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いつかの夢と僕らの日常  作者: 古屋
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二章 二話 縁

────やなぎ 波瑠はる視点


「気がついたか。波瑠」

「うん。……みなと、なんで僕の意識が残ってるの?」


あの日、確かに全部を睹したはずなんだけどな。


「悪魔との完全な契約は口約束じゃ成立しない。俺は悪魔が見えるお前に名前しばりを与えられたから共存してただけだ。それと、悪魔を長い時間見た人間は、生きていれば悪魔になる。時間がきて、お前は人間じゃなくなったんだ」

「春は僕のことを忘れてくれた?」

「いや、無理だった。今ならあいつと会えるはずだ。会うか?」

「……うん」


あまり乗り気はしないけど、せっかくなら会いたいから。


「小春は俺たちの上司に当たるんだ」

「どういう意味?」

「小春は神様の卵で、神様になるなら地獄を治める役職をくれって譲らなかったらしいぞ。さて、この部屋だ」


湊は扉をノックした。


「どうぞ」


扉を開け、湊だけが中に入る。湊の影から中を覗く。……部屋の中央には机があって、本棚に囲まれている。え、これ……春くん??


「どうしたの?」

「勉強中すまないがこいつを見てくれ」


湊に手をぐいって引っ張られた。


「……ん?!波瑠くん!てか湊もいたの?うわー、久しぶり!」


あんまり驚いてないんだね。てかなんか大人びたね。


「小春くん、元気そうだね。久しぶり」


あまり、時間が経った感覚や記憶はないんだけどな。


「そりゃ僕は元気だよ。波瑠くんは?体はもう平気なの?」

「……体調はいいんだけどね、気づかない内に悪魔になってた」


ははは。不思議だね。


「ってことは二人は僕の部下ってことになるんだね。よろしくね!!」

「小春、なんでそんなに驚かねえんだ?」

「あー、僕の大学で仲良くしてる友達、1人は魔女で1人は吸血鬼で、最後の1人はちゃんと人間なんだけど、魔女と神に半分染まってるんだよね。それに僕だって神様になっちゃったし……波瑠くんも悪魔になっちゃってるし、ね?」

「……なんか大学って凄いところだね」


やっぱり、小春くんは面白いな。……もう大学生なんだ。少なくとも、一年は経ってるんだね。


「ちげーよ! お前らが化け物なだけだよ」

「あ、1人こっちに来てるんだよね。一緒に遊びに行こうよ!」

次話更新→8/20 00:00

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