫を飲み込んで食べるタイプじゃないか?』


 動物博士はいないらしい。


『ケイブ、知ってるか?』


『知らないっス、村の近くにいた種じゃないから森に棲んでるタイプじゃないと思うっす』


 狩人っぽいケイブも知らないと言う。


 実際に中にいる魔物や動物の詳細は下級魔族達から見て、脅威にならないレベルの魔物は教えてない。


 頼られるのもいいが、それは後半の方がいい。


『その辺のヘビやら虫やらは通路で見たが、魔物はフルーノしか見なかったな。他の魔物はこの道に近づかない様子に見えた』


『まだ楽観視は出来ないっスけど、こちらも同じように感じたっす。あと森の手前で道の横が広場になっている地点があったっす。盛り上がった岩から水が湧き出ていたっす』


『湧水?』


『一応汲んで来たっす。毒物が入っている感じは無かったっす、しっかり冷えててまるで山深い場所で汲んできたようなすっきりした水っした。流石に入念に罠の有無は確認したっすよ?』


 そもそも罠は景品展示場の防衛戦力と鉄鬼兵達のユニーク個体しかないからなぁ。


『ふむ、ならば兵士長。外で待機している兵士達を中に入れてくれ、草原地区の探索を行う。連中が下りてきたら我らは先に進もう』


『了解しました』


 兵士長が洞窟の中へと戻り、すぐに人を入れて来た。


『冒険者連中が選別を終えていました。彼らも中に入れてよろしいでしょうか』


『草原地区までは許可を出して構わない。出入りする人間のチェックだけは忘れるなよ』


『心得ております』


 兵士長の後ろからせわしなく兵士達が入って来た。


 あらかじめチーム分けをしていたようで、迅速な動きで草原エリアへ散らばっていく。


 その後で仮設のテントのような基地を設営する兵士達。地面に固定をしようと杭を打つが、道はダンジョンの施設扱いの為刺さらない。


 困った顔をしていたが、すぐに道の横の草原に移動して試した。


 うん、そこなら刺さるよ。


『さて、我々は森まで進むぞ』


『『『 了解 』』』


 領主指導の元、先に進む。


 次のエリアは森林エリアでも、難易度の低いエリアだ。


 出てくる魔物は弱く、ノンアクティブばかり。


 しっかりと区切りがついている訳ではないから分かり難いけどね。

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