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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
夜会に集うダンマス達
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ぶ、ぶひいいいい!

「ほほほほほ、デンドリちゃ~ん。久しゅうですわ~ん」


「セレスティアーネ様、ご無沙汰しております! 今日もお美しい、あなたの美しさをこの程度の言葉でしか表せない自分を恥じるところです」


 そのままトド男と話してたら、肉の塊がこっちに来た。


「変わった子供と話してるわね~ん? 妾にも紹介してくれないかしら~ん?」


 女性型のオークは先日こちらに攻め込んできたオークの中にもいたけど。で、でかい!


「今年の新人にございます。二人とも、ご挨拶を」


「あ、ああ。えっと、斎川です」


「ミルフィーユ=ウィンディアよ」


 屈んでオレ達の顔にそのでかい顔を近づけてくる、そして鼻をスンスン言わせている。


 嗅がないで欲しい。


「よろしくね~ん。妾はセレスティン=アーレンバッハよ~ん? セレスティアーネ様って呼ぶことを許すわ~ん」


「よろしくお願いします」


「よ、よろしく……」


 名前より長くなってるじゃん!


 てかミルフィ、おっかないのは分かるがオレの背中に隠れるんじゃない。


「セレスティアーネ様、ダンジョンの方はいかがですか?」


「好調よ~ん? 最近は南から侵入者が多く来てるわ~ん。どーも妾のダンジョンでお肉を集めてるみたいよ~ん。戦争でも近いのかしら~ん?」


 戦争特需的な?


「妾のところは~ん、そろそろ30層に到達しそうね~ん。」


「それは素晴らしいですね! 50層も見えてきそうですな」


「そうよ~ん? 2人は新人でしょ~? どうなのよ~ん」


「20層よ!」


 ミルフィがここぞとばかりに(薄い)胸を張る。


「あら~ん。有望ね~ん? そっちのボクちゃんは~?」


「……6層です」


「あらあら~、たった6層~? じゃあもっと頑張らなくちゃね~ん? でないと次はお呼ばれされないわよ~ん?」


 あー、こいつ。目の奥で笑ってるな。


 6層って部分も強調してくるし。


「デンドリちゃんも~、ミルフィーユちゃんも~。もっと上を目指さないと~いけないわ~ん」


「ご歓談中の所、失礼するよ」


「あら~ん? 田中さま~ん。そ・れ・にぃ~?」


 挨拶が一通り終わったのか、田中さんが人を連れてやってきた。


「ふーむ。どうにも記憶にないな。本当にこいつがそうなのか?」


「まあ本人が言ってるんだから間違いないと思うよ」


 連れてきたのはライオンの顔をした獣人。


 なんで特攻服?


「ん? ああ、田中さん。彼って」


「ええ、私たちが呼ばれた時に一緒に呼ばれた……」


 ライオンマスク(仮名)さん!


「おい、あの時にいた一人か」


「一応ね。最近まで眠ってたんだけど、ようやく活動出来る様になったんだ」


「ほーう? あの時のメンバー……すまん、そもそも昔過ぎて覚えてない」


「ははは、実は私も斎川さんを見ても全然ピンときませんでした」


「オレから見ればほんの数週間くらい前の記憶なんだけどね。あの時いたのが、オレとライオンさん」


「シルドレだ」


「失礼、シルドレさん。田中さんに、バッタのお姫様。でっかい女子高生に猫娘だね」


「あー、そういえばそんなメンバーだったっけか」


「言われるとそんなような……違うような?」


 挨拶もせずに話し込みだすオレ達。そんなオレの服を後ろから引っ張るミルフィ。


「ん?」


「あんた、何普通に話してるのよ。あの方と知り合いなの?!」


「んー。あんまり話した記憶はないんだけどねぇ」


「どういうこと~ん? あの時って~?」


「俺やタナカが召喚された時の話だ」


「そういえばお二人は同期だって話、昔聞いたわね……」


「ちょっと待て、お前は……」


「オレもこの2人と同期……になるのかな?」


 ブランク150年あるけど。


「「「 ええぇ~~~!!!? 」」」


「ブヒッ!!?」


 ミルフィ、トド、オーク女帝だけでなく、聞き耳を立てていた他のマスターからも驚きの声があがった。

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