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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
夜会に集うダンマス達
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ケモナー様方でもトドは守備範囲外であることを祈るっ!

『……まさか、3人が一緒にいるとはな』


「オレ以外の連中も話が聞きたいらしくってね」


『まあ……それはいい、それはいいが…………』


 オレ達の後ろに視線が行く。


 ニコニコ笑顔で紅茶をすするエメラ様。うん、気になりますよね。


『ご無沙汰しております、エメラ様』


「ぶっちー、久しぶりね」


『ええ、本当に……。どうしてそちらに?』


「美味しいお茶を頂きに来ましたの。それと可愛い子を愛でにね」


 膝にはウチのコロが鎮座しております。


「こんな可愛い子を隠していたなんて、ほんとあゆむんは罪深いわ」


「意味は分かりかねますが、コロは可愛いです」


 あと隠していた訳ではなく、その子第一階層のボスです。


 そこを守っていたんです。


 仕事してたんです。


『ははは、変わりませんな』


「ぶっちーも30年くらい前は可愛かったのに」


『生まれたての生き物はどれも可愛いものですよ』


 驚くほど前の話のようだった。


「いくら私でも見境なく可愛がりませんー。生まれた時から筋肉だるまだったり、毛むくじゃらで毛に毒針を隠しているような子は嫌いですー」


 それ好きな人中々いないよね!?


「オレっち、可愛いだなんて親以外に初めて言われたさ」


「あ、あたしは言われ慣れてるんだから! あたしが可愛いのは、ああああ当たり前よね!? そそそ、そうよね!?」


 牛フェチな人は相当だと思う。


 あと、ミルフィ。どもりが酷い。


『……それで、連絡をしてきたという事は何か知りたい事があるのか?』


「まあそうだね」


 後ろの二人は無かったことになった。


 各ダンジョンマスターの勢力図や危険視しなければならない相手などの情報はお金やDPでは手に入らない物だ。


 トド男はオレ達の後ろでお菓子を食べるエメラ様に視線を向ける。


『なるほど、大した策略家だな。まさか情報を得るのに神まで利用するとは』


「え? あ! ふふん! そうでしょそうでしょ!」


「なるほど、エメラ様の前で嘘の情報を流すのはリスキーさ」


 おお! 考えてなかった!


『ふ、ふはははははは! どうやら我は汝らをまだ侮っていたようだ、昨日で随分懲りたつもりだったのにな……いいだろう!』


 なんか琴線に触れたらしい、大爆笑。


『だが我もすべてのダンマスを知っている訳じゃないし、我の知っている情報も正解とは限らない。それでいいか?』


「もちろんさ、情報の精査はこっちでするさ。言えない事、関われない事はその旨言えないと言えばいいさ」


 レイっちが一番知的だ。牛なのに。


『じゃあ何から話すか。我の知っているダンマスについて……夜会の常連についてか』


「頼みます」

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― 新着の感想 ―
[良い点] この牛、つくづく理知的だ。
[良い点] 更新乙い [一言] ボラ〇ーン=サンっていう……ね? あと、牛さんは可愛い
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