一章 三十九話 報酬
────冬陽視点
つまーんなーいのー。
【試練のクリア報酬は応用と限定という能力だ。得点ボーナスで碧希冬陽に文字魔法。須獰夏希に掌握。結翔春の素質を能力化し、安定して使えるように。笑声昇華という能力だ。神城秋斗は現所持能力の強化及び限界の撤回。これらの報酬は碧希冬陽のような能力でコピーすることは不可能だ。新たな能力が馴染むまで既存の能力すら少しは使いづらい状況になるが、使えないわけではないので我慢してくれ】
つまーんなーいのー。
【それと、簡易的なのだが、ステータスが表示できるようになった。そこに証が追加された時はアナウンスで知らせてくれる。あ、これは設定次第でオフにできるぞ。そしてそこに表示される証には現在の立ち位置と、叶えられる可能性のヒントが込められている。まあ、どのようなものかは人による】
「みせあいっこしよー」
きゃっきゃとみせあいっこする。あーー。温泉旅行行きたいって話してたよね。なんか疲れたから温泉入りたい。疲労は王に回復してもらったけどそういうことじゃないからね。
「てかデメリットは試験受ける前に先に言っとけよ」
【そ……我が主、改変の魔女に気をつけるがよい。主は退屈しておる。それと、これも追加報酬だ。神金といってな、神の加護が宿りやすい素材だ】
目の前に少し透けた金色の延べ棒が現れた。貰っておこうか。てか逃げたぞこいつ。たぶんこれ賄賂的なやつでしょ。
あ、やばい。だんだん音が遠くなってきた。
【……?!まて!これはいかん!まだ終わってはいないの】
まぶたの重さに耐えきれず目を瞑る。音が途切れて、視界は黒に染まった。
次話更新→7/12 19:00




