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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
塔の管理者になりまして
1/235

01

久しぶりの投稿です。


完結させられるかなぁ…。

「ただいま…っと」


「うむ。おかえりだ」


「は?」


「まーた日本人か。お前らの住んでる日本。扉多くね?」


「えーっと…?」


 自宅の扉を開けて家に入ったら。なんか見知らぬ子どもが立ってるんですけど。


「自宅じゃねーな」


「あ…、あー…。何処だ」


「まあ座ってな! 次が来るから」


「うあ、なんかすいません…え?」


 後ろを振り向くと、自分が入ったはずの自宅の扉は無く、代わりに見慣れない木のドアが立っている。


「見てないで座ってろって」


「えー、はい」


 なんか分からないけど、逆らえない気がする。

 でも現状そのままって言うのもなんかなあ。


「余計な事は考えるな、斎川」


 あ、はい。


 …あれ?! オレ名乗ってないよね?


「知ってるぞー。斎川歩さいかわあゆむだろ?」


 !?


「今年で28歳、誕生日は先月だったな。血液型はB型、独身。身長は163cmで体重は63kg、住所は…」


「あ、ハイ。なんかすいません…斎川おとなしく座ります」


「よろしい」


 オレはおとなしく着席。


『ギイ…』


「ぬ、ここは何処だ…」


 見慣れぬ木の扉から出て来たのは立派なライオンマスクを被った2m以上間違いなく身長があるだろうムキムキのプロレスラーだ。


「ありゃ素顔だしプロレスラーじゃねーけどな」


 まただ。心が読めるって奴かっ?!


「ようこそシルドレ。お前さんも座ってな」


「ぬう、何故だっ! 逆らえる気がせぬ!」


「ああ、自分と同じっすね…」


「貴様もか?」


「はい。取りあえず大人しく座ってましょ」


「むうんっ! 無理か…やむを得まい」


 ライオンマスク(仮名)さんは椅子を引いて着席。


 …やっぱでかいぞこの人。椅子大丈夫?


「はい、次の方ー」


「え? 何ここ…」


 今度入って来たのは中肉中背のおっさんだ。


「田中先生も座っとけ」


「え? わっ! えー、はい」


 一瞬こっち…というかライオンマスクさんをみて驚くスーツ姿のおっさん。


「なんでスニーカー?」


「すにーかー?」


「えーっと、あはははは」


「次」


 また扉が切り替わると、今度はドレス姿の…バッタ?


 えー…バッタプリンセス?


「ギチギチギチギチ」


「威嚇すんなナラーリア嬢。座っていなさい」


「ギチギチ…」


「座る!」


「は、はい! 申し訳ございません」


「うむ。良い子にしな」


 バッタプリンセスさんはオレの対面に着席。


「ギチギチギチ」


「や、普通にしゃべってください。怖いです」


「つぎつぎー」


 今度は壁が現れた…。見上げるとドアノブがついていた。


 壁じゃなくてドアなのか。


 ズシンッ! ズシンッ!


 現れたのは規格外のサイズの………女子高生?!


 ガ○ダムサイズかよ!?


「おお、玲奈は巨人族か! ちいと待て。椅子が小さい」


 オレ達を案内? してる男の子が手を軽く振ると、大きな椅子がバッタプリンセス(仮名)さんの後ろに現れた。


「えと、ありがとうございます」


 めっちゃ声可愛い! でもデカイ!


 座っているのに、バッタプリンセス(仮名)さんの頭の位置が靴下以下だ。


 …あとデカすぎてスカートの中が見えそう…。


 なんとなく視線を外す。


「………小人?」


 そっちがでかいんだよ! と思ったのはオレだけじゃないと思う。


 バッタプリンセス(仮名)さんの口元がめっちゃギチギチ言ってるし…あんなの後ろいたら怖いよね。


 冷や汗かいてるし。


「席変わりましょうか?」


 こっからだとパンツ見たくなるし。


「有難うございます…すいません、お願いします」


「正面から見るのも怖いですけどね」


「えー…と。それでもお願い致します」


バッタプリンセスさんと場所を交換。


「ラスト!」


 気が付くと、ジャイアント女子高生が入って来た扉は消えて、普通のサイズの扉が。


「にゃ? どこにゃ?」


「ほいほい、おかえりー」


「ちっ、混ざりものか」


 ライオンマスク(仮名)さんが舌打ちをする。


 薄着のへそ出しルックの…猫耳娘だ。


「にゃあ! 純血種にゃ! 初めてみたにゃ!」


「なんだとっ!?」


「はいはい、お静かにー」


 男の子が言うと二人が姿勢を正す。


「エイミーも座れ」


 静かにと言われたからか、コクコクと頷いて着席。


 男の子はスキップ混じりにお誕生日席に。


 そして席の横につくと、じっとこっちを見る。


「…どうぞお掛け下さい」


 椅子を引いて、脇から持ち上げて座らせる。オレの意思じゃないよ?!


「ご苦労」


「いえ」


「さて、そんじゃお待ちかねの説明タイムだ」


 いつの間にか、机の上にそれぞれの飲み物が用意されていた。


 …女子高生の飲み物でかいな。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] でっかい女子高生! いや、サイズでの比較が出来ないから中学生の可能性もあるな。
[良い点] 圧倒的胸囲
[一言] 計算はザルです。気にしないでください。で気に入ったので読ませていただきます 楽しみです
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