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いつかの夢と僕らの日常  作者: 古屋
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二章 十六話 それぞれの道

────冬陽視点


どうせなら、巨大な罪で世界を呪おう。準備しなきゃ。……はは。なんだろ。視界が滲んで見えないや。あれれ、さっきは大丈夫だったのに、今になって辛くなってきたよ。


ああそっか、そうだったんだ。やっと思い出した。いや、認識できた。父さんの最期に近い、というか、あの日あの子に見せてもらった僕の記憶を。少し前にも上澄みを見たけれど、そうだったんだね。


僕は父さんと同じ痛みを経験していたんだ。まだ生きてるんだから、これ以上犠牲者を出さないようにしないと。


────夏希視点


あっ、慣れた。これ以外といけるわ。これならここでの修行は早く終われそうやんね。


しっかし、罪が染める存在なら、こっちも染められると思うんやけど……難しいんよな。いっそのこと、罪を背負ったまま、応用でき……るわ。そうや、罪を扱えるようになれば、染められもしないんやないの?


あれと同じで《もの》にできれば、きっと、もっとずっと近づける。探し物はここにはないから。


────春視点


ん、なにここ。なんかめっちゃ懐かしい。


『姉妹女神ルシャナとリルシア』


んー…………ルシャとリル?……え、わかんない。でもなんかめっちゃ引っかかる。もしかして昔一緒にいたことある??え、なんで。僕は僕なのに。神様じゃないのにこう思うの??


……いや、保留、かな。はやく他の情報も探さなきゃ。


「神喰らい、ここ保留リストに入れて。後でもっと詳しく探るから」


────秋斗視点


……よし、力の流れは感じられるようになった。こうやって見ると、色々なものに力が宿ってるのがわかるな。きっと、この状態なら泉の奥だって明るいんだろ、う??


え、なんでどす黒いんだよ。んでもやもやしてるのはわかるんだけど、なんだよこれ。


『罪、ですね』


ゼロ?


『はい。私です。この泉は、あなたが囚われている罪を反射しているんですよ』


俺の罪?なんだそれ。


『試しに、呼んでみますか?』

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